「シェアハウスってトラブルが起きそうだな……」
と悩む人は多いのではないでしょうか。
実際にシェアハウスでは、以下のようなトラブルが起きる可能性があります。
・家事の当番忘れ
・共有スペースの使い方
・騒音
・金銭の貸し借り、盗難
・冷蔵庫にある食材の盗難
シェアハウス生活は大変そうに感じるかもしれませんが、これらのトラブルは対策を知っておくことで予防は可能です。
そこで今回は、シェアハウスでよくあるトラブル内容と原因、その対策をあわせて紹介します。
最後にどうしても解決できないときの対処法も解説していますので、あわせてチェックしてみてください。
まずは家事の当番忘れから見ていきましょう!
シェアハウスでよくあるトラブル例と原因1:家事の当番
1つ目は「家事の当番を守らない人がいること」です。
シェアハウスによっては、家事を当番制で担当していることがあります。
例えば、
・ゴミ捨て
・キッチンなど共有スペースの掃除
など。
しかし家事当番は、絶対にみんなが守ってくれるわけではありません。ついつい忘れてしまう、几帳面な人の負担が大きくなるなど、一部の人ばかり担当することも多いです。
原因は「自分が担当しなくても誰かがやってくれると思っていること」。サボりがちの人は他人任せにしているために、当番を忘れがちになります。
対策としては、当番を忘れたときのペナルティを用意しておきましょう。当番を忘れたら来週も担当するなど、負担が大きくなるようにすると、当番を守ってくれる可能性は高まります。
またそもそも、清掃業者が掃除するシェアハウスを選ぶのもおすすめ。担当者がいることで、順番忘れなどのストレスは減るはずです。
シェアハウスでよくあるトラブル例と原因2:共有スペースの使い方
2つ目は「共有スペースの使い方やタイミングをしばられること」です。
シェアハウスでは以下のスペースを、共有で使用します。
・リビング
・キッチン
・お風呂
・トイレ
・玄関
中でもお風呂やトイレ、キッチンは多くの人が使用するぶん、順番待ちが発生することも少なくありません。自分のタイミングで使えないことで、ストレスが溜まりやすくなってしまいます。
対策として、ルールを決めておきましょう。「お風呂は30分まで」など、長い時間使うところは制限時間を設けておくと、トラブルになりにくいです。
またお風呂やトイレが数個ある、キッチンの広いシェアハウスを選ぶのもおすすめ。入居前に共有スペースの使い方をチェックしてみてください。
シェアハウスのルールについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
シェアハウスでよくあるトラブル例と原因3:騒音
3つ目は「騒音がうるさくてリラックスできないこと」です。
シェアハウスは複数人で同じ家に生活するため、物件によっては生活音が聞こえやすいです。
特に以下の物音。
・テレビの音
・電話の話し声
・足音
普段は気にならなくても、寝る前や早朝には迷惑に感じることが少なくありません。
対策は「端っこの部屋を選ぶこと」「防音グッズをそろえること」。生活音が聞こえにくいようにリフォームすることは難しいですが、グッズを使って音を聞こえにくくすることは可能です。
シェアハウスでの騒音対策について、詳しくは以下の記事をご一読ください。
シェアハウスでよくあるトラブル例と原因4:金銭
4つ目は「金銭トラブルが発生すること」です。
代表的なトラブルが「貸したお金が返ってこないこと」。シェアハウスの友達がお金に困っていたため数万円貸したものの、返金されないまま退去してしまうこともあるようです。
シェアメイトとのお金の貸し借りは、基本的におすすめできません。同じ家に住んでいるとはいえ他人同士であり、お金が絶対に返ってくる保証はないからです。
また以下のような場合も、金銭トラブルが発生することがあります。
・家賃を代表者がまとめて支払っていたが、代表者がお金を自分のものにしていた
・誰かがリビングに置いていた財布からお金を抜き取った
基本的に、お金の貸し借りは控えるのがおすすめです。
また財布やお金の入ったカバンなどを、共有スペースに置いておくことも避けましょう。目を離したスキになくなっているなど、トラブルにつながりかねません。
