「男女の友達でのルームシェアってどうなの?」
と考えている人は多いのではないでしょうか。
男女のルームシェアは、お互いが異性であることを気にしなければ共同生活を送ることが可能です。しかしまだまだ「ナシ」だと思う人が多数派で、なおかつ気を遣うことも多いのが現状です。
ただし異性でも仲の良い友達とルームシェアをすれば、入居審査が通りやすい、防犯になるなどメリットを感じながら生活できます。
そこで今回は、
・男女二人でルームシェアをするメリット、デメリット
・男女二人でルームシェアをするときに知っておきたいこと
・男女二人でのルームシェアに向いている人の特徴
を紹介します。
また男女の共同生活の方法として、シェアハウスも紹介していますので、あわせて参考にしてみてください。
まずは、男女二人でのルームシェアにおけるメリットから見ていきましょう!
男女共同ルームシェアのメリット(1)防犯面で安心感がある
まず男女でのルームシェアは、防犯面で安心できます。
女性の一人暮らしにおける大きな不安要素として、「空き巣や強盗、ストーカー、下着泥棒がこわいこと」があるのではないでしょうか。そのため女性の一人暮らしでは、わざと男性用下着を干す、カーテンは男性らしい色にするなど、いろいろ工夫をしている人も多いかと思います。
ルームシェアとはいえ男女二人で住んでいると、「家に帰ると誰かがいる」と安心感があります。男性も住んでいるので、性犯罪に遭う可能性は低くなることも少なくありません。
また帰り道にトラブルに遭っても、家に変えれば男性に助けを求められるのはとても心強いですよね。
女性でルームメイトを探している人は、男友達と一緒に住むのがおすすめです。
男女共同ルームシェアのメリット(2)部屋を借りやすい
女性同士でのルームシェアよりも、男女のルームシェアの方が部屋を借りやすい傾向にあります。その理由は「同棲と同じ扱いを受けるから」。
というのもルームシェアは、一人暮らしに比べると急な退去の可能性が高いです。
例えば、
・ケンカをして突然ルームシェア解消になる
・恋人ができて1人が退去してしまい、2人分の家賃が支払えなくなる
などです。
そのため「ルームシェアをする」と伝えると、入居の許可を悩む大家さんも少なくありません。
対して、男女でのルームシェアは同棲のような扱いを受けるので、ルームシェアを受け入れてもらいやすいです。「カップルです」と嘘をつくことはできませんが、同性同士のルームシェアより許可される可能性は高いです。
大家さんから賃貸の承諾が得やすくなり、結果として部屋が見つかるのに時間がかかりません。
男女共同ルームシェアのメリット(3)恋愛など異性関係のことを相談できる
男女でルームシェアをしていれば、恋愛で悩んだときに相談することが可能です。
気持ちを聞いてほしいだけなら同性の友達にも相談できますが、「相手の気持ちを知りたい」「異性の心理ってどうなの?」といった疑問に、同性ではなかなか答えることができません。
相談相手が異性であることで、好きな人や恋人の気持ちも理解しやすくなります。特に相手の気持ちや行動の理由を知りたいとき、相手と同じ性別だからこそ気持ちを代弁してくれることも。
結果として恋愛がうまくいくこともあります。
ここまで男女でのルームシェアのメリットを紹介しましたが、デメリットもあります。次で詳しく解説しますね。
男女共同ルームシェアのデメリット(1)服装に気を遣う
男女でのルームシェアの場合、服装に気を遣う必要があります。
よっぽど仲が良くない限り、友達の前で裸のまま歩くことはできませんよね。女性がキャミソール1枚で部屋をうろついたりすることも、気にする人は気にします。
リビングやキッチンといった共有スペースでは、服装など相手への配慮が欠かせません。
その結果、自分の家なのにプライベート空間が少ないように感じることがあります。
男女共同ルームシェアのデメリット(2)恋人ができたらルームシェアは解消になる
男女二人でのルームシェアは、どちらかに恋人ができると解消になる可能性があります。
本人たちは気にしていなくても、恋人が「異性でのルームシェアは気になるからやめてほしい」という場合もあります。その場合は、恋人のことを思って解消を切り出す人がほとんど。友達とはいえ、男女二人でずっとルームシェアを続けられるとは限りません。
ルームシェアから結婚する人もいますが、それはあくまでお互いがフリーであった場合。片方に恋人ができると、ルームシェアはすぐに解消になることが多いです。
あらかじめ「どちらかに恋人ができたらルームシェアは解消する」とルールを決めておくと、突然のルームシェア解消などトラブルを防ぐことが可能です。
またそもそもルームシェアを始めるときに、恋人がいると反対されることも少なくありません。その他には親など家族から理解を得るのが難しいこともあるので、始めるまでもハードルは高いです。
男女共同ルームシェアのデメリット(3)トイレやお風呂の使い方で揉めることが多い
男女はトイレやお風呂の使い方が異なる部分も多く、ケンカやトラブルに発展しやすいポイントでもあります。
例えば、
・男性がトイレを立ってするので汚れやすくなる
・お風呂に女性の髪の毛がつまる
などです。
トイレやお風呂は共有スペースであり、毎日使う場所ですよね。清潔に使いたいと考える人が多いので、気になってケンカになりやすいです。
