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南浦和のオーナー・三村さんにインタビュー!ホームステイ先として留学生と暮らす中で気付いたこととは

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今回は、埼玉に新しくオープンするシェアハウス「南浦和」のオーナー・三村さんにお話を聞いてきました!

 

もともと10年ほど前から、留学生のホームステイ先として海外の学生を受け入れていた三村さん。どんなきっかけでホストファミリーになったのか、文化が異なる留学生とどんな交流があったのかなど、これまでのエピソードをお伺いしました。

 

三村さんがオーナーのシェアハウス南浦和について、詳しくはこちらのシェアハウス紹介を参考にしてみてください。

 

→シェアハウス南浦和の基本情報はこちら!

 

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三村さんの経歴と現在のお仕事

 

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ーまずは簡単な自己紹介をお願いします。

 

tetuya三村です。ECCのホームティーチャーとして、自宅で教室をしています。今年の4月からなので、いま3ヶ月くらい。

 

ーその前までは普通に学校の先生をしていたんんですか?

 

tetuya教員をやって、退職してから保育士として23年ほど働きました。その後塾で教えていましたね。そうしたらECCの方からお声がかかって、始めたの。まだ3ヶ月くらい。

 

ー塾も英語の先生ですか?

 

tetuya英語が中心ですが、全教科。中学生の受験などを見ていました。

 

ー人に教えることがけっこう好きなんですね?

 

tetuyaそうそう。教えることが好きだし、人のお世話をするのが好き。うちのお父さんもそうです。

 

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ホームステイ先としての留学生の受け入れ

 

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ーなるほどですね。これまで、ホームステイ先として留学生の受け入れをされていたとお伺いしています。ホームステイ自体は何年くらいされていますか?

 

tetuya10年くらいです。息子が中国で大学の教員として働いているのですが、教え子が日本に来ることをきっかけに始めました。そのときホストファミリーとして教え子をお預かりするので、2部屋を改築したの。

 

ー10年前にわざわざ改築されたんですね?

 

tetuya改築したの。買ったときは、洋間じゃなくて和室でした。
というのも、最初来るのが女の子だったんです。うちは男の子ばっかりだったので、洋室の方が良いかなと和室を2部屋改築したの。その後もずっと留学生が来ていました。

 

ーきっかけは息子さん。

 

tetuyaそう。息子の教え子が日本の大学院に入学するけれど、日本は物価が高いから「うちで預かってくれないか?」って言われたんです。

 

ーそういうことだったんですね。それからホームステイを継続しているのは、そのときの体験が楽しかったからですか?

 

tetuyaうん。あとその前からお父さんも私も、ホームステイに興味を持っていました。でもできるかどうか分からなくて。最初は息子に言われたことがきっかけだったけれど、やってみたらお父さんもお世話好きだから楽しかったんです。特にお父さんが東京都でずっと日本語の教員をしていたのもあって。

 

ーそうだったんですね。

 

tetuyaそうしたら同じ教員仲間に東京でホストファミリーとして留学生を受け入れている人がいて、ヨーロッパとかアメリカとか。それで「うちだけでは手一杯だから、三村さんのところでも預かってくれませんか?」って言われたの。

 

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(三村さん宅にはわんちゃんが2匹)

 

tetuyaそれでいろんなところから紹介で来られて、それで10年続きました。楽しかったですよ。

 

ー留学生は大学生が多かったですか?

 

tetuyaうちは学生が中心で、早稲田の学生や語学学校の学生。あとは退職して、また大学や語学学校に通っている人。だから身元がしっかりしている、勉強に来ている人が多かったです。

 

ーなるほど。基本的にはどのくらい滞在するものなんですか?またどれくらいの人が住んでいましたか?

 

tetuya1年とか半年とか、長いです。息子も含めて最大で7人。だから大家族。

 

ーおー!じゃあいまはけっこう寂しいですね。

 

tetuyaね、いまはコロナがあるから3人で住んでいます。

 

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留学生との思い出・エピソード

 

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ーホームステイとしていろんな方が来ると思いますが、思い出はありますか?

