
シェアハウス生活の魅力は、新しい出会いや楽しい日常ですが、一方で「誰かが病気になったらどうしよう?」という不安を感じる人もいるでしょう。
とくにインフルエンザや新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などについては、感染が拡大しないよう適切な対応をする必要があります。
とはいえ、正しい対応方法や予防方法を知っていれば、過度に恐れる必要はありません。
この記事では、自分やシェアメイトが感染してしまった際に取るべき行動と、日頃からできる予防策について詳しく解説します。
シェアハウスで自分がインフルエンザやコロナに感染したら?

どんなに手洗いやうがいを徹底していても、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症への感染を100%防ぐことはできません。自分やシェアメイトを責めず、適切な対応をしてきましょう。
一番大切なのは、運営会社やシェアメイトへの連絡です。感染したことが判明したら、自身の早期回復に努めるのはもちろん、コミュニティ全体を守るために以下の対応を迅速に行いましょう。
1.運営会社に連絡する
診断結果が出たら、まずは速やかに運営会社やオーナーへ連絡することが大切です。
シェアハウスによっては、感染症発生時の明確なルールが定められています。
専門業者に依頼して共用部を消毒したり、他の入居者への注意喚起を行ってくれたりする場合もあります。
また、運営会社が提携している療養用ホテルを安価に紹介してもらえるケースもあるため、一人で悩まず相談しましょう。
2.シェアメイトに連絡する
一緒に生活しているシェアメイトへの連絡も忘れないようにしましょう。
LINEグループなどを活用し、感染した事実や療養期間など、現在の状況を伝えます。
「迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちも大切ですが、それ以上に「いつから発症したか」という情報を共有することで、シェアメイトが自身の体調変化に注意を払えるようになります。
シェアハウスでは困ったときほど結束が強まるものです。
正直に伝えることで、優しく声をかけてもらえたり、必要なものを差し入れてもらえたりと、共同生活ならではのサポートに救われることも少なくありません。
3.できるだけ自室で過ごす
療養期間中は、自室を隔離スペースと考え、リビングやキッチン、ダイニングなど、共用部の利用はできるだけ避けましょう。
食事については、出前やネットスーパーなどを活用し、キッチンでの調理は控えます。
置き配を指定し、対面での接触を避けることも重要です。また、リグングやダイニングを利用するのは避け、しばらくは自室で食べましょう。
ゴミの処理にも注意しなければなりません。ウイルスが付着している可能性が高い「鼻をかんだティッシュ」や「使い捨て食器」は、自室内に置いたゴミ箱に捨てます。
袋に入れる際は、空気を抜いて口をしっかり縛り、ウイルスが漏れ出さないようにしましょう。ゴミ出しのルールは運営会社の指示に従い、療養期間が終わるまで自室で保管するのが一般的です。
4.マスクの着用を徹底する
トイレやシャワーなど、自室を出なければならない場面では、必ずマスクを正しく着用しましょう。
また、自室の中でも、運営会社の担当者やシェアメイトと接触する際は、マスクを着用するのが基本です。
手指のアルコール消毒なども徹底しましょう。
5.共用部を利用する時間をずらす
水回りの使用は避けられませんが、工夫次第で感染拡大のリスクを大幅に下げられます。
たとえば、シェアメイトがリビングでくつろいでいる時間や、朝の通勤ラッシュ時に利用するのは避けるとよいでしょう。
使用後の消毒も重要です。ドアノブや蛇口、便座のレバーや電気のスイッチなど、自分が触れた場所は可能な範囲で拭きましょう。
また、トイレやシャワー室の使用中・使用後は、換気扇のスイッチをオンにしておきます。次に使う人のために、空気を入れ替えることを意識しましょう。
シェアメイトがインフルエンザやコロナに感染したら?

