シェアハウスのような他人との共同生活で、「プライバシーは守られるのかな」と、気になっている方はいませんか?
またプライバシーが少なさそうと感じ、入居を悩んでいる人もいるかもしれません。
シェアハウスでもプライバシーを守ることは可能で、特に個室を選ぶと安心です。また、プライバシーを守るための対策を知っておけば、住み始めてから悩むことも少なくなります。
そこで今回は、
・プライバシーが少ないシェアハウスのストレス
・プライバシーを確保しやすいシェアハウスの特徴
・シェアハウスでプライバシー確保のためにするべきこと
を解説します。
最後にプライバシーを守りやすいシェアハウスも紹介しますので、参考にしてみてください。
シェアハウスのプライバシー確保には個室を借りよう
シェアハウスでも、プライバシーは確保できます。
ただしシェアハウスには次のようないくつかの部屋タイプがあるため、物件を借りるときには個室を選ぶ必要があります。
・個室
・ドミトリー(相部屋)
ドミトリーは、複数の二段ベッドを置いた部屋に、2〜4人で住む部屋のこと。
もともと海外のゲストハウスで一般的だった相部屋が日本のゲストハウスに広まり、シェアハウスでも取り入れられるようになりました。
ドミトリーは、他の住人と同じ部屋で寝るため、個室よりプライベートな空間・時間は確保しにくいです。
また部屋では誰かと一緒に過ごすことが多くなり、プライバシーを完全に守ることも難しいです。
プライバシーをしっかり確保したい場合は、個室を借りましょう。
相部屋について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
プライバシーがないシェアハウスで感じるストレス
シェアハウスのドミトリーや共有スペースで「プライバシーがない」と感じると、次のようなストレスが溜まります。
・貴重品の管理に気を使う
・スペースがせまく、物を置けない
・1人になる時間がほとんどない
ドミトリーでは、自分のスペースにカギをかけたり部屋を自由に使ったりすることはできません。カギ付きロッカーが支給される物件もありますが、貴重品の管理は自己責任です。
また、物を置くスペースも確保しづらく、完全に1人になることも難しいです。「1人の時間が持てない」と感じ、ストレスを溜めてしまう人もいます。
個室を借りると、自分以外の人が部屋を使うことはありません。1人の時間を持ちやすく、個室にカギをかければ貴重品などが盗まれることもほとんどないでしょう。
プライバシーを確保しやすいシェアハウスの特徴
プライバシーを確保するには、個室以外にもいくつか確認したいポイントがあります。
・廊下の幅が広い
・ドアが重厚な造りになっている
・入居人数が少ない
廊下の幅が広いと、それだけ向かいの部屋との距離が生まれます。離れれば離れるほど音も聞こえづらくなり、お互いの生活音もあまり気になりません。
生活音などが聞こえることも「プライバシーがない」「1人になっている実感が湧かない」と感じる要因。そのようなストレスが少なくなるだけでも、プライバシー空間を確保しやすいです。
またシェアハウスの検索サイトで「プライベート重視」「プライバシー空間」などと検索すると、当てはまるシェアハウスが出てくることもあります。
シェアハウスの探し方について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
プライバシーを守るためにするべき3つのこと
プライバシーを確保したい場合は、ドミトリーよりも個室を借りるのがおすすめだとお伝えしました。
とはいえ、ただ個室を借りるだけでは効果は期待できません。
次の3つにも気を付けると、プライバシーをしっかりと守ることができます。
・見学時に個室の位置をチェックする
・シェアメイトの生活スタイルや価値観の違いを理解しておく
・友だちや家族を呼ぶときは事前に連絡をする
それぞれの理由を、次のトピックから解説しますね。
1.見学時に個室の位置をチェックする
シェアハウスの見学時に、個室の位置を確認しておきましょう。
シェアハウスの部屋によって、人通りが多いところ、出入り口に近いところ、端っこと位置が異なります。人がよく通る場所だと、部屋の中が見えてしまったり、物音が聞こえやすいと感じたりすることがあります。
またドアを開けたときに個室の中が見えるなど、プライバシーを完全に守ることは難しいです。
見学時に、自分の希望する部屋はどんなところに位置するのか、チェックしておきましょう。なるべく奥にある端っこの部屋を選ぶと、ストレスも少ないはずです。
2.生活や価値観の違いを理解しておく
シェアハウスの住人同士であっても、生活スタイルや価値観は異なります。すべて同じ考えの人はいないと理解した上で入居することが必要です。
例えば、共有スペースやドミトリーに私物を置いていたとしましょう。自分では「人の物は勝手に使わないだろう」と思っていても、他の人は「共有スペースに置いてあるものは誰でも使って良い」という考え方かもしれません。
