「ホームステイの受け入れって短期でもできるのかな?」
「共働きで留学生を長期で受け入れるのは難しい……」
と悩んでいる方はいませんか?
ホームステイ先として留学生を受け入れるのは、数日〜数週間の短期でも可能です。留学期間は人によってバラバラな上に、短期で滞在したい人もいるためです。
短期だからこそ旅行気分を味わえるように、観光スポットに連れて行くなどのおもてなしは必要ですが、長期の受け入れより負担は少ないといえるでしょう。
そこで今回は、
・ホームステイの短期受け入れについて
・短期の受け入れをおすすめする人
・留学生を受け入れる方法
・必要な準備
について解説します。
またそれでも難しいという人におすすめの方法もあわせて紹介しますので、参考にしてみてください。
ホームステイの受け入れは短期でもできる?
まずホームステイは、短期でも受け入れることは可能です。例えば数泊など、旅行感覚で自宅に滞在してもらうこともできます。
というのも、ホームステイは海外からの留学生を受け入れる制度ですが、留学期間は人それぞれです。
日本でも海外に留学する人はいますが、期間は人によって違いますよね。
しっかりと英語を学びたい、大学などに入学する人は1年の長期を選びます。対して夏休みを使って留学する学生さんなどは、数週間〜1ヶ月の短期留学が人気です。
海外でも同じで、スケジュールや予算によって滞在期間はバラバラ。数日や数週間の短期もニーズがあることから、短期での受け入れは可能です。
ただし2021年現在、コロナの影響で国同士の往来が以前より難しくなっていることから、留学生の数自体が減っています。
また入国にあたっても大学入学など、長期留学の人が認められる傾向にあるため、受け入れ数は少なくなっている可能性は頭に入れておきましょう。
短期での留学生受け入れをおすすめする人
数日から数週間の短期で受け入れるのに向いているのは、次のようなご家庭です。
・夫婦共働きで家にいる時間が少ない
・子供が小さくて手が離せない
・初めてなのでホストファミリーがどのようなものか体験したい
1年など長期のホームステイとなると、その分留学生にかける時間も増えます。共働きのご夫婦、お子さんがまだ小さいご家庭は留学生に多くの時間をかけることができず、寂しい思いをさせてしまうことがあります。
またホームステイの受け入れが初めてで不安、と感じている方もいるのではないでしょうか?
雰囲気をつかみたい、少しずつ慣れていきたいという場合も、一度短期で受け入れてみる方が長期に比べると負担が少なくておすすめです。
ホームステイの受け入れを短期でする方法
ホームステイの短期受け入れはできるものの、どうやって留学生とつながるの?と、まだまだイメージはつかみづらいですよね。
ホームステイの受け入れは、斡旋団体への加入がもっとも一般的です。
斡旋団体とは、ホームステイ先と留学生をつなぐ組織のこと。基本的に、留学生と直接やり取りして受け入れることはできません。お互い安全性を確保するためにも、公的な団体への加入が必要です。
日本にも例えば、次のような団体があります。
団体によって特徴や活動の幅は異なりますが、ホームステイを希望する留学生を紹介してくれます。初めてで不安という方でも、団体によっては多言語交流、オンライン体験会などもあり、興味のあるレベルから参加可能です。
基本的には上記のような団体を通した紹介となるため、トラブルなどが起きることは少ないでしょう。
ただしその中でも、ホームステイを受け入れるときに必要な準備や心構えがいくつかあります。次で紹介しますね。
短期でホームステイを受け入れるために必要な準備
短期でホームステイを受け入れるには、次のような準備を少しでも用意しておきましょう。
・英語での日常会話
・観光スポットの案内
・留学生の自室、食器
留学生は日本に興味があるため、日本語を話せると考えて問題ありません。ただし日本人のようにスムーズに話せる、どんな単語も知っているとは限らないため、ある程度の英語は話せる方がお互い安心です。
また短期はどちらかというと、旅行気分も味わいたいと考えていることが多いです。そのため週末は一緒にお出かけする、観光するなど、時間を取って案内してあげると喜ばれます。
反対に、食事などは留学生のために豪華にする必要はありません。日本の家庭を体験するためにホームステイをしているため、普段の家庭料理の方が喜ばれます。
アレルギーや宗教上の理由から口にできない食べ物だけ把握して、あとは普段通りで迎え入れましょう。
ホームステイを長期で受け入れるならシェアハウスもおすすめ
ここまでホームステイを短期で受け入れる方法を紹介しましたが、それでも「仕事が忙しくて難しそう」という人もいるのではないでしょうか。
その場合、ホームステイの受け入れ形態としてシェアハウス運営をするのもおすすめです。
シェアハウス運営は、自宅をシェアハウスとして留学生などに貸し出し、家賃収入を得るものです。
短期での受け入れが難しい人にシェアハウスをおすすめする理由は、次の3つ。
・入居者は自分で家賃を支払える、自立した人がほとんど
・大学生などある程度年齢を重ねた人が多く、自分で行動できる
・食事は基本的に住人の方に自分で用意してもらうため、負担が少ない
シェアハウスでは基本的に、中高生の留学生など未成年をお預かりすることはありません。自立している人が多い分、ホストファミリーが面倒を見る範囲も少なくなります。
またホームステイでは受け入れ家庭が食事を用意しますが、シェアハウスは基本的に身の回りのことは自分で済ませます。そのため負担が少なく、共働きで忙しい人でも続けやすいです。
実際にひだまりでは、ホストファミリーの経験を活かしてシェアハウス運営を始めたご夫婦がいます。
気になる人は、こちらのインタビューを読んでみてくださいね。
またシェアハウスがどのようなものか知りたい人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ ホームステイの受け入れは短期でもできる!
今回は、ホームステイの短期受け入れについて解説しました。
ここまでをまとめると、短期でも留学生を自宅で受け入れることは可能です。特に共働きなどで長期の受け入れが難しい人におすすめです。
斡旋団体に加入すれば、留学生を紹介してくれる上に、初めての受け入れや何か困ったことがあったときも相談できます。
受け入れにあたって、次のようなことだけ準備しておきましょう。
・英語での日常会話
・観光スポットの案内
・留学生の自室、食器
またそれでも短期が難しい人は、シェアハウスもおすすめ。大学生などある程度年齢を重ねた人、日本での生活に慣れている人が多いため、受け入れ側の負担もホームステイよりは少ないはずです。
今回の記事を参考に、自分に合った形で留学生を受け入れていきましょう。
またホームステイだけでなく、実際に留学生を受け入れるときにはいくつか条件があります。詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。