
空き家を放置しておくことには、劣化による倒壊や不法侵入など、さまざまなリスクがあります。
とはいえ、「どのように活用すべきかわからない」という人も多いでしょう。
そこで今回は、神奈川における空き家活用事例をピックアップして紹介します。
横浜市や横須賀市などの好事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
神奈川県にはどのくらいの空き家がある?
引用:神奈川県「神奈川県内の空き家の現状」
2023年における調査によると、神奈川県の空き家の戸数は約47万戸。
国内で見ると東京都や大阪府に次いで3番目に多く、今後も増加していくことが懸念されています。
また、空き家率は9.8%。約10戸に1戸が空き家であることがわかります。
空き家の種類
空き家は以下3つに分類されます。
- ・二次的住宅:別荘などで普段は人が住んでいない住宅
- ・賃貸・売却用の住宅:賃貸・売却のために空き家となっている住宅
- ・その他の住宅:それ以外の理由で人が住んでいない住宅
この3つのなかでも、神奈川県では「その他の住宅」が占める割合が増加しています。
「その他の住宅」には、相続したものの使われていない家などが含まれます。
「住んではいないものの、思い入れのある実家を売却したくない……」「うまく活用したいとは思っているが、具体的な方法が決まらない……」といった理由で、空き家のまま放置しているケースもあるようです。
市町村別に見た「その他の住宅」の数
引用:神奈川県「神奈川県の市町村別その他の空き家数とその他の空き家率」
神奈川県の市町村別に見ると、「その他の住宅」がとくに多いエリアは以下のとおりです(単位:千戸)。
- ・横浜市:51.5
・川崎市:20.1
・横須賀市:12.8
・相模原市:11.8
・藤沢市:9.2
各自治体は空き家問題に対応するため、相談窓口を設けています。
空き家の活用や管理について悩んでいる場合は、相談してみましょう。
神奈川県の空き家活用事例10選

