「ドミトリーって何だろう」
「シェアハウスのドミトリーって生活しやすいのかな」
と考えている人はいませんか?
ドミトリーとは、ひと部屋を数人で仕切って生活する部屋のこと。2段ベッドを用意して、3〜8人ほどで生活することが多いです。
ドミトリーは一見せまいイメージがあるかもしれませんが、家賃が安い、シェアメイトと交流しやすいなどメリットも多いです。
そこで今回は、
・ドミトリーとは
・ドミトリーに住むメリット、デメリット
・個室との違い
・ドミトリーの心配ごと
・ドミトリーを利用する注意点
・ドミトリーに向いている人
・おすすめのドミトリー物件
を紹介します。
今回の記事を参考にしながら、シェアハウスのドミトリーがどんな感じなのか、知っていきましょう!
ドミトリーとは、複数人で同じ部屋に住む相部屋のこと
ドミトリーとは、複数人が同じ部屋に住む部屋タイプのことです。日本語では「相部屋」「半個室」「セミプライベート」といい、3〜8人でひと部屋を使用することが多いです。
もともとドミトリーは、海外のゲストハウスから広まりました。
海外のゲストハウスでは、ひと部屋に2段ベッドを数個設置。初対面の人と同じ部屋を使う代わりに、安く宿泊場所を提供しています。
その後、徐々に日本のゲストハウスにも広まり、最近はシェアハウスでも見かけるようになりました。
シェアハウスでも、ドミトリーは他の住人と同じ部屋を使う代わりに、家賃が安くなることが多いです。
ドミトリーは男女混合もあれば、同性限定の部屋もあり、シェアハウスによってさまざまです。
シェアハウスでドミトリーを選ぶメリット
ドミトリーが相部屋と聞いて「プライバシーがない」「同部屋の人と仲良くなれなかったら?」など、不安を思い浮かべた人もいるのではないでしょうか。
ドミトリーには、次のようなメリットがあります。
・個室より家賃が安い
・シェアメイトと仲良くなりやすい
・ベッドを用意する必要がない
もっとも大きなメリットは、家賃が安いこと。
例えば同じシェアハウスでも、次のように家賃が異なることがあります。
・個室:5万円
・ドミトリー:2万円
数千円の違いもあれば、数万円を超える差が生まれることも少なくありません。
また同部屋の人とは、顔を合わせることも多くなります。自然と会話が増えるため、初対面でも仲良くなりやすいでしょう。
シェアハウスでドミトリーを選ぶデメリット
シェアハウスのドミトリーには、次のようなデメリットもあります。
・1人になれる時間が少ない
・物を置くスペースが限られる
・物音などが気になりやすい
ドミトリーは、自分1人が完全に1人になれる空間はあまり多くありません。
さらにひと部屋を数人で使用するため、個人で使用できるスペースも個室よりはせまいです。荷物が多いと、収納に苦労することもあります。
また他人の生活音などはダイレクトに聞こえるため、同居人と生活リズムが異なる場合はストレスが溜まりやすいです。寝ているときに同居人が帰宅したときに「うるさいと感じた」という声も少なくありません。
プライバシーが気になる人は、ベッドにカーテンの付いているシェアハウスがおすすめ。音は漏れますが、視界が遮断されるだけでもストレスは減らすことができます。
シェアハウスのドミトリー、個室との違いは?
