「シェアハウスと同棲の違いってなんだろう……」
と考えている人は多いのではないでしょうか。
シェアハウスと同棲には、「契約形態」や「初期費用」など多くの違いがあります。またそもそも一緒に住む人がカップルだけなのかなど、同居人との関係性も異なりますよね。
引っ越し先に悩んでいるカップルは、それぞれの違いを理解しておくことでより自分たちに合う暮らし方が分かります。
そこで今回は、
・シェアハウスと同棲の違い3つ
・ルームシェアとの違い
・シェアハウスと同棲をそれぞれおすすめする人の特徴
を順に解説します。
「カップルでシェアハウスに住むのって迷惑かかりそう」と感じるかもしれませんが、違いを知るだけならハードルは高くありません。
今回の記事を参考に、彼氏や彼女と引っ越し先の相談を進めていきましょう!
シェアハウスと同棲の違い3つ
シェアハウスと同棲には、主に以下3つの違いがあります。
(1)一緒に住む人との関係性
(2)契約形態
(3)初期費用や家賃の金額
ひとつずつ見ていきましょう。
シェアハウスと同棲の違い1:一緒に住む人との関係性
1つ目は「一緒に住む人との関係性」です。
同棲は、カップルや結婚を控えている人が多いのではないでしょうか。対してシェアハウスは初対面の人と住むことが多く、新しい人間関係を築くことになります。
また人数も異なり、同棲は2人だけですがシェアハウスは平均3〜7人。大規模シェアハウスでは100人を超えるところもあるほどです。
同棲はすでに長い付き合いのあるカップルがより親密に、シェアハウスは初めて会う多くの人と交友関係を広げていくイメージです。
シェアハウスと同棲の違い2:契約形態
2つ目は「契約形態」です。
シェアハウスと同棲は、契約形態においても以下のように異なります。
・シェアハウス:住人全員が代表者として契約を結ぶ
・同棲:どちらかが代表者として契約し、もう1人は同居人として申告する
契約形態が異なる理由は「入居者同士の関係性が異なるから」。
先ほど同棲はカップル、シェアハウスは初対面の人と住むとお伝えしました。同棲は家計管理も一緒にしていることが多いですが、シェアハウスはそれぞれ個人で家計を持っています。
つまり、支払い源が異なるぶんお互いの家賃を助け合う必要もありません。そのためシェアハウスは個別に契約して、各自で責任を負うシステムなのです。
ただし同棲も「連名契約」を選ぶことで、各自が代表者として契約することも可能です。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
シェアハウスと同棲の違い3:初期費用や家賃の金額
3つ目は「初期費用や家賃の金額」です。
シェアハウスは初期費用が安いため、賃貸マンションに住む同棲よりは出費をおさえやすいです。
実際にかかる金額の目安を見てみましょう。
・同棲:40万〜60万円(1人あたり20万〜30万円)
・シェアハウス:8万〜15万円
シェアハウスは家具家電を自分たちで購入する必要がありません。そのぶん初期費用が10万〜20万円ほど安くなり、10万円以内におさまることが多いです。
シェアハウスの初期費用について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
同棲やシェアハウスの違いをルームシェアと比較
続いては、シェアハウスや同棲をルームシェアと比べてみましょう。
【ルームシェアとシェアハウスの違い】
(1)運営会社の存在
(2)一緒に住む人数や関係性
(3)初期費用の金額
シェアハウスは運営会社が物件を管理しますが、ルームシェアは友達同士と住むことが多いので運営会社を通しません。
またシェアハウスは初対面の人と住むため、新しい友達が増えやすいです。
ルームシェアとシェアハウスの違いについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
【ルームシェアと同棲の違い】
(1)契約形態
(2)入居期間
(3)物件探しの難しさ
ルームシェアと同棲は「賃貸マンションに住む」という点は同じですが、同棲よりも物件探しが難しいといわれています。友達同士はトラブルなどが起きやすいイメージがあり、大家さんや不動産会社から避けられやすいからです。
ルームシェアと同棲の違いについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
ここまでシェアハウスと同棲の違いを解説しましたが、どちらに住もうか悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで次は、それぞれの暮らし方をおすすめするカップルの特徴を紹介します。
同棲をおすすめするカップルの特徴
同棲をおすすめするカップルは、例えば以下のような人です。
・2人で過ごす時間をしっかりと取りたい
・結婚を控えており、入籍後もそのまま同じ家に住みたい
・なるべく広い個室に住みたい
同棲は賃貸マンションに2人で住むので、誰かに気を使ったり干渉されたりすることもありません。
また結婚をする予定でこれからも同じ家に住みたい場合、賃貸マンションでの同棲の方が引っ越しの手間などを省くことが可能です。
シェアハウスをおすすめするカップル
シェアハウスをおすすめするのは、例えば以下のようなカップルです。
・お互い依存しないためにも交友関係を広げて、共通の知人を増やしたい
・初期費用や家賃をおさえたぶん、結婚式や新婚旅行などイベントのために貯金したい
・お互い個室を借りて、適度な距離感を保ちたい
シェアハウスは新しい交友関係を作れるうえに、共通の知人として悩み相談ができることも少なくありません。また生活費をおさえて、結婚式などイベントにそなえたいという人も。
レアなケースではありますが、お互い個室を借りて距離感を保ちながら付き合いたいというカップルも存在します。
部屋は別々でも住んでいる家は同じなので、すぐに会うことは可能。またケンカしたときに各自の個室で冷静に考えることもできるため、結果として関係が良好になることもあります。
カップルのシェアハウス同棲をおすすめする理由など、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
「2人入居可」の賃貸マンションはルームシェア不可なので要注意!
ここまでシェアハウスや同棲についてお伝えしましたが、同棲の場合は「2人入居可」の物件には注意しましょう。
その理由は、以下の2つ。
・夫婦や兄弟のルームシェアはOKだが、友達やカップルでは入居不可なことが多い
・2人入居可の物件は1部屋に2人住むことになるので、同棲ではせまく感じる
カップルでは入居できないことが多く、物件探しに時間をかけすぎないためにもこのような賃貸マンションは省くことをおすすめします。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ シェアハウスと同棲の違いを理解して、自分たちに合った暮らし方を
今回は、シェアハウスと同棲の違いを解説しました。
おさらいすると、シェアハウスと同棲には以下3つの違いがあります。
(1)一緒に住む人との関係性
(2)契約形態
(3)初期費用や家賃の金額
またそれぞれおすすめする人の特徴として、以下をお伝えしました。
【同棲をおすすめする人】
・2人で過ごす時間を確保したい
・結婚した後もそのまま同じ家に住みたい
・なるべく広い個室に住みたい
【シェアハウスをおすすめする人】
・交友関係を広げて、共通の知人を増やしたい
・結婚式や新婚旅行などのために出費をおさえたい
・適度な距離感を保ちながら付き合いたい
これから結婚式などにそなえてお金を貯めたい人、交友関係を広げて恋人との関係も良好に保ちたい人は、シェアハウスがおすすめです。
今回の記事を参考にしながら、自分たちにはどちらの生活が合っているのか考えてみましょう!
またこの記事を読んでシェアハウスに興味を持った人は、以下の記事も読んでみてくださいね。