ここでは、神奈川県の空き家活用事例をピックアップして紹介します。
横浜市や横須賀市の事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
シェアハウスひだまり東戸塚|空き家をシェアハウスとして活用
『シェアハウスひだまり東戸塚』は、空き家をリノベーションした交流の場。
シェアメイト全員で集まれる広いリビングや、プライベートを確保できる個室を設けて、快適に生活できる空間に仕上げました。
個室には冷蔵庫やベッドなどを設置し、利用者がすぐに新生活をスタートできるように工夫しています。
- ・改修費用:不明
・所在地:神奈川県横浜市戸塚区平戸2-21-10
リトルファームHOMMOKUもくり|空き家を改修した地域交流拠点
横浜市中区にある『リトルファームHOMMOKUもくり』は、空き家を改修した地域交流拠点です。
地域住民が主体となって使われていなかった戸建住宅を改修。庭には畑や花壇、ピザ窯を設置し、誰でも気軽に集える場所にしました。
畑で栽培した作物を別の地域交流拠点で販売したり、買い物弱者支援を行ったり、さまざまな活動を展開しています。
- ・改修費用:約250万円
・所在地:神奈川県横浜市中区本牧満坂169
参考:神奈川県「空き家を未来へつなぎましょう」
反町カフェぽらん|誰でも利用できる居場所兼働き場を整備
2018年に横浜市神奈川区にオープンした『反町カフェぽらん』は、誰でも参加できる居場所兼働き場。
共同住宅の1階にあった空き店舗を改修し、カフェとしてオープンしました。
さらに、就労準備講座や介護予防デイサロンといった活動も展開。自治会に加入し、地域包括支援センターや民生委員との連携も進めています。
- ・改修費用:約1,000万円
・所在地:神奈川県横浜市神奈川区松が丘35-16 ドエル田園ガーデン山1F
参考:神奈川県「空き家を未来へつなぎましょう」
サロン ほっとサライ|空き店舗を改修して団地を活性化
UR南永田団地にある『サロン ほっとサライ』は、NPO法人永田みなみ台ほっとサライが開設・運営している多世代交流の場。
地域の自治会メンバーが中心となり、団地内にあった空き店舗を改修しました。
約30名のボランティアスタッフのほか、商店会や地域包括支援センター、小学校や大学など、多様なメンバーと協力しながら活動中。
バリアフリーにも配慮し、車椅子対応トイレを整備するなど、誰もが使いやすい空間を目指しています。
- ・改修費用:約850万円
・所在地:横浜市南区永田みなみ台2(UR南永田団地内)
参考:神奈川県「空き家を未来へつなぎましょう」
YAMAKITAぷらっと|空き店舗を活用して移住者の交流を促進
神奈川県足柄上郡にある『YAMAKITAぷらっと』は、空き店舗(店舗併用住宅)の一部を改修した地域の拠点。
町内への移住や、移住者同士の交流を支援する場として活用されています。
特産品の販売なども準備中。NPO法人が中心となり、町役場や町内会、商店街などと協力しながら活動しています。
- ・改修費用:約200万円
・所在地:神奈川県足柄上郡山北町
参考:神奈川県「空き家を未来へつなぎましょう」
愛甲原住宅|空き家をイベント広場として整備
神奈川県厚木市と伊勢原市にまたがる『愛甲原住宅』は、分譲開始から50年以上が経過し、空き家が増えてきました。
住宅地の端にあった空き家は、立地上、活動拠点とするのは困難であったため、イベント広場や畑として整備。
バーベキューなどの定期的なイベントを開催したり、畑で野菜を栽培して子どもたちと一緒に収穫祭を楽しんだり、さまざまな活動を展開しています。
- ・改修費用:約50万円
・所在地:神奈川県厚木市・伊勢原市
参考:神奈川県「空き家を未来へつなぎましょう」
かけカフェ|多世代が交流できる地域カフェ
一般社団法人かけはしが運営する『かけカフェ』は、子どもから大人まで、ゆるやかな交流が生まれる地域カフェ。
空き家になっていた築55年の木造住宅を改修してオープンしました。
洋室壁の撤去や押し入れの改装、ウッドデッキ取り付けなどは、地域の子どもたちも参加してDIY。地域企業や行政との協力体制も築きながら、プロジェクトを成功させました。
- ・改修費用:不明
・所在地:神奈川県横浜市泉区下和泉4-29-15
参考:神奈川県「空き家施策」
YASUULAB|空き家をシェアカフェやシェアオフィスに改修
横須賀市安浦町の『YASUULAB』は、築30年の空き家を改修した交流施設。
1階をシェアカフェやシェアオフィス、2階をITに関する地域課題の解決に取り組む場としました。
1階の大きな開口部や軒下空間も特徴的。屋内の様子を外から確認でき、地域の人々が気軽に利用できる施設となるよう、設計されています。
- ・改修費用:不明
・所在地:神奈川県横須賀市安浦町2-11-16
参考:神奈川県「空き家施策」
庄戸サロン|空き家を借りて多世代交流サロンを運営
横浜市栄区にある『庄戸サロン』は、住民自主組織「庄戸の元気作り」によって運営されている施設。
空き家となっていた戸建住宅を利用し、子育て支援や多世代交流の場として運用されています。
地域住民のボランティアが中心となり、イベントやプログラムごとの賛同者も協力。市からの補助金とイベント収益などで事業を継続しています。
継続的に利用できる拠点探しとボランティア集めが今後の課題。
- ・改修費用:不明
・所在地:神奈川県横浜市栄区庄戸
参考:一般社団法人かながわ福祉居住推進機構「先行事例の紹介2」
地域交流拠点ひまわり|団地内の空き店舗を見回り相談センターとして活用
『地域交流拠点ひまわり』は、団地内商店街の空き店舗を利用した見回り相談センター。
地域交流拠点としてふらっと立ち寄れるスペースを設けつつ、生活支援ボランティアセンターとしても活用されています。
改修はまちづくりセンターに依頼し、外からも入りやすいデザインとなりました。
改修費用は約1,600万円。そのうち990万円は横浜市からの補助金、残り600万円は認定NPO法人による借入金で行われました。
- ・改修費用:約1,600万円
・所在地:神奈川県横浜市旭区若葉台
参考:一般社団法人かながわ福祉居住推進機構「先行事例の紹介2」
空き家を活用せず放置するリスク

「解体費用をかけたくない……」「いつか使うかもしれないから残しておきたい……」などの理由で、空き家は放置されがちです。
しかし、空き家を放置することには次のようなリスクがあり、国土交通省も注意を呼びかけています。
- ・倒壊
・外壁落下
・ねずみや害虫による被害
・悪臭
・景観の悪化
・不法侵入
使っていない空き家は、換気や掃除などの手入れが不十分になり、劣化しやすくなります。
また、植栽が隣地へはみ出し、迷惑がかかるケースもあるかもしれません。
家族や専門家と相談しながら、「仕舞う」「活かす」などの適切な対応を検討しましょう。
参考:国土交通省「空き家を放置するリスク」
神奈川で空き家を活用するならシェアハウスもおすすめ
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シェアハウスは、空き家を有効活用する手段のひとつです。
シェアハウスとは、さまざまな属性をもつ人々が、リビング・キッチン・トイレなどを共有しながら生活する賃貸住宅。
空き家をシェアハウスとして活用することには、次のようなメリットがあります。
- ・放置しないことで長寿命化を図れる
・安定した収入を得られる
・地域の空き家問題解決につながる
国土交通省も空き家を活用する方法のひとつとして、シェアハウスを紹介しています。
空き家の管理で困っている場合は、ぜひ検討してみましょう。
参考:国土交通省「シェアハウスガイドブック」
神奈川で空き家を活用するなら『シェアハウスひだまり』へ!

『シェアハウスひだまり』は、主に空き家を所有するオーナー様からの依頼を受け、神奈川・東京・千葉・埼玉・福岡・熊本などでシェアハウスを運営しています。
「自分も住みながらシェアハウス化したい」「管理や運用を任せたい」など、ご希望に応じた方法をご提案しております。
空き家の活用方法でお悩みの場合は、お気軽にお問い合わせください。




