加えてシェアハウス内の友達同士だけでなく、大家さんや管理人など運営側とお金のトラブルが起きることもあります。
例えば、
・高額な退去費用が請求される
・家賃を余分に支払うことになる
・返金予定の保証金を忘れられる
などです。
特に注意したいのが「家賃の支払い」。
シェアハウスは「退去の連絡は退去日の2ヶ月前まで」など、期限が決められています。連絡を忘れてしまうと、退去予定日をすぎた後の家賃を支払う必要があります。
家賃については自分の責任になるため、連絡は忘れないようにしましょう。
シェアハウスでよくあるトラブル例と原因5:冷蔵庫
5つ目は「冷蔵庫に入れていた食べ物がなくなること」です。
シェアハウスの冷蔵庫に入れていた食材が、勝手に食べられたり使われたりすることがあります。
食材がなくなると、盗られた人はまた食材を買い直さなければいけません。食材の購入にもお金がかかっているため、買い直すと食費はさらに増えてしまいます。
また食材を勝手に使った人は食費が浮くため、盗られた人が損をするばかり。料理が勝手に食べられて作り直すこともあり、手間がかかります。
対策として、冷蔵庫に入れる食材には名前を書きましょう。冷蔵庫の前にペンを置いておくと、すぐに名前を書けて便利です。
冷蔵庫や食材のトラブルについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
ここまでは、多くのシェアハウスで発生するトラブルを紹介しました。
次は、一部のシェアハウスで起きているトラブルを簡単に紹介しますね。
シェアハウスでよくあるトラブル例と原因:その他
一部のシェアハウスでは、以下のようなトラブルも発生することがあります。
・人間関係:シェアメイトに無視される、ケンカして気まずくなる
・文化や生活習慣の違い:外国人のシェアメイトと文化の違いからストレスがたまる
・私物の盗難:共有スペースに置いていた私物が盗まれる、
・宗教やマルチ商法の勧誘:シェアメイトから「宗教に入らないか」と勧誘される
・男女関係:シェアメイトが付き合ったり別れたりして気を遣う、異性のシェアメイトにセクハラされる
上記のトラブルは、すべてのシェアハウスで起きているわけではありません。
ただし巻き込まれる可能性もあるため、「こういうこともあるんだな」と、頭に入れておくと安心です。
ここまでシェアハウスでよくあるトラブルと対策をお伝えしましたが、どうしても解決できないこともあるかと思います。
そこで次は、トラブル解決につながる方法を紹介します。
シェアハウスのトラブル相談は運営会社や専門窓口に
シェアハウスでトラブルが起きたら、まずは以下の機関に相談しましょう。
・シェアハウスの運営会社や管理人、大家さん
・弁護士や警察など公的機関
・地方自治体が設置しているシェアハウス専門の相談窓口
トラブルが起きたとき、まずはシェアハウスの運営会社に相談するのがおすすめ。
運営会社はさまざまな物件を運営する中でトラブル対応をすることも多いため、スムーズに対応してくれます。
運営側でも解決できないとき、公的機関や専門の相談窓口を利用しましょう。
具体的な相談先について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ シェアハウスのトラブルと原因を知って、緊急時にそなえよう
今回は、シェアハウスでよくあるトラブルと対策を紹介しました。
おさらいすると、代表的なトラブルは以下の5つです。
・家事当番:忘れたときのペナルティを作る
・共有スペースの使い方:ルールを決める
・騒音:防音グッズをそろえる
・金銭:お金の貸し借りはしない
・冷蔵庫:食べ物や料理に名前を書いておく
それでも困ったときは、シェアハウスの運営会社に相談しましょう。それでも解決しないときは、公的機関や専門の相談窓口を利用するのがおすすめです。
また今回はシェアハウスのトラブルをいくつか紹介しましたが、共同生活は苦しいことばかりではありません。
メリットとデメリット、どちらも理解したうえで入居することで、共同生活は楽しいものになるはずです。
シェアハウスのメリットについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。