またその他にもセクハラや性犯罪の可能性もあり、女性にとって男女のルームシェアはデメリットが多いと感じます。絶対に信頼できる友達を選ぶなど、人選は慎重になるべきです。
友達とルームシェアをするその他のメリットやデメリットについて、詳しくは以下を参考にしてみてください。
よくあるトラブルと対処法については、以下がおすすめです。
ここまで男女二人でルームシェアをするデメリットを解説しましたが、これらはいくつかのポイントを知っていれば防げる可能性があります。次で詳しく紹介しますね。
男女二人でルームシェアをするときに知っておきたいこと
男女二人でルームシェアをするときは、以下のことに気を付けてみましょう。
【トラブル予防】
・異性との二人暮らしではルールを決めておく
・お互いのプライベートには干渉しすぎない
・恋人ができたら早めに報告し、退去の手続きを進める
・男女のルームシェアは友達との同居が安心できる
【ストレス予防】
・友達とはいえ服装は気を抜きすぎない
・お風呂やトイレは汚れていないかチェックする
・「女だから」「男だから」と性別で役割を分担しない
最も大切なのは「ルールを決めておくこと」。例えば「トイレは座ってする」「お風呂上がりに髪の毛を処分しておく」など決めておけば、ストレスが発生することは防げます。
ルームシェアで考えておきたいルールは以下で紹介しています。これからルームシェアを始める人は、参考にしてみてください。
男女二人でのルームシェアに向いている人の特徴は?
ここまでを読むと、男女二人でのルームシェアは大変そうに感じるかもしれません。しかし男女のルームシェアは、向いている人にとっては楽しい暮らし方です。
向いているのは例えば、
・おおらかで細かいことを気にしない人
・他人の常識や価値観を理解し、尊重できる人
・自分のことは自分でするなど、生活能力のある人
などです。
男女のルームシェアは、恋人同士ではなく友達同士です。友達はあくまで他人同士なので、自分のことは自分でする必要があります。
また友人とはいえ、育ってきた環境は異なりますよね。そのぶん価値観や考え方も異なり、その違いを受け入れないことがケンカやトラブルの元となります。
相手の考え方を受け入れてお互いを尊重しながら暮らせる方が、ストレスなくルームシェア生活を送れます。
対して以下のような人に、ルームシェアはおすすめできません。
・依存体質の人
・頑固な人
・他人の価値観を受け入れられない人
上記は男女でのルームシェア、同性同士のルームシェア、どちらの場合にも当てはまります。特に男女のルームシェアは価値観の差が大きくなりやすいので、他人の考え方を理解できることは必須となります。
上記を理解していればルームシェアは基本的にうまくいきますが、それでも解消になることは少なくありません。
円満にルームシェアを解消するには、いくつかコツを知っておくのがおすすめです。
ルームシェアを円満に解消するコツについて、詳しくは以下を参考にしてみてください。
男女での共同生活はシェアハウスもおすすめ
ここまで男女のルームシェアについて紹介しましたが、男女で共同生活をするなら「シェアハウス」もおすすめです。
シェアハウスとは、一軒家などに初対面の人同士で生活する暮らし方のこと。初対面とはいえ、運営会社のスタッフが物件の見学を通して人柄はチェックしているので、危ない人が入居することはありません。
シェアハウスは最初からルールが決まっている、カギ付きの個室が多い、家具や家電も用意されていることから、スムーズに共同生活をスタートできることが多いです。
また初対面の人が多いので、友達が増えるきっかけになることも。ただし同じ部屋に住んでいるわけではないので、恋人からの理解も得られやすいです。
ルームシェアのデメリットをクリアしながら、楽しい共同生活が送れるはずです。
シェアハウスのおすすめ物件について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ 男女でのルームシェアは、防犯や入居審査のしやすさなどメリットが多い
今回は、男女二人でのルームシェアについて解説しました。
おさらいすると、男女二人でのルームシェアには以下のメリットがあります。
・防犯面で安心できる
・部屋が借りやすい
・恋愛などの悩みで異性の意見を聞ける
そしてストレスやトラブルを解消するポイントとして、以下7つを紹介しました。
・異性との二人暮らしではルールを決めておく
・お互いのプライベートには干渉しすぎない
・恋人ができたら早めに報告し、退去の手続きを進める
・男女のルームシェアは友達との同居が安心できる
・友達とはいえ服装は気を抜きすぎない
・お風呂やトイレは汚れていないかチェックする
・「女だから」「男だから」と性別で役割を分担しない
上記のポイントを意識しながら生活することで、男女でも楽しいルームシェア生活を送れるはずです。
ただし恋人ができたらルームシェアを解消するなど、デメリットが多いのも事実。その場合は、プライベート空間をしっかりと確保できるシェアハウスがおすすめです。
シェアハウスへの引っ越しにおすすめの時期や必要なものは、以下にまとめました。シェアハウス生活も気になる方は、参考にしてみてください。