そうするとシェアハウスによっては、勝手に使われることも起こりますよね。スマホなどプライベートな情報がつまった物だったら、プライバシーの侵害にもつながります。
また、私物の貸し借りであっても、聞けば貸しても良いと思っている人、そもそも貸したくない人など、考え方はさまざまです。
価値観の違いを理解しつつ、他人の物は勝手に使わない、確認してから使うといったことも徹底してください。
3.友だちや家族を呼ぶときは事前連絡をする
シェアハウスに友人や家族を呼ぶときは、事前にシェアメイトに伝えておきましょう。これは自分以外のシェアメイトのプライバシーを守るために必要です。
シェアハウスには、来客OKな物件も多いです。しかし、承諾されているとはいえ、家は住人全員のものです。
勝手に知り合いを呼んで、知らぬ間にシェアメイトと遭遇しては、驚かせてしまいます。
さらにシェアハウスによっては、住人以外が入ってはいけないスペースもあります。住人専用スペースに来客が入ってしまうなど、問題も起こりかねません。
これでは他の住人のプライバシーが守られませんよね。
友だちや家族を呼ぶときは、事前に「○月○日に友人がきます」と知らせましょう。遊びに来る友人には、他人が入れないスペースを教えておくなど、来客に伝えることも忘れないでください。
ここまでシェアハウスでプライバシーを守る方法を解説しました。
プライバシーを守るだけでなく、そもそもプライバシーを確保しやすいシェアハウスに住むのもおすすめです。
そこで次は、プライバシーを確保しやすいシェアハウスを3つ紹介しますね。
プライバシーを確保できるシェアハウス1.西新井【東京】
1つ目に紹介するのは、東京にあるシェアハウス「西新井」です。
おすすめポイントは、以下の通り。
・個室がすべて壁沿いでそこまで近くない
・木の温もりがある部屋で落ち着きやすい
・一部の個室には広いバルコニーがある
温かみのある部屋でリラックスして過ごせそうですね。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:4万〜4万2,000円+1万5,000円
・部屋数:6室
・住人の数:最大6人
・最寄り駅:東武スカイツリーライン「西新井」駅
・おすすめする人の特徴:個室でリラックスして過ごしたい人
プライバシーを確保できるシェアハウス2.横浜ドットテラス【横浜】
2つ目に紹介するのは、横浜にあるシェアハウス「横浜ドットテラス」です。
おすすめポイントは、以下の通り。
・マンションのような重厚な造りで、音が聞こえにくい
・部屋が離れているため、一人暮らしのような気分になる
・女性専用のため、異性の目は気を使う必要がない
マンションのような構造のため、音漏れなどのストレスは感じにくいはずです。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:1万9,000円+7,000円(ドミトリー)、4万9,000円+1万円(個室)
・部屋数:15室
・住人の数:17人
・最寄り駅:相鉄本線「天王町駅」、JR線「横浜駅」、東急東横線「横浜駅」
・おすすめする人の特徴:生活音などのストレスをできる限り減らしたい女性
プライバシーを確保できるシェアハウス3.シェア屯越谷南【埼玉】
3つ目に紹介するのは、埼玉県越谷市にあるシェアハウス「シェア屯越谷南」です。
おすすめポイントは、以下の通り。
・すべて個室で6〜7.5帖と広い
・住宅街にあるため、静かで落ち着いている
・一部の個室にはバルコニーがある
シェアハウスも周辺も静かな環境を探している人におすすめです。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:3万〜3万2,000円+1万2,000円
・部屋数:6室
・住人の数:最大6人
・最寄り駅:東武スカイツリーライン「蒲生駅」
・おすすめする人の特徴:広々とした個室で静かに過ごしたい人
まとめ シェアハウスでは個室を選べばプライバシーは守られる!
今回は、シェアハウスでのプライバシーについて解説しました。
内容をまとめると、シェアハウスでプライバシーを確保するには個室に入居しましょう。
そしてシェアハウスに住むときは次のことに注意すると、プライバシーを守りやすいです。
・見学時に個室の位置をチェックする
・シェアメイトの生活スタイルや価値観の違いを理解しておく
・友だちや家族を呼ぶときは事前に連絡をする
また最初から、プライバシーを守りやすいシェアハウスを探すのもおすすめです。
今回紹介したシェアハウスも候補に考えながら、シェアハウス探しを進めていってくださいね。
またこの記事を見て「シェアハウスはきついかも……」と感じた方は、ソーシャルアパートメントも見てみましょう。家賃は高くなりますが、シェアハウスよりはプライバシーが尊重される住み方です。
ソーシャルアパートメントについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。