「シェアハウスって最近よく聞くけれど、どんな感じなんだろう……」
と考えている方は、多いのではないでしょうか。
シェアハウスとは、ひとつの家を複数人でシェアして生活することです。個室と共同スペースが用意されており、平均5万5,000円の家賃で住むことができます。
さらには初対面の人と住むことが多いため、友達が増えることも。日々の生活が少し楽しくなります。
とはいえシェアハウスによって特徴は異なるため、実際の様子はなかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、
・シェアハウスとは?
・シェアハウスの家賃や共益費、初期費用、間取りの目安
・シェアハウスに住むメリットとデメリット
・シェアハウスでよく起こるトラブル
・入居前に見学をおすすめする理由
を順に解説します。
また最後にシェアハウスの具体例として、ひだまりの物件も紹介します。
今回の記事を参考に、シェアハウスがどんなところなのか、イメージをつかんでみてくださいね!
シェアハウスとは、複数人で賃貸物件に住む生活スタイルのこと
シェアハウスとは、一軒家に複数人で住む暮らし方です。3〜10人程度が住める家で、入居者は「個室+共同スペース」を利用できます。
共同スペースは例えば、
・玄関
・リビング
・キッチン
・お風呂やシャワー
・トイレ
・テラス
などです。
一部の物件には個室にお風呂やトイレ、キッチンが付いているため、共同スペースの範囲は異なります。
シェアハウスは全国的に広がっていますが、地方はまだそれほど多くありません。以下のエリアに集中しています。
・東京
・名古屋
・大阪
・京都
・福岡
シェアハウスの特徴
シェアハウスの特徴は、主に以下の3つです。
・敷金と礼金が必要なく、初期費用が安い
・家具家電がそなえつけられている
・初対面の人と住むため、友達が増える
シェアハウスは初期費用が安いです。加えて敷金・礼金が発生しないため、初期費用は8万〜15万円ほどで済むでしょう。
またテーブルやソファ、調理器具などはシェアハウス会社が用意し、シェアメイトと共同で使用します。
物件によっては個室にベッドやデスクも用意しているため、スーツケース1つで引っ越しできることも。
家具家電の購入費用もおさえることが可能です。
シェアハウスの入居に当たって必要な持ち物は、以下の記事で解説しています。
シェアハウスとは、もともと海外で発展した文化
シェアハウスとは、もともと海外で発展した文化です。そして1990年頃から、日本で広まり始めました。
というのも、賃貸マンションの入居に必要な「敷金・礼金」は、日本オリジナルのシステムです。
そのため「保証人が必要」など、日本に親族がいないと契約が難しいです。住居がなかなか見つからない外国人にとって、賃貸マンションの契約は簡単ではありません。
そこで海外で一般的である、敷金や礼金のない「シェアハウス」が日本でも誕生したのです。
また1990年代から海外を旅する「バックパッカー」が増え始めました。彼らは海外で「ゲストハウス」という、他の旅行者と交流できる宿泊施設に滞在することが多いです。
バックパッカーがゲストハウスに集まったとき、外国人旅行者から「シェアハウス」について聞くことが増えました。
こうして口コミが広まり、日本人もシェアハウスに入居し始めます。2000年代に入るとさらに評判が広まり、全国に多くのシェアハウスが誕生しました。
ここまでシェアハウスの概要や成り立ちについて解説しましたが、賃貸マンションやルームシェアとは具体的に何が違うのでしょうか?
