「シェアハウスに住みたいけれど、入居審査ってどんな感じなんだろう……」
と考えている人は多いのではないでしょうか。
シェアハウスにも入居審査はあります。しかし賃貸マンションと比べるとスムーズにすすむことが多く、ポイントをおさえていれば入居できる可能性は高いです。
とはいえ、具体的にどのような流れで入居審査がすすむのかは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、
・シェアハウスと賃貸マンションの入居審査
・シェアハウスの入居審査でチェックされる2つのポイント
・シェアハウスの入居審査における注意点
を解説します。
まずはシェアハウスの入居審査を、大まかに理解しましょう!
シェアハウスで入居審査なしの物件はほとんどない
まずシェアハウスでも入居審査はあります。反対に「入居審査なし」という物件は、ほとんどありません。
その理由は「シェアハウスでも家賃の支払いなど、経済力は欠かせないから」です。
賃貸マンションと同じように、仕事をしていなければ家賃は払えませんよね。そのため入居審査を通して、希望者の経済力を判定しています。
ただしシェアハウスの入居審査は、賃貸マンションの入居審査よりも優しく、通りやすいといわれています。
賃貸マンションの場合は「不動産会社」「大家さん」「保証会社」の3つの組織でチェックしますが、シェアハウスは「運営会社」のみで判断することが多いためです。
ちなみに入居までの流れは、以下の通り。
(1)気になるシェアハウスを見学する
(2)入居に必要な書類を用意する
(3)審査に通過したら、初期費用をふり込む
(4)カギを受け取る
(5)シェアハウスに引っ越す
入居審査までの流れについて、詳しくは以下の記事で解説しています。気になる人は、あわせてチェックしてみてください。
シェアハウスと賃貸マンションの入居審査の違い
続いては、賃貸マンションとシェアハウスの入居審査を比べてみましょう。
賃貸マンションは、以下の通りです。
【賃貸マンションの入居審査の流れ】
(1)不動産会社で物件を探す
(2)気になる物件を見学して、手続きを申し込む
(3)入居審査で1〜2週間ほど待つ
(4)審査が通ったら、内容を確認して契約する
(5)引っ越しの準備をして入居する
シェアハウスの場合、以下の通りです。
【シェアハウスの入居審査の流れ】
(1)自分でサイトから物件を探し、運営会社に問い合わせる
(2)気になるシェアハウスを見学し、手続きを申し込む
(3)入居審査の書類を提出し、3日〜1週間ほど審査の結果を待つ
(4)審査が通ったら契約する
(5)引っ越しの準備をして入居する
流れはほとんど変わりません。唯一違いがあるとすれば「入居審査の期間」です。
賃貸マンションは1〜2週間ほど必要ですが、シェアハウスであれば1週間以内に終わることがほとんど。
そのため見学から入居までのスピードは、シェアハウスの方が早いです。
ここまで賃貸マンションとシェアハウスの入居審査を解説しました。
基本的には同じですが、実はシェアハウスの入居審査を通過するには、いくつかポイントがあります。次で詳しく解説しますね。
シェアハウスの入居審査でチェックされる2つのポイント
シェアハウスの入居審査でチェックされるポイントとして、
・職業と収入
・人柄
の2つを見ていきましょう。
シェアハウスの入居審査でチェックされるポイント1:職業と収入
1つ目は「職業と収入」です。
先ほど、シェアハウスでも経済力が必要だとお伝えしました。家賃や光熱費の支払いなど、求められることは賃貸マンションと変わらないためです。
そのため入居審査では、以下の書類を通して家賃の支払い能力をチェックしています。
・源泉徴収票
・確定申告書
ただしシェアハウスでは、職業よりも収入の方が重視されることが少なくありません。
というのも、賃貸マンションの入居審査では安定した支払い能力を重視しています。そのため、職業によって以下のことが発生します。
・会社員の方が審査は通りやすい
・個人事業主(フリーランス)などは審査に通りにくい
賃貸マンションは2年契約など、長期の入居を前提としているためです。
対してシェアハウスでは、入居期間に大きな決まりはありません。「退去の1ヶ月前には連絡する」など、連絡さえきちんとしていれば、問題なく退去できます。
家賃も低価格、かつ人の入れ替わりが多いため、入居審査はそれほど厳しくありません。
そのためシェアハウスの入居審査は、フリーターや個人事業主(フリーランス)など、賃貸マンションの入居審査が通りにくい人でも通過する可能性が高いです。
この場合は職業よりも、毎月の収入をアピールするのがおすすめです。
また転職活動中の人は、どれくらい面接を受けているのか、どのような職業を受けているかなど、現在の状況を詳しく伝えましょう。
フリーターがシェアハウスに入居できるかどうかは、以下の記事でも解説しています。気になる人は、あわせてチェックしてみてくださいね。
シェアハウスの入居審査でチェックされるポイント2:人柄
2つ目は「人柄」です。これは、シェアハウス独自のチェックポイントといえます。
というのもシェアハウスでは、複数のシェアメイトと共同生活をすることになりますよね。一人暮らしとは違って、キッチンやお風呂、トイレは共同で使用するうえに、ゴミ捨てなど家事を協力して分担することも少なくありません。
見学のときに愛想が悪くてワガママ、言われたことを守らない場合、印象が悪くなることも。その時点ですでに「この人に共同生活は難しい」と判断されてしまうことがあるのです。
「協調性がありそうな、しっかりした人」という印象を与えた方が、入居は許可してもらいやすいです。
そして人柄は、はじめの問い合わせや見学のときにすでにチェックされています。
希望の物件に入居するためにも、
・あいさつをする
・笑顔で受け答えする
・清潔感のある服装をする
・目を見て話を聞く
・書類の提出期限を守る
など、気持ちの良い対応を心がけてみてください。
シェアハウスの入居審査で注意したいこと:番外編
ここまで入居審査が通りやすくなるポイントを解説しました。
上記で紹介したほかに、以下のことにも気をつけていると安心です。
・性別:「女性限定」など、性別を限定している物件も多いから
・年齢:若い人が多いシェアハウスでは年齢制限もあるから
・ペットの有無:ほとんどがペット不可、ペットを飼いたい場合は専用シェアハウスがおすすめ
・コンセプトに当てはまるかどうか:「エンジニアシェアハウス」「起業家シェアハウス」など、コンセプトがある物件も多いから
上記の項目もチェックしながら、自分にあった物件を探してみてください。
まとめ シェアハウスの入居審査は収入と人柄をアピールしよう
今回はシェアハウスの入居審査について解説しました。
おさらいすると、シェアハウスの入居審査でチェックされるポイントは、主に以下の2つです。
・職業と収入
・人柄
またあわせてチェックしておきたいポイントとして、以下の4つを紹介しました。
・性別
・年齢
・ペットの有無
・物件のコンセプト
シェアハウスの入居審査は、収入と人柄をしっかりとアピールすることで通りやすくなります。
また入居審査に通ったら、次は初期費用を支払います。初期費用も賃貸マンションと異なり、シェアハウス特有のポイントがいくつかあります。
シェアハウスの初期費用について、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。