「ルームシェアの体験談を知りたいな……」
と考えている方は多いのではないでしょうか。
ルームシェアの体験談は、ネットで見ることができます。これからルームシェアを始める人が体験談を調べておくことで、実際の共同生活をしっかりとイメージできることが多いです。
また体験談からよくあるトラブルや対策も分かるので、結果としてルームシェアをうまく進めることも可能です。
そこで今回は、ルームシェアでよくある3つの体験談を紹介します。
またルームシェアのメリットやデメリット、シェアハウスとの違いも解説しますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
ルームシェアの体験談1:生活費の節約
1つ目の体験談は「生活費が節約できた」というものです。
OLのAさんは、社会人になってから知り合った同性の友人Bさんと、賃貸マンションでルームシェアを始めました。もともとAさんが住んでいたマンションの契約更新のタイミングを使って、契約内容を変更し、2人での入居として再契約しています。
ふたりともルームシェアが初めてで不安もありましたが、お互い適度に気を遣う性格だったので、ちょうど良い距離感で生活できました。
また何よりもお互い料理が好きなこともあって、自然と折半して2人分の食事を作るようになります。2人とも「限られた食費の中からやりくりしよう」という気持ちが強かったので、結果的に食費が節約できるようになりました。
他にも家賃はもちろん、水道光熱費や日用品も折半することで節約が実現します。その結果、1年後には2人とも50万円を超える貯金を成し遂げました。
ルームシェアは家賃や水道光熱費を割り勘することになるので、結果として生活費を節約できることは多いのです。
ルームシェアの体験談2:家事の分担
2つ目の体験談は「家事の分担がうまくいかなかった」というものです。
学生のCさんは、同じ大学に通う友人Dさんと生活費の節約を兼ねて、ルームシェアをすることにします。お互い一人暮らしに寂しさを感じていたので、はじめは楽しく共同生活をしていました。
ルームシェアにおいて、2人は家事の分担を決めていませんでした。お互い自炊をしなかったので、分担する必要はないと感じたのです。
しかし、家事は料理だけではありません。掃除や日用品の買い物、ゴミ捨てなど、毎日さまざまな家事が発生します。分担しなかったことで家が散らかりはじめ、お互い「何で片付けないの?」と険悪な雰囲気に。
細かいことからケンカが増えて、結果的に大学卒業を前にしてルームシェアを解消することになりました。ルームシェアでは家事の分担をしっかりと決めていないために、ケンカに発展することが多いです。
おすすめの対策は「ルールを決めておくこと」。
例えば、
・掃除は週に1回交代
・日用品の買い出しは月ごとに交代
などです。
分担を決めておくだけでも、家事はスムーズに行えるでしょう。
ルームシェアのルールについて、詳しくは以下の記事をご一読ください。
ルームシェアの体験談3:家賃問題
3つ目の体験談は「ルームメイトと家賃に関するトラブルが発生した」というものです。
Eさんは学生時代からの友人と、2LDKの賃貸マンションでルームシェアをしていました。部屋の家賃は毎月8万円なので、折半して1人あたり4万円を支払うことに。友人のFさんが支払い先である大家さんの口座に振り込むことにしました。
EさんはFさんに毎月4万円を渡し、特にトラブルなく生活していました。
しかし半年後、大家さんからなぜか「家賃を払ってください」との連絡がきます。おかしいと思ってEさんがFさんに尋ねると、「実は払っていない」と言われてしまいます。
実はFさんは、Eさんからもらった家賃を自分の生活費として使っていたのです。
Eさんはしっかりと家賃を支払っているうえに、この部屋の契約者は幸いにもFさんでした。そのため家賃の請求先はFさんとなり、Eさんは退去することに。結果として、さらなる家賃の支払いを免れました。
このように「ルームメイトが家賃を支払っていなかった」など、お金のトラブルが起こる可能性は十分あります。
対策は「家賃の支払い方法を工夫すること」。例えば以下の通りです。
・家賃の支払いを共通の口座引き落としにして、全員がその口座に毎月の家賃を振り込む
・ルームメイトに家賃を渡した証明として領収書を発行しておく
家賃を共通口座からの引き落としにすると、ルームメイトが自分の支払額を入金しなければ、家賃の引き落としはできませんよね。必ず引き落とされるうえに支払っていない人がすぐに分かるので、先ほど紹介したような金銭トラブルは避けられます。
また証明書を発行しておくことで、「自分が家賃を支払ったこと」は証明可能です。後から再び請求されることを避けられるので、安心かと思います。
また家賃の支払い能力は、賃貸契約にも関係してくることが少なくありません。
詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
ここまでルームシェアの体験談を紹介しました。
一見すると大変そうに感じますが、ルームシェアにはメリットも多いです。次で詳しくお伝えしますね。
ルームシェアのメリット
ルームシェアのメリットは、例えば以下のようなものです。
・生活費を節約できるので、貯金しやすい
・人と住むので寂しさを感じにくい
・低価格で広い家に住める
先ほどの体験談でも紹介しましたが、複数人で住むことで家賃の節約につながります。また一人暮らしとは違って家に誰かがいるので、寂しさをほとんど感じません。
特に仲が良い友達であれば、気を遣うこともなく楽しく暮らせるでしょう。
ただし、ルームシェアにはデメリットもあります。次で詳しく紹介しますね。
ルームシェアのデメリット
ルームシェアのデメリットは、例えば以下の通りです。
・プライベート空間が少なくなる
・騒音などに悩むことがある
・仲が悪くなるとルームシェアを解消することになる
ひとつの部屋に複数人で住むので、完全に1人になれる空間はほとんどありません。個室にいても隣室の物音が聞こえることもあるので、ストレスを感じることは多いです。
またトラブルが起きると、結果的にルームシェアを解消する人も少なくありません。楽しいはずの共同生活が、苦い思い出になることもあるようです。
楽しいことは多いですが、お金の管理などトラブルが起きやすくもあるので、注意しましょう。
このようなトラブルを防ぐ方法について、詳しくは以下の記事をご一読ください。
そして共同生活はルームシェア以外に、シェアハウスもあります。次でルームシェアとシェアハウスの違いを簡単に紹介しますね。
シェアハウスとの違い
シェアハウスとは、専門の運営会社が管理する物件に複数人で生活する暮らし方です。物件にもよりますが、鍵付きの個室が用意されていることが多いです。
ルームシェアとの違いは、以下の通りです。
・初対面の人と住むことが多い
・鍵付き個室であればプライベート空間を確保できる
・家賃は個別に支払うので金銭トラブルは避けられる
対して、ルームシェアと同じ点は以下です。
・家賃など生活費は一人暮らしより節約できる
・低価格で広くて設備も豪華な家に住める
・寂しさを感じることが少なくなる
シェアハウスについて、さらに詳しく知りたい人は以下の記事をご一読ください。
まとめ ルームシェアの体験談を知ってトラブルにそなえよう
今回はルームシェアでよくある3つの体験談とトラブルが起きたときの対策をお伝えしました。
おさらいすると、紹介したのは以下の3パターンです。
・生活費を節約できた
・家事の分担がうまくいかなかった
・家賃を支払われていなかった
ただしルームシェアは、トラブルだけではありません。メリットとして、以下の3つをお伝えしました。
・生活費を節約できるので、貯金しやすい
・人と住むので寂しさを感じにくい
・低価格で広い家に住める
体験談を見るとトラブルが多く感じるかもしれませんが、メリットや対策を知っていれば楽しく生活できるはずです。
また初めてルームシェアをするときは、うまくいく方法を調べておくのもおすすめです。
初めてのルームシェアをうまく進めるコツについて、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。