次で詳しく解説しますね。
賃貸マンションやアパート、ルームシェアとの違い
シェアハウスと賃貸マンションやアパートとの違いは、主に以下の2つです。
・人数:シェアハウスは複数人で住む
・間取り:シェアハウスには共同スペースがある
また以下の点で、シェアハウスはルームシェアとも異なります。
・シェアハウスは知らない人同士で住むことが多い
・シェアハウスは一軒家、ルームシェアはマンションを使う
・シェアハウスは一軒家のため、リビングなど共同スペースが広い
ルームシェアは友達同士で賃貸マンションを借りるため、シェアハウスのように運営会社が介入しません。そのため「複数人で住む」という点以外、ルームシェアは賃貸マンションとほとんど同じです。
シェアハウスとルームシェアの違いについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
ここまでシェアハウスの概要を解説しました。
次はシェアハウスの家賃や共益費、間取りの目安をお伝えします。
シェアハウスの家賃・共益費の相場:平均5万5,000円〜
東京にあるシェアハウスの家賃や共益費の相場は、以下の通りです。
・家賃:平均5万5,000円(3万〜7万円)
・共益費:平均1万円(3,000〜1万5,000円)
・合計:6万5,000円
※共益費とは、水道光熱費や共同スペースの使用にかかる費用などを指しています。
東京にある賃貸マンションの家賃相場は、平均10万円。正直安いとはいえません。
シェアハウスは新宿など中心エリアでも、家賃は5万〜7万円です。低価格で首都圏に住むことが可能です。
シェアハウスの家賃について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
シェアハウスに入居する場合の初期費用
冒頭で「シェアハウスは初期費用が安い」とお伝えしました。
実際に、東京のシェアハウスに住んだ場合の初期費用を見てみましょう。
・初月の家賃:5万〜7万円
・水道光熱費(共益費):1万円
・仲介手数料:1万〜2万円
・保証金(デポジット):1万〜3万円
・合計=8万〜13万円
賃貸マンションの初期費用は、平均40万〜60万円。こうして見ると、シェアハウスに住むだけで引っ越し費用を大きく節約できます。
シェアハウスの初期費用について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
シェアハウスの間取り:4〜10LDKが多い
シェアハウスの間取りは、主に以下の3種類です。
・一軒家
・マンション
・アパート
一軒家の場合、間取りは4〜10LDKのシェアハウスが多いです。
ただし100人をこえる大型シェアハウスの場合、建物は3〜5階と高く、フロアごとに部屋が用意されています。その場合はお風呂やトイレも、フロアごとに用意されていることがほとんど。
また部屋の種類も複数にわかれるため、賃貸マンションのような間取りになることが多いです。
部屋の種類は、主に以下の4つ。
【1.個室】
自分1人で利用できる、プライベート空間のある部屋。
【2.ドミトリー】
広めの個室に二段ベッドを置いて、2〜8人ほどでシェアする。
【3.セミプライベート】
広い個室に簡単な仕切りを置いて、2〜3人でシェア。ドミトリーよりはプライベート空間を確保できる。
【4.アパートメント】
個室にミニキッチンと洗面所、トイレなどが付いている。
シェアハウスの間取りについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
続いては、シェアハウスに住むメリットとデメリットを紹介しますね。
シェアハウスに住むメリット5つ
シェアハウスに住むメリットは、主に以下の5つです。
・家賃と初期費用が一人暮らしよりも安い
・低価格で首都圏や駅近に住むことができる
・身軽に引っ越しできる
・防犯面や災害時でも安心感がある
・友達が増える
シェアハウスは先ほどもお伝えしたように、低価格で首都圏に住むことができます。
また初対面の人が多いうえに、交流を求めて入居する人がほとんど。
加えてシェアハウスに住んでいる人は、以下のようにさまざまです。
・会社員
・外国人の留学生
・起業家
・専門職の人
・フリーランス(個人事業主)
普段出会わない人と一緒に住むため、友達が増えやすい環境です。
他の業種や背景を持つ人と生活することで、多くの刺激を受けることもあるでしょう。
シェアハウスに住むデメリット3つ
一方でシェアハウスには、以下のデメリットもあります。
・地方はシェアハウスの数が少ない
・20〜35歳までなど年齢制限がある
・入居者とのトラブルが起こる可能性もある
シェアハウスには「20〜35歳まで」など、年齢制限のある物件が多いです。40代・50代は入居できる物件が少ないため、探し方に工夫が必要です。
住んでいる人の年齢層と40代以上におすすめの物件について、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
そして先ほどデメリットの1つとして、入居者とのトラブルをあげました。トラブルと行くと不安に感じるかもしれませんが、対策を知っていれば問題ありません。
次は、実際にシェアハウスでよくあるトラブル例を紹介します。
シェアハウスでよく起こるトラブルとは?
