「ルームシェアしたいけれど、審査って難しいのかな……」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
ルームシェアの入居審査は、はっきり言って通りにくいです。ルームシェアは家賃滞納や急な退去などトラブルも多く、大家さんから嫌がられることが多いためです。
しかし通過しやすくなるポイントを知っていることで、入居の可能性をあげることはできます。
そこで今回は、
・賃貸マンションでのルームシェアの審査とは
・入居審査で落ちる人の特徴
・入居審査を通過しやすくするポイント
を紹介します。
またルームシェアの入居審査が面倒な人への対策もお伝えしていますので、あわせてチェックしてみてください。
賃貸マンションでのルームシェア、審査は難しい?通過のポイントは?
賃貸マンションでルームシェアをする場合、審査は難しくなると考えておきましょう。
基本的に、賃貸マンションでの一人暮らしの審査は、それほど厳しくはありません。もちろん家賃の支払い能力は必要ですが、収入を証明できれば合格することが多いです。
もちろんルームシェアでも、収入の証明は必要です。しかしルームメイトとの仲違いなどからトラブルが起こる可能性を考えて、入居を避ける大家さんが少なくありません。
その理由は、以下の通りです。
・誰かが家賃を払えなくなると、ほかのルームメイトが払うことになる
・ルームシェアは大きい部屋に住むので家賃が高く、1人ではなかなか支払えない
・連帯保証人がルームメイト分だけ存在するので、責任の所在を追求しにくい
・「友達」「ルームメイト」という間柄は信頼関係を証明できない
「ルームシェア」となると、入居審査を厳しく考える大家さんや不動産会社が多いのです。
そのため審査に通過するためには、以下の証明が必要です。
・契約期間はルームシェアを解消しない証明
・仲違いしてもしっかりと家賃を支払う証明
・トラブルを起こさない人物である証明
入居審査の中で、大家さんや不動産会社の不安をしっかりと解消しましょう。
ここまでルームシェアの審査の難しさをお伝えしました。
通過するにはいくつかポイントがあると同時に、落ちやすい人も存在します。その特徴を次で紹介しますね。
ルームシェアの審査で落ちる人の特徴5つ
ルームシェアの審査で落ちやすいのは、例えば以下のような人です。
・会社員だが、勤続年数が短い
・ルームメイトの職業がみんな自営業など、不安定である
・連帯保証人の両親が退職しているなど、収入を証明できない
・収入に対して家賃が高すぎる物件を申し込んだ
・相談や見学のときの態度が大きかった
大きなポイントは「収入、家賃の支払い能力を証明すること」。ルームシェアの場合、誰か1人でも給料が高くて安定した職業や企業で働いている場合、審査に通ることもあります。
この審査の通りやすさは、ルームシェアの契約方法によっても異なります。
詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
上記のような落ちやすい人の特徴は、審査の中でアピールすることで解消できます。
そこで次は、審査の流れを簡単に見ておきましょう。
賃貸マンションの審査の流れ:ルームシェアも一人暮らしと同じ
賃貸マンションの審査の流れは、以下の通りです。
(1)不動産会社で物件を探す
(2)物件を見学して、必要書類を提出する
(3)入居審査で1〜2週間ほど結果を待つ
(4)審査が通ったら、契約内容をチェックして本契約する
(5)引越しの準備をして入居する
基本的には一人暮らしの審査と変わりません。ただしルームシェアの人数分の審査があるため、時間は2週間以上かかることもあります。
そしてルームシェアするには、この審査の中で「信用できる人物であること」の証明が欠かせません。
次で通過する3つのポイントを紹介します。
ルームシェアでの審査のポイント1:安定した収入の証明
1つ目は「安定した収入を証明すること」です。
先ほども、審査に落ちやすい人の特徴として「収入面」をいくつかお伝えしました。それほど家賃を支払えるかどうかのポイントは、大家さんにとって重要です。
基本的には、以下の対策を心がけましょう。
・給料明細や源泉徴収票など、用意できる書類はすべて提出する
・ルームメイト全員が収入証明の書類を、なるべく多く提出する