個室とドミトリーには、例えば次のような違いがあります。
・家賃:ドミトリーの方が数千〜数万円安い
・家具:ベッドやテーブルなどが付いていることもある
・インテリアの自由度:同じ部屋をシェアするため、好きな家具は置きにくい
入居前に参考になるのが「家賃」。
ドミトリーの方が圧倒的に安く、生活費を大きく節約できます。またベッドなど家具が用意されているため、引っ越しの手間がかかりません。
ただし、部屋のインテリアの自由度は低いです。数人で同じ部屋を使用するため、自分の好きな家具を置くのは難しいです。
ベッド周りは自由にインテリアを考えるなど、範囲を考えた上で楽しみましょう。
シェアハウスのドミトリーでの心配ごと:貴重品、目覚まし、荷物
ここまでシェアハウスのドミトリーのメリット、デメリットをお伝えしました。
ドミトリーに住む前に気になる代表的なものは、次の3つです。
・貴重品の管理
・目覚ましの音
・荷物の置き場所
多くの人が感じる不安は「貴重品の管理」。ベッドにカギが付いているわけでもないため、財布や通帳など管理が難しいと感じるようでした。
貴重品は、部屋から離れるときは持ち歩く必要があります。
ただしシェアハウスによっては、カギ付きロッカーが用意されていることも多いです。お風呂に入るときは財布などロッカーに入れておくと、盗難の心配はありません。
また目覚ましの音や荷物の置き場所など、「他人に迷惑をかけないか心配」という声もありました。
ただしお互いが気を使いあう部屋の場合、意外とストレスは少ないという感想もあがっています。
目覚ましは小さい音量にする、荷物は各スペースを決めて管理するなど、配慮しながら活用しましょう。
シェアハウスでドミトリーを利用する注意点
シェアハウスでドミトリーに入居する場合、次のような注意点もあります。
・友達や家族の宿泊はできないことが多い
・騒音や物音に注意する
・入居までになるべく荷物を減らす
ドミトリーに限らず、シェアハウスのルールに多いのが「友だちや家族の宿泊はNG」というもの。もしくは「2泊3日まで」など、制限がある物件も多いです。
また入居までに荷物を減らしておくこともおすすめ。シェアハウスは家具家電がそろっているため、必要なものは少ないです。
ドミトリーでストレスなく生活するためにも、上記のことには注意しましょう。
シェアハウスでドミトリーに向いている人
シェアハウスのドミトリーが向いているのは、次のような人です。
・おおらかで、細かいことが気にならない人
・人と一緒に過ごすのが好きな人
・荷物が少ない人
・とにかく固定費を下げたい人
・短期間の入居を希望する人
ドミトリーは、プライベートも少なく、1人の時間が欲しいという人にはおすすめできません。
対して人見知りをしない、ワイワイするのが好きな人にはとても楽しい暮らし方です。
また「ドミトリーなら短期間の入居もOK」というシェアハウスもあるため、一時的な住まいを探している人にもぴったりでしょう。
シェアハウスひだまりでドミトリーがある物件1.駒沢
1つ目に紹介するのは、ひだまりのシェアハウス「駒沢」です。
駒沢は男性専用のドミトリーがあるシェアハウス。ひと部屋に4人が住みますが、10帖と広いため、窮屈に感じることはありません。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:3万8,000円+1万2,000円(ドミトリー)、5万円+1万2,000円(個室)
・部屋数:7室
・住人の数:10人
・最寄り駅:東急田園都市線「駒沢大学駅」
・おすすめする人の特徴:広めのドミトリーを探している男性
シェアハウスひだまりでドミトリーがある物件2.横浜ドットテラス
2つ目に紹介するのは、横浜にあるシェアハウス「横浜ドットテラス」です。
横浜ドットテラスは女性専用のドミトリー。シェアハウス自体も女性専用のため、安心感があります。
またシェアハウスの構造が賃貸マンションのようで、音漏れなどもしづらいです。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:1万9,000円+7,000円(ドミトリー)、4万9,000円+1万円(個室)
・部屋数:15室
・住人の数:17人
・最寄り駅:相鉄本線「天王町駅」、JR線「横浜駅」、東急東横線「横浜駅」
・おすすめする人の特徴:生活音などのストレスをできる限り減らしたい女性
シェアハウスひだまりでドミトリーがある物件3.伊那
3つ目に紹介するのは、長野県にあるシェアハウス「伊那」です。
シェアハウスひだまり伊那は厳密にいうと、ドミトリーはありません。ただし「ゲスト部屋」が用意されており、短期滞在として利用する人と交流することができます。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:2万5,000〜2万7,000円+1万5,000円
・部屋数:3室
・住人の数:最大3人
・最寄り駅:JR飯田線「伊那市駅」、中央高速バス「伊那インター前」
・おすすめする人の特徴:広々とした家で交流も楽しみたい人
またシェアハウスひだまり伊那では、住人兼管理人も募集しています。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
ひだまりのシェアハウスの様子や住人の感想などは、「住人レビュー一覧」を参考にしてみてください!
まとめ シェアハウスのドミトリーは交流が好きな人におすすめ
今回はシェアハウスのドミトリーを紹介しました。
おさらいすると、ドミトリーは数人でひと部屋を使用するもの。次の3つのメリットがあります。
・個室より家賃が安い
・シェアメイトと仲良くなりやすい
・ベッドを用意する必要がない
そしてドミトリーは、次のような人が向いています。
・おおらかで、細かいことが気にならない人
・人と一緒に過ごすのが好きな人
・荷物が少ない人
・とにかく固定費を下げたい人
・短期間の入居を希望する人
ドミトリーに住むことで、家賃をおさえながら共同生活をさらに楽しいものにすることが可能です。
今回の記事を参考にしながら、ドミトリーのあるシェアハウスの見学も考えてみてくださいね。
またドミトリーを微妙だと感じた人は、個室の広いシェアハウスを見てみるのもおすすめです。
個室が広い方が、プライベート空間はしっかりと確保できます。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。