シェアハウスでは、以下のようなトラブルが起こりやすいです。
・家賃を滞納する人がいる
・私物や冷蔵庫の食材がなくなる
・ルールを守らない人がいる
特に、ルールに関するトラブルは起きやすいです。
というのも育った環境や価値観が異なると、物事に対する考え方も異なります。自分にとっては良くても、相手から見たら気になることもあり、ケンカにつながることも。
例えば、隣の部屋の人が毎日大きい音で音楽をかける、夜遅くまで電話の話し声が聞こえて眠れない、などです。
トラブルの予防には、ルールをしっかり定めておきましょう。
内容は例えば、以下です。
・毎週日曜日に交代で家の掃除をする
・24時以降の電話はリビングや玄関でする
・貴重品は個室で管理する
また、ルールを守らなかったときの罰則も決めておくと効果的。「掃除当番を忘れたら翌週も忘れた人が担当」など、決めておきましょう。
シェアハウスのトラブルと対策について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
シェアハウスは入居前に見学しよう!流れを紹介
ここまでシェアハウスの特徴やメリット、トラブルなど紹介しました。実際に住もうか迷い始めたら、契約の前に見学してみることをおすすめします。
見学しておくメリットは、以下の3つです。
・写真では見えにくい箇所も確認できる
・シェアハウスの雰囲気がわかる
・住人と会話できることもある
もっとも大きなメリットは「シェアハウスの雰囲気を自分の目で確かめられること」。
シェアハウスに限らず家探しでは、写真では見えにくい箇所もあります。反対に、写真ではイマイチだと思っていても、実際のシェアハウスを見ると日当たりなど魅力的に感じることも多いです。
見学しておくことで、自分の理想のシェアハウスを見つけられるでしょう。
シェアハウスの見学について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
ひだまりにあるシェアハウスはこんな感じ!
最後にシェアハウスの例として、ひだまりにあるシェアハウス「三鷹」を紹介します。
三鷹は東京の三鷹市にあるシェアハウス。新宿まで13分、渋谷まで25分と、中心エリアにアクセスしやすい立地です。
おすすめポイントは、以下の通り。
・リビングはカフェのような雰囲気がある
・近くにはスーパーもコンビニもある
・周辺は完成な住宅街のため、静かに過ごせる
最大15人と多くの人と関われる規模ですが、周辺は住宅街など静かな雰囲気。シェアメイトと交流しながらも、落ち着いた生活ができるはずです。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:4万9,000円+1万2,000円(期間限定で家賃3万9,000円)
・部屋数:15室
・住人の数:最大15人
・最寄り駅:JR中央・総武線「三鷹駅」
・おすすめする人の特徴:
またひだまりでは、関東・関西・九州にシェアハウスを展開しています。自分の住んでいる場所にはどんなシェアハウスがあるのか、気になる方は1度のぞいてみてくださいね。
まとめ シェアハウスの概要を理解することで、入居のハードルも下がる
今回は「シェアハウスとは?」という疑問にお答えしました。
おさらいすると、シェアハウスとは複数人で一軒家に住む暮らし方です。家具や家電が用意されているため、スーツケース1つですぐに生活を始められます。
シェアハウスのメリットは、主に以下の5つ。
・家賃と初期費用が一人暮らしよりも安い
・低価格で首都圏や駅近に住むことができる
・身軽に引っ越しできる
・防犯面や災害時でも安心感がある
・友達が増える
シェアハウスは家賃も平均5万5,000円と安く、初期費用もグッとおさえることができます。
何よりも、普段出会わない人と話す機会が生まれて、毎日が楽しくなることも。
今回の記事でシェアハウスに興味がわいた人は、まず自分の希望するエリアに物件があるかどうか調べてみましょう。
また「シェアハウスがありすぎて、どこに住めばいいのかわからない……」という方は、テーマを持ったシェアハウス「コンセプトハウス」もおすすめです。
詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。
ひだまりのシェアハウスが気になる方は、以下からお問い合わせください。