 

tetuya一緒に遊びに行ったことかな。うちは実家におばあちゃんがいるのですが、おばあちゃんもうちに来て留学生と関わるのが楽しいみたいです。一緒に日光に行きました。

 

ーおー!栃木?

 

tetuyaそうそう。車を借りて、一緒に日光行って手彫りをやったり。あとはいちご狩り行って、そこでバーベキュー。そこがすごく良いんですよ。

 

ーああ!見ました。ウッドデッキがあるところですよね。

 

tetuyaそう。そこでバーベキューをしました。

 

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tetuyaあとはもうひとつ、桶川にも受け入れている家があるんです。

 

以前「三村さん、どなたかホストファミリーになれる人をご紹介していただけませんか?」といわれたので、「家が足りないのであれば、桶川の家がありますよ。でも桶川の家は駅から遠いから……」って言ったんです。

そうしたら「かまいません」といわれて、「本当にいいんですか?」と言って。桶川の家は部屋がいっぱいあるから、6人くらい来ていました。

 

ー桶川の家はここから近いですか?

 

tetuyaここから電車で30分。でも駅から離れているんです。バスも1時間に1本くらい。

おもしろいエピソードがあって、留学生の子ってお金持ちだから、駅からタクシーで帰って来ちゃうの(笑)。

 

ーえー!(笑)それはすごいですね(笑)

 

tetuyaすごいでしょ?(笑)「バスは何時だよ」って教えてあげて、自転車も用意してあげていたの。

 

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ーなのに、タクシーですか(笑)

 

tetuyaお父さんも息子も自転車で学校に行ってたから、「自転車で行けるよ」って。でも自転車に乗っている子はいなかったね。

1人ロシアから来た留学生はバスの時間まで間に合わないから、タクシーを使っていたの。

 

ーVIPですね(笑)

 

tetuyaそう。そういう子もいましたね。留学してくるってことは、ある程度裕福なんですよ。だからそういう点では変なことがないので、安心でもありました。

 

ー確かに。学校側がある程度選別した人だから、フィルターがありますもんね。

 

 

ホームステイ先として留学生を受け入れる中でのトラブルは?

 

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ーなるほど。じゃあホームステイ先として受け入れる中で、トラブルはありましたか?

 

tetuya基本的に大きなトラブルはありませんでした。というのも「ホームステイルール」を作っておいて、設備を使う時間も決めていたんです。
例えば「夜遅くは大きな声は出さない」。やっぱり共同生活だから、そういうところをきちんと決めて。留学生もそういうところを守ってくれました。

 

ーなるほど。ちゃんと聞いてくれる人たちだったんですね。

 

tetuyaそう。例えば、たまに大きな声出していても「声が大きいよ」って言うとちゃんと「ごめんなさい」って謝って、「気をつける」って言ってくれる。シャワーも基本的には夜だけ、と決めていたけれど、「どうしても夜遅くて入れないときは断ってね」って伝えていました。

 

ーなるほど。

 

tetuya理由もあると思うので「そういうときは黙って使わないで、ちゃんと断ってね」って。
あとは一緒に食事を作ることもあったかな。「その国の料理とか作って」とか。

 

ーおー!それはおもしろそうですね。

 

tetuya「どういう料理作れるの?」「あなたの国にはどういう食事があるの?」って聞くと、「今回は僕が作る」って言って料理を作ってくれました。そういうときは誰かいるときにして、1人で作業はさせない。一緒にお手伝いする。だから事故やトラブルは起きませんでした。

 

 

共同生活で大切な信頼関係

 

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ー三村さん自体は家にいることが多いですか?

 

tetuyaいやいや、そんなにいないです。夕飯は必ず作るようにして、お風呂は沸かしますけれど。

学生も基本的に、昼間はいません。
たまに家にいる子もいたけれど。そういうときは信頼するしかないですからね。

 

ーそうですね(笑)。シェアハウスとか共同生活は信頼しかないですから。共同生活の中で異文化を感じたことはありますか?