・家賃は収入の3分の1にする
そもそもの家賃を低くするのはおすすめです。例えば収入が20万円ならば、1人あたり5万〜6万円の物件にするなどです。
また「滞納歴」などにも注意しましょう。クレジットカードやローンに滞納歴があると、審査に落ちることも少なくありません。借金や滞納がある場合は、そちらの返済を優先してください。
無職や学生の場合、ルームシェアは厳しいのかと思うかもしれません。その場合でも、以下の方法で安定した収入は証明できます。
・預金通帳などのコピーを提出する
・連帯保証人の収入を証明する
あきらめずに、支払い能力の証明をしっかりと行いましょう。
また審査では連帯保証人の収入証明もチェックされます。詳しくは以下の記事をご一読ください。
ルームシェアでの審査のポイント2:トラブルを起こさない人柄
2つ目は「トラブルを起こさない人柄であること」です。
実は賃貸マンションの入居契約では、不動産会社に相談したときの様子から人柄をチェックされていることがあります。トラブルを起こしそう、面倒な人だなという印象を与えると、入居を断られかねません。
特にルームシェアはルームメイトと仲が悪くなると、誰かの家賃負担が大きくなります。そうすると払えなくなることも多く、オーナーさんが困ります。
トラブルを起こさない、温厚な人柄に見えるだけでも「大丈夫そう」と思ってもらえるもの。結果として、審査に通りやすくなるのです。
例えば、以下のようなふるまいを心がけてみてください。
・ハキハキとあいさつする
・笑顔で対応する
・書類の提出など遅れそうなときは早めに連絡する
温厚に、誠実に対応することで安心感を与えることができます。
ルームシェアでの審査のポイント3:キャンセルする可能性がない
3つ目は「入居をキャンセルする可能性を感じないこと」です。
ルームシェアや一人暮らしでは、審査に通過してからキャンセルする人もいます。基本的には初期費用を支払うまではキャンセルの権利があるので、入居をやめること自体は問題ありません。
しかしこれまで準備をすすめていた不動産会社、入居者が増えると思っていたオーナーさんはどうでしょうか。あまり良い気持ちにはなりませんよね。
キャンセルは、よほどのことがない限り避けましょう。また契約前、「〇〇日には入居します」など、確実に入居することをアピールするのもおすすめです。
ここまでルームシェアの審査が通りやすくなるポイントをお伝えしました。
しかし審査のポイントを読んで「大変そう……」と感じた人も多いかと思います。
審査をスムーズにしたい人には、シェアハウスもおすすめです。次で詳しく紹介しますね。
ルームシェアで審査なしの物件はゼロ、シェアハウスも検討してみて
ルームシェアで審査なしの物件は、基本的にはありません。あらゆる物件で審査は実施されるため、確実に入居できる保障をするのも難しいです。
対してシェアハウスでは、審査はありますがそれほど厳しくはありません。必要書類の提出、人柄など判断ポイントも同じですが、賃貸マンションの入居とはチェックするポイントもまた異なります。
一人暮らしよりも協調性などが重視されるため、収入よりも人柄を大きく重視するためです。
ルームシェアでは審査に落ちた人が、シェアハウスでは審査に通過することも少なくありません。
詳しくは以下の記事で解説していますので、ご一読ください。
まとめ ルームシェアの審査はポイントをおさえると入居しやすい
今回は、ルームシェアの入居審査について解説しました。
おさらいすると、ルームシェアの審査で落ちやすい人の特徴は以下の通りです。
・会社員だが、勤続年数が短い
・ルームメイトの職業がみんな自営業など、不安定である
・連帯保証人の両親が退職しているなど、収入を証明できない
・収入に対して家賃が高すぎる物件を申し込んだ
・相談や見学のときの態度が大きかった
そして審査に通過しやすくなるためのポイントとして、以下の3つをお伝えしました。
・収入を証明する
・人柄をアピールする
・キャンセルの可能性を感じさせない
ルームシェアはポイントをおさえることで、審査に通過しやすくなります。
またルームシェアは入居審査に通過してから、友達とトラブルなく過ごすことも大切です。
そのポイントを以下の記事にまとめましたので、気になる人はチェックしてみてください。