「ルームシェアって賃貸契約が難しいって聞いたけれど、本当なのかな…」
と感じている方は多いのではないでしょうか?
ルームシェアは、「ルームメイトの誰かが家賃を支払えなくなるリスクがある」ことから、入居の審査が厳しくなります。ルームシェアはどうしても広い部屋が必要になり、家賃も高くなりますよね。もしも1人でも支払えなくなると、残りの人数だけで家賃を負担することは難しいのです。
とはいえ、実際にルームシェアで入居している方もたくさんいます。ルームシェアをするときは「支払い能力」と「人柄の良さ」をアピールできれば、審査に通る確率がアップします。
そこで今回は
・ルームシェアのトラブル例
・ルームシェアの審査でチェックされる6つのポイント
・賃貸契約の審査に落ちる人の特徴
・賃貸契約を結ぶために必要なこと
・ルームシェアの賃貸契約が難しいときの解決方法
を解説します。この記事を読めば、ルームシェアの賃貸契約がスムーズにできるはずです。
ルームシェアできる賃貸マンションに入居するまでの流れ
まずどんな場合でも、賃貸マンションに入居する流れは以下の通りです。
1.部屋探し
2.見学
3.申し込み
4.入居審査
5.契約
ルームシェアをする場合、4つ目の入居審査がカギです。ここでつまずくことが多く、「ルームシェアで賃貸契約ができない」と言われる原因となっています。
ルームシェアでの賃貸契約は、審査に通るかがカギ
いったいなぜ、審査がカギとなるのでしょうか?
それは「ルームシェアは大家さんにとってリスクがあるから」です。
ルームシェアは2〜4人、もしくはそれ以上で入居します。人数が多いと、部屋数も多めに必要です。ファミリー向け物件などを選ぶ必要があり、どうしても家賃が高くなりますよね。
ルームメイトの全員が家賃を支払えるならば、問題ありません。しかし以下のトラブルが発生したら、支払いは難しくなります。
・会社が倒産し、収入がなくなる
・病気や交通事故で入院となり、給料が半減
たった1人のトラブルが発生するだけでも、家賃の支払いが厳しくなります。
次でトラブルが起こったらどうなるのか、事例を紹介します。
ルームシェアのトラブル例:ルームメイトの会社が倒産…
例えば家賃12万円の物件に
・Aさん 4万円
・Bさん 3万円+水道光熱費1万円(いちばんせまい部屋)
・Cさん5万円(いちばん広い部屋)
という分担で住んでいるとします。
ところがBさんの会社が倒産し、Bさんは収入がなくなってしまいました。失業保険などは支給されるものの、いつまでも頼りにできるわけではありません。
Bさんの支払い能力がなくなると、
・家賃 3万円分
・水道光熱費 1万円分
の支払いをAさんとCさんで負担します。もしも2人とも、貯金や支払いに余裕がなかったら…?家賃を支払うことができず滞納。数カ月の滞納が続くと、引っ越さなければいけない場合があります。
このようなトラブルが起こることを想定して、「ルームシェアには貸し出したくないな…」と考える大家さんもいらっしゃるのです。
ルームシェアの審査でチェックされる6つのポイント
しかし「ルームシェアは絶対に審査に通らない」というわけではありません。
「きちんと支払い能力のある人だ」と大家さんに分かってもらえれば、もちろん審査をクリアできます。
審査のとき、このような点を大家さんはチェックしています。
・年齢
・職業
・本人の収入
・連帯保証人がいるか
・連帯保証人の収入
・人柄
やはり最も大切な部分は「収入」や「職業」など、家賃の支払いに関係のあるポイント。そして自分が家賃を支払えなくなったときの、連帯保証人も必要です。
ルームシェアの賃貸契約ができない人の特徴
では「賃貸契約の審査に落ちた…」という人は、いったいなぜ審査をクリアできないのでしょうか?
原因は以下のことが考えられます。
・個人事業主など収入が不安定な働き方をしている
・転職したばかりで、働いている年数が短い
・見学のときに遅刻する、愛想がないなど不安を感じる人柄だった
収入が不安定なだけでなく、勤続年数が短くても審査に落ちることがあります。その仕事を続ける保証がなく、不安を感じる要素になるのです。
また見学のときに、人柄もチェックされています。時間を守れなかったり無愛想だったりすると、収入があっても「トラブルになりそう」と審査に落とされることも。
今まで審査に落ちた経験がある人は、どれかに当てはまっていた可能性が高いです。
ルームシェアとして賃貸契約を結ぶために:支払い能力をきちんと証明しよう
賃貸契約の審査に通るためには、
・収入の証明
・誠実な人柄
のアピールが欠かせません。
「家賃の滞納」「近隣住民とのトラブル」を避けるために、安定した収入と人柄の良さは欠かせないのです。
ルームシェアの賃貸契約が結びにくい人はシェアハウスもおすすめ
それでも「ルームシェアの賃貸契約ができない!」という人は、シェアハウスがおすすめです。
・審査が1人ずつできる
・友人と一緒に入居もできる
ルームシェアでは、ルームメイトの全員が審査を受けます。そのため自分はクリアしても、ルームメイトによっては審査に落ちることも。これではなかなか入居できません。
しかしシェアハウスであれば、個別契約のため審査が通りやすいです。個室に対して契約するため、自分が審査に通れば入居できるのです。
ルームシェアの賃貸契約については、以下の2記事でも紹介しています。合わせてチェックしてみてくださいね。
「ルームシェアの契約書は、「代表者のみの契約」と「連名契約」から選ぼう!」
http://sharehouse-hidamari.com/roomshare/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%81%AE%E5%A5%91%E7%B4%84%E6%9B%B8%E3%81%AF%E4%BB%A3%E8%A1%A8%E8%80%85%E5%A5%91%E7%B4%84%E3%81%8B%E9%80%A3%E5%90%8D%E5%A5%91%E7%B4%84.html
「ルームシェアでは全員が世帯主になるべき!手続きの3ステップも解説します」
http://sharehouse-hidamari.com/roomshare/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%81%AF%E5%85%A8%E5%93%A1%E4%B8%96%E5%B8%AF%E4%B8%BB%E3%81%AB%EF%BC%81%E6%89%8B%E7%B6%9A%E3%81%8D%E8%A7%A3%E8%AA%AC.html
まとめ ルームシェアの賃貸契約は、「収入」と「人柄の良さ」をアピールして審査をクリアしよう
ルームシェアの賃貸契約は、よく「難しい」「審査に通りにくい」と言われます。なぜならば、大家さんや不動産会社が「もしもトラブルが起きて家賃を支払えなくなったら……?」と、心配しているからです。
入居審査のときは、
・年齢
・職業
・本人の収入
・連帯保証人がいるか
・連帯保証人の収入
・人柄
といった6つをチェックされています。審査をクリアするためには、「家賃の支払い能力」と「トラブルが起きなさそうな人柄の良さ」をアピールするようにしましょう。
もしも「それでも賃貸契約ができなかった」という場合は、シェアハウスもおすすめ。審査はありますが、賃貸マンションに比べると合格しやすく、友だちと入居もできます。
ルームシェアできる方法を考えながら、無理そうなときはほかの手段も使ってみましょう。