「大学生でもルームシェアってできるのかな……?」
と考えている人もいるのではないでしょうか。
一人暮らしは高いイメージがあり家賃や生活費を安くしたい大学生は、候補の1つとしてルームシェアが気になることもあるかと思います。
実際にルームシェアは一人暮らしに比べると家賃や生活費を抑えることが可能で、まだ社会人ではない学生にもおすすめです。
そこで今回は、
・大学生がルームシェアをするメリットとデメリット
・大学生のルームシェアに必要な費用
・大学生のルームシェアにおすすめの人数と間取り
について紹介します。
一緒に住むルームメイトが決まっている人も、まだルームメイトが見つかっていない人も、今回の記事を参考にしてみてください。
大学生がルームシェアをするメリットとデメリット
大学生でも一緒に住むルームメイトと物件が見つかれば、ルームシェアをすることは可能です。
大学生がルームシェアをするメリットは以下の3つです。
【メリット】
・初めて実家を出た人でも安心感がある
・友達との仲が深まる
・家に話し相手がいて寂しくない
大学生になって初めて実家を出る、遠方に進学する人もいると思います。親元を離れる大学生にとってルームシェアは一緒に住む人がいるため、 新しい環境に慣れやすく安心感を得られます。
毎日一緒に生活する友達とは、お互いに助けあったり支えあったりすることで仲も深まります。実家暮らしのように、家に帰ってきたときに人がいるのも嬉しいですね。
他に、一人暮らしでは食事や家事を基本1人ですることになりますが、ルームシェアではルームメイトと一緒に担当することができます。
対して、大学生がルームシェアをするデメリットは以下の2つです。
【デメリット】
・学生同士のルームシェアだと審査が通らないことがある
・ルームシェアを解消したいタイミングが合わないことがある
大学生のルームシェアでは、不動産会社の審査が通りにくいこともあります。
社会人のように安定した収入がない大学生は、ルームシェアで住むような広い部屋の賃貸の審査が通りにくいです。審査が通らない可能性に注意して、余裕をもって部屋探しをしましょう。
またルームシェアをしていると、急な都合でルームシェアを解消せざるを得ない場合があります。
急に病気にかかってしまったり、どちらかに恋人ができて同棲を始めることになったり、さまざまなケースが考えられます。
さらに大学生は授業が少なくなったから4年生の1年間は実家に戻るといったケースもあり、必ずしも卒業までルームシェアを続けるとは限りません。
退去のタイミングが契約の更新とずれると、解約費用などが余分に発生します。さらには急な引っ越しに対応できる貯金がないこともあり得ます。
ルームシェア解消時にかかる費用や退去時の家賃についても、事前に話し合っておくのがおすすめです。
一人暮らしとルームシェア、何が違う?
一人暮らしとルームシェアで異なることは、以下の3つです。
・家賃が安くなる
・困ったときにすぐ人を頼ることができる
・家事を分担できる
家賃が安くなるのは、費用を安く抑えたい学生にとって嬉しいですよね。自分1人で住むよりも、安い家賃で広くて綺麗な部屋に住めるのがルームシェアの魅力です。
困ったときにすぐにルームメイトを頼れるのも大きなメリットです。
一緒に住んでいる人がいれば、急に倒れてしまったなど緊急時にすぐに助けを求めることができます。
緊急時以外にも、体調不良になったり怪我をしたりすると1人では何かと不便ですが、ルームメイトを頼れるとなると安心ですね。
さらにルームシェアでは家事を分担することができます。一人暮らしだと、洗濯や自炊、掃除などを1人でこなすのは大変です。
2人で分担すれば、一人暮らしよりも家事の負担を減らすことが可能です。
大学生がルームシェアで生活するのに必要な費用
都内で2人でルームシェアをする場合、1ヶ月の生活費は以下のようになります。
東京にある家賃12万円の賃貸に住む場合を想定しました。
【1ヶ月の生活費】
・家賃12万円
・光熱費1万円
・食費4~6万円
・日用品1万円
・合計18~20万円
1人あたりにすると、1ヶ月の生活費は9~10万円です。
今回はあくまで家賃12万円の場合での金額になります。高いと感じた人は家賃を安くすると費用を抑えられます。
大学生におすすめのルームシェアプラン1.人数とルームメイト
ここまでを読んでルームシェアに興味を持った人は具体的なプランを考えていきましょう。重要な項目を3つ紹介します。
まず重要なのが一緒に暮らすルームメイトです。
2人でルームシェアをすると、喧嘩をしたときに気まずくなってしまったり、助けを呼びたいときに相手が不在だったりすることがあります。
そこで、ルームシェア人数は3人がおすすめです。
3人であれば、喧嘩しても1人が仲介役になったり、誰かが家にいたりする可能性が高くなりますよね。
1人が長期間家を空けることになった場合でも、他の2人が残っていれば家賃や家事の負担が特定のルームメイトに集中する可能性を減らせます。
またルームメイトには相手への気遣いや思いやりができる人がおすすめです。
親しき仲にも礼儀ありというように、どんなに仲が良くても最低限のマナーは必須ですよね。
自分勝手に家の中を使おうとするのではなく、相手のことも考えて行動できるような人をルームメイトにしましょう。