 

tetuya留学生が日本の小銭を置いていくことかな。「これあげる」って言われて、置いていっちゃうの。

 

ー向こうでも換金ができないですからね。自分たちのシェアハウスも外国人からのお問い合わせが多い中で、属性が違うのかなとは思いますね。

 

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シェアハウス運営や共同生活でのルール

 

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ールールや入居前の判断も僕たちが一緒に内見の案内などして、シェアハウスに住む人は選ぶ予定ではありますが、現時点でルールなどはありますか?

 

tetuyaお友だちを泊めちゃうとか、そういうのはなしでお願いしたいです。例えば、留学生でもお友だちを連れてきたときに「ごめん、うちはホテルじゃない」ってハッキリ言いました。

 

ーそうですね。ルールを決める中で、友人の宿泊も基本的には禁止にしてもらえれば大丈夫です。

 

tetuyaコロナもある時期なので、そういうのはきちんとしないと、と感じています。

 

ー確かに。危ないですもんね。何があるかわからないですもんね。

 

tetuyaあといろいろな考え方がありますが、できればうちはワクチンを打つか、打つ予定でいてもらえると安心です。若い人もいろいろな考え方があるとは思うのですが。特にうちは90歳のおばあちゃんを連れてくることがあるので、それだけお願いします。

 

ーそうですね。危ないですもんね。

 

シェアハウスにどんなイメージがある?ホームステイとの違いは?

 

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ーでは最後に、シェアハウス自体に持っているイメージってありますか?

 

tetuyaホームステイとあまり変わりません。いままで「シェアハウス」っていうイメージが私にはなかったのですが、同じような形だったらやってみようかなと思いました。特にいまはコロナの影響で、ホストファミリーとしての活動がないので。

 

ーじゃあホームステイは「みんなで仲良く生活する」というイメージでしょうか?

 

tetuyaそう、家族みたいなイメージ。ただ家に人がいて、朝出かけた後いつ帰ってきたのか分からないのは寂しいじゃないですか。

 

ー確かに。

 

tetuyaできれば「ご飯一緒に食べよう」とか、何かあったら「どうしたの?」と気にかけたり。「一緒に〇〇しない?」とか、そういうのが屈託なくできる関係でありたい。「家賃さえもらっていればいい」っていうのは違うかな。

 

ーだから朝と夜に食事も提供する形にされているんですね。

 

tetuya自然なやり方かなと思って「食事」ってしたの。食事を出さないと部屋を行ったり来たりするだけになるかなって。

 

ー確かにそうですね。他の物件でも食事提供スタイルにしたときに「自分で作るのが大変」って方が何人かいました。ありがたいって。

 

tetuyaそういう人が来てくれると助かる。あと、食事の好みでその人のことがある程度分かるんですよ。

 

ーへー!

 

tetuya何でも好き嫌いなく食べる人は人を受け入れるし、好き嫌いがたくさんある人は難しい人が多い印象があります(笑)。こんなこと言っちゃいけないけど(笑)それでも合わせますけどね。

 

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ーこだわりが強いんですかね(笑)

 

tetuyaそうかもしれない(笑)
留学生にも宗教上の理由などで特定の食べ物が食べられない子はいましたから。最初は「受け入れられるかな」って思ったけれど、サウジアラビアの子と接して変わりました。

 

ーサウジアラビア!めずらしいですね。

 

tetuyaイスラム教徒だから豚肉を食べられなくて。最初はどうしようかなって思ったけれど、勉強かなって思って受け入れました。でも全然平気。でも豚肉を出したときもあったの。「ごめん牛肉ばっかり出せないから、今日は豚肉。でもあなたは食べなくても良いからね。他の物あるから食べてね」って。そうしたら「大丈夫」って言って食べたの(笑)

 

ーそれは大丈夫なんですかね(笑)

 

tetuyaあれは意外でした。食べていいの?って思ったけれど(笑)だから「なんだあ」って。あまり先入観を持たなくてよかったのかなと思いました。

 

ー関わってみないとわからないですよね。

 

tetuyaそう。でも、そのサウジアラビアの子が母国からこの絨毯を送ってくれたの。

 