次に、シェアメイトが感染してしまった場合の対応です。「自分も感染するかも」と不安になるのは当然ですが、パニックにならず、冷静に自分を守りつつ相手をサポートしましょう。
1.感染者の部屋には入らない
どれほど仲がよく、心配であっても、療養中のシェアメイトの部屋に入るのは避けましょう。
感染を防止するため、またシェアメイトが申し訳なさを感じないようにするため、適度な距離を保ちます。
お見舞いの言葉は、LINEやドア越しに伝えるのがおすすめです。
2.換気や消毒を強化する
シェアハウス全体の衛生レベルを一時的に引き上げましょう。感染を予防するためには、換気が重要です。
リビングや廊下の窓をこまめに開け、換気を行いましょう。窓を2ヶ所開けて、空気の通り道をつくるのが理想的です。対角線上の窓を開けると効率よく空気が入れ替わります。
また、ハイタッチポイントのケアも大切です。ウイルスは、手を介して広がるケースが多くあります。
冷蔵庫やドアノブ、リモコンなど、不特定多数が触れる場所を、協力してこまめに消毒しましょう。アルコール消毒液を共用部の目立つ場所に増設するのも効果的です。
3.「非接触」で生活をサポートする
感染したシェアメイトは、体調不良で食事や買い出しができず、肉体的にも精神的にも苦しい思いをしています。
ここでシェアハウスらしい助け合いを発揮しましょう。たとえば、「何か買ってこようか?」とLINEで聞き、飲み物やゼリー、レトルト食品などを差し入れするという方法があります。
買ってきたものは部屋の前に置き、「置いたよ」とメッセージを送るなど、「非接触」でのサポートがお互いにとって安全で親切な方法です。
4.過度な反応をしない
シェアハウスで最も注意すべきは、感染したシェアメイトを過度に避けたり、犯人探しをしたりすることです。
シェアハウスの人間関係が悪化すると、その後の修復に時間がかかってしまいます。誰がどこで感染してもおかしくない時代です。
感染したことを責めるような空気をつくらず、「お互い様だから気にしないで」「ゆっくり休んでね」といったポジティブな言葉をかけましょう。
完治して部屋から出てきたときは、笑顔で「おかえり!」などと声をかけ、よい人間関係を維持することが大切です。
シェアハウスで感染症を広げないための日頃の対策

感染症が発生したときの対応も重要ですが、日頃から「広げない仕組み」をつくっておくことも大切です。シェアハウス全体で、以下のような習慣を共有しましょう。
1.手洗い・うがいの徹底
基本的な対策ですが、感染症を予防するうえで効果的です。
外出から戻ったらリビングに入る前に洗面所で手を洗う、キッチンでの調理前後にはアルコール消毒をするなど、適切なルールを設定しておけば、シェアハウス全体の感染リスクを下げることができます。
2.マスクの着用
とくに冬場などの流行期は、外出時だけではなく、共用部にいる間も可能な限りマスクを着用しましょう。
自分が無症状の保菌者である可能性も考慮し、シェアメイトへの思いやりとして着用しておくと安心です。
3.咳エチケット
マスクがない状況で咳やくしゃみが出そうになったら、ティッシュやハンカチ、服の袖で口と鼻をしっかり覆います。
手で覆ってしまうと、その手で触れた部分からウイルスが拡散する可能性もあるため注意しましょう。
4.換気の徹底
シェアハウス全体で、定期的な換気を習慣にしましょう。
とくに多くの人が集まるリビングやキッチンについては、数時間に1回は換気するなど、ルールをつくっておくと安心です。
5.適度な湿度の維持
ウイルスは乾燥した環境を好みます。
とくに冬場は湿度が下がり、喉の粘膜の防御機能が低下しやすいため、加湿器なども活用して湿度50〜60%を保つようにしましょう。
シェアハウスで感染症が発生したときは冷静に対応しよう!

今回は、シェアハウスで感染症が発生したときの対応方法や、感染拡大を防ぐポイントなどを紹介しました。
シェアハウスで感染症が発生したら、まずは運営会社やシェアメイトへ連絡しましょう。
自分が感染したときは、隠さず甘えることが重要です。また、シェアメイトが感染したときは、非接触のサポートを心がけましょう。
このような相互理解があれば、シェアハウスにおける感染症のリスクを最小限に抑えつつ、万が一のときにも心細い思いをせずにすみます。
シェアハウスならではの助け合いで、感染症を乗り越えましょう。


