大学生におすすめのルームシェアプラン2.間取り
2人でルームシェアをする場合、おすすめの間取りは2DKです。
ルームシェアといっても、お互いのプライバシーを守るために1人ずつ個室を用意するのがおすすめです。
私物の管理が雑になっていると、紛失の際にトラブルになりかねません。私物を別々の部屋に分けて管理した方がお互い安心です。
また一緒に過ごす時間のためにダイニングも必要です。
食事や休憩など、できるだけ一緒に過ごせた方が仲は深まります。
「電気を付けっぱなしにしないでほしい」など日常の些細な不満も、仲が良い方が言いやすいですよね。
2DKであれば、それぞれのプライバシーを守りつつ仲良く過ごすことができ、小さなことからトラブルになるのを避けられます。
お互いが一緒に過ごせるスペースとそれぞれの個室を用意できる、2DKがおすすめです。
大学生におすすめのルームシェアプラン3.予算
大学生がルームシェアをする場合、以下の費用は用意しておきましょう。
【初期費用の内訳】
・敷金(家賃1ヶ月分):12万円
・礼金(家賃1ヶ月分):12万円
・仲介手数料(家賃0.5〜1ヶ月分):6〜12万円
・火災保険料:1〜3万円
・最初の家賃1ヶ月分:12万円
・合計:43〜51万円
【引越し費用の内訳】
・引越し業者への支払い:2〜5万円
・家具や家電:5〜20万円
・合計:7〜25万円
初期費用と引越し費用を合わせると、1人あたり25〜38万円を用意すればルームシェアを始められます。
費用を抑えたい場合は、引越し業者に依頼するのではなく自分達で荷物を運んだり、家具や家電を中古で揃えたりすると安くすることができます。
ルームシェアに向いている大学生の特徴
ルームシェアに向いている大学生の特徴は以下の3つです。
・親しい人にも礼儀を持って接することができる
・相手に思いやりがある
・不満や注意を伝えるときの口調がきつくない
どんなに仲が良くても、相手のプライバシーを勝手に侵害する人はルームシェアに向いていません。
財布や引き出しの中身を勝手に見ない、相手の私物を勝手に持ち出さないなど、一緒に生活するうえで最低限の礼儀は守る人の方がルームシェアが合っています。
また家族でさえ喧嘩してしまうのに、同じ家に他人と住むとなるとなおさら喧嘩しやすいです。
共同生活は相手を思いやれる人の方が喧嘩を防げるため、思いやりのある人をルームメイトにするのがおすすめです。
他にも自分以外の人と一緒に生活していると、相手への不満はどうしても出てきます。
不満や注意をはっきりと伝えることは大切ですが、伝え方はさらに重要です。
口調がきつくなったり相手を責めたりせず、円満に解決できる人がルームシェアに向いています。
大学生が長く、楽しくルームシェアを続けるコツ
友達とトラブルなく過ごすためには、ルームシェアを始める前に話し合いをしておくことがおすすめです。
テーマは例えば、以下の3つです。
・絶対にやめてほしいことは何か
・家事の分担はどのように分けるか
・退去時期の目処やかかる費用はどう分担するか
特に、お互いの”絶対にやめてほしいこと”を先に聞いておくのが大切です。
人によって嫌なことや許せることは違うため、トラブルになる前に話しておきましょう。
・「〇時以降は音楽を流さないでほしい」
・「生ゴミは絶対に袋に入れて口を縛ってほしい」
など、気になることはルームシェアを始める前にルールとして決めておくとトラブル防止につながります。
ルームシェアの手配が不安な大学生はシェアハウスもおすすめ
部屋探しやルームメイト探しなど、自分で手配するのが不安な人にはシェアハウスを提案します。
ルームシェアをしたいといっても、気の合うルームメイトを探すのは大変ですよね。
なかなか良いルームメイトが見つからない場合、ルームメイトを探す必要がないシェアハウスもおすすめです。
シェアハウスであれば入居したい人が個別に運営会社に問い合わせるため、自分でルームメイトを手配する必要はありません。また基本的には初対面同士で生活するため、新たな出会いも多く交流の幅が広がります。
さらに社会人も住んでいるため、学生にとっては年が離れた人と仲良くなる良い機会です。
初期費用に関しても賃貸を借りるよりシェアハウスの方が安くなるため、費用を抑えたい学生には特におすすめです。
まとめ ルームシェアとシェアハウスは一人暮らしよりも費用が安い
今回は、大学生のルームシェアについてまとめました。
ここまでで大切なことは、以下の3つです。
・大学生でもルームシェアはできる
・トラブルを避けるために事前に話し合いをするのがおすすめ
・ルームメイト探しや費用に困っていたらシェアハウスがおすすめ
学生のうちは、少しでも出費を抑えたいですよね。
ルームシェアやシェアハウスは、一人暮らしよりも費用を安くするのに有効な手段です。
今回の記事を参考にしながら、ルームシェアやシェアハウスを検討してみましょう。
ルームシェアは日々の生活費に限らず、初期費用も安いですが、シェアハウスと比べられることがよくあります。
そこでルームシェアとシェアハウスの初期費用を比較しました。気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。