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ーあ!そうなんですね!けっこう良さそうなやつ……でも良い体験だったんでしょうね。

 

tetuyaこれは高いと思う。けっこう良いやつ。その子はお父さんが貴族なんですよね。

 

ー貴族!(笑)

 

tetuya動画を見せてもらったのですが、サウジアラビアは家庭でラクダを飼っているの。そのミルクをしぼって飲むところの動画を見せてくれました。さらに人がきたときは羊かヤギをまるごと一頭料理する。飼っているヤギを。

 

ーすごい(笑)

 

tetuya「そんなの食べれない」って言ったら「みんなこれが当たり前」びっくりした、生活が全然違う。
本当にいろんな人が来ました。いろいろな体験ができておもしろかったです。

 

 

シェアハウスをどんな場所にしていきたい?

 

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ーなるほど。じゃあ最後に、シェアハウスをどんな場所にしていきたいですか?

 

tetuya開いている、お互い受け入れ合う場所にしたいです。

 

いまはコロナの影響でみんな閉ざされちゃっているけれど、本来閉ざすのはあまり良くないと思うんです。本来はグローバルに、お互い理解しあって、「実はこう思っていたんだけど違うんだ」とか、違いを見つけて受け入れることって大切で。大きなことはできないけれど、相互理解って誤解を解くとか、小さなことから始まると思うんです。

 

ー確かに、そうですね。特に生活は、徐々にすり合わせしていく必要がありますよね。

 

tetuyaホームステイ中は「中国のこと誤解していたな」とか「日本について誤解していたな」とか出てくるんですよね。

 

例えば中国人の子が滞在したとき、「ああ日本人ってこんな優しいんだ」と言ったんです。日中の関係が悪いときだったから、中国の親御さんが心配して「あなた大丈夫?」ってメールがきたんだって。

 

でも「日本の人は優しい」って言うから、「そういうのちゃんと伝えてあげて」って。決して日本はそういう風に、日中関係が悪いからって、そういうことはない。だからそういうのを伝えていったら、向こうの保護者の方も「へー」と驚いていたそうです。

 

ー政治的な部分は仲が悪くても、個人で見たら違いますもんね。

 

tetuyaまったく違う。だから生活しながらそういう誤解を解いていく。地味な作業だけど、そこからどこでどうなって、どういう縁を生むか分からないから。
それにそういう偏見をなくすためには、まず自分がやってみることが必要。私もそう思っていたけれど、違うんだって。

 

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ー自分も思います。

 

tetuyaうちは息子が中国で働き始めてもう10年ですが、最初は「大丈夫かな」と心配でした。でも、現地ではみなさん本当に良くしてくれて。それを見たときに「こんなに良くしてくれるんだ」って感じて、今度は「私が日本でできることをやってあげよう」って思っちゃった。

 

ーさっきのサウジアラビアの子を受け入れた前後の変化と、似ていますね。

 

tetuyaそう。意外に、自分の固定概念が邪魔していることもある。1回取っ払って、自分の目や耳で見聞きして。そうする方が良いなと思います。

 

ー確かに間違いないでね。良い話を聞けました。ありがとうございました!

 

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まとめ 多様性がある留学生と関わってきたからこそ分かる理解の大切さ

 

今回は、シェアハウスひだまり「南浦和」の三村さんにお話をお伺いしました。

 

これまでホストファミリーとして数多くの留学生を受け入れてきた三村さん。その中で少しずつすり合わせていく、相互理解の心を持つ大切さを感じられ、シェアハウス生活にも活かしてくださるように感じました。

 

また朝・夜の2食付きというのも嬉しいところ!食事を通して交流も生まれやすく、温かい場所になりそうです。

 

「食事を用意してもらえるのはありがたい」「会話や交流のあるシェアハウスが良い」という人はもちろん、三村さんのホームステイ先として留学生を受け入れた経験を聞いてみたい人などもおすすめのシェアハウス。

 

気になる人は、次のページからシェアハウス浦和の基本情報をチェックしてみてください!

 

→シェアハウス南浦和の基本情報はこちら!

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