
「シェアハウスに住んだとき、世帯主って誰にすればいいんだろう…」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
シェアハウスの世帯主は、住人全員が当てはまります。世帯主とは、同一で生計を立てているメンバーの代表者のこと。住人が個別に仕事を持っているシェアハウスでは、誰か1人だけが世帯主になるわけではありません。
そのためシェアハウスでは、全員が世帯主として登録します。そうすることで、会社からの住宅手当なども受けやすくなります。
とはいえ、初めてのシェアハウス生活だと、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、
・シェアハウスの世帯主は誰になるのか
・住民票の移動や世帯主の設定に関する手続き
・世帯主になったときの注意点
を解説します。
「いきなり手続きをするのは難しそう…」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけならハードルは高くありません。
まずはシェアハウスの世帯主の設定について、大まかに解説します!
シェアハウスの世帯主は誰になる?
シェアハウスでは、全員が世帯主になります。何人で住んでいても、ドミトリーへの入居であっても、世帯主は1人ずつ設定が必要です。
「世帯(主)」とは、そもそも「生計を同一にすること」を指しています。そして世帯主とは、その中での代表者のこと。シェアハウスの住人は一緒に住んでいるとはいえ、別々に生計を立てていますよね。そのため、1人ずつ世帯主になることが必要です。
よく世帯主は「物件を契約した人」と考えている人も多いですが、世帯主と契約者は同じではありません。仕事をしている、1人で親元から離れて生活している限り、あなた自身が世帯主になる必要があるのです。
シェアハウスに引っ越したとき、住民票の移動も必要
シェアハウスに引っ越すときは、法律により住民票の移動が義務付けられています。これは、一人暮らしでもシェアハウス暮らしでも変わりません。そして住民票を移動させるときに、世帯主の登録も行います。
特に社会人は、会社からの住宅手当を受けたいと考えている人もいますよね。その場合は、住民票で世帯主であることの証明が欠かせません。そのため住民票を移動しておく方が、住宅手当を受けやすくなります。
すると家賃が3〜5万円安く、企業によっては半額になることもあるのです。
例外として、以下のような場合は住民票の移動が必要ありません。
・1ヶ月など短期間の入居
・卒業後に実家に変える予定の学生
学生以外は、住民票を移動させてください。
シェアハウス入居後に行う世帯主の登録手続き
住民票の移動は、以下の流れで行います。
・引っ越し予定日の14日前から古い住所の住民票を移動する
・引っ越しから14日以内に、新しい住所へ住民票を移動させる
またこのときに
・免許書やパスポートなどの身分証明書
・印鑑
が必要なことも多いため、準備しておきましょう。
このときの書類に、新しい世帯主を登録する欄があるため、自分の名前を書くことで世帯主の登録が完了します。
シェアハウスへの入居で世帯主の登録しない、住民票を移さないとどうなる?
もしもシェアハウスへ入居したとき、住民票を移動させないと以下のことが発生します。
・住宅手当を受けることができない
・運転免許の更新や選挙の案内が届かない
・届け出が遅れた場合は、罰金の可能性も
これはシェアハウスでも一人暮らしでも変わりません。14日以内には住民票を移動させましょう。
シェアハウスで世帯主になっても、扶養から外れることはない
もしもシェアハウスに入居したものの、「親の扶養に入っている」「親の社会保険に入っている」という人もいるかと思います。このとき「扶養から外れるのでは?」と心配する人も多いですよね。
しかし、あなたが学生のように「自分で生活できるだけのお金を稼いでいない」場合、扶養から外れることはありません。
親の仕送りなどで生活している限り、「同じ生計で生活している」ことになり、扶養の対象のままなのです。
そのためシェアハウスに世帯主として入居し、親と別々に生活しても、扶養の対象であり続けることは可能です。
ここまでシェアハウスの世帯主の登録について、解説しました。
これらの登録基準は、ルームシェアも同じです。
そこで最後にルームシェアの世帯主についても、詳しく解説しておきますね。
ルームシェアの場合も全員が世帯主になるべき
ルームシェアの場合もシェアハウスと同じで、世帯主を1人ずつ登録します。
同じ生計でない限り、世帯主は1人ずつ登録が必要です。ルームシェアも転入届を出すときに、一緒に登録すれだけで完了です。
ルームシェアの世帯主登録については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてチェックしてみてくださいね。
「ルームシェアでは全員が世帯主になるべき!手続きの3ステップも解説します」
まとめ シェアハウスの世帯主は1人ずつ登録することで、住宅手当などが受けやすくなる
今回はシェアハウスに入居したときの、世帯主の登録について解説しました。
シェアハウスの世帯主は、入居者が1人ずつ登録します。「世帯」とは生計をともにするメンバーであり、世帯主とはその代表者のこと。そのため、別々に仕事をしているシェアハウスでは、全員が世帯主になることが欠かせません。
世帯主の登録は、住民票の移動とともに行います。住民票の移動は、以下の流れで実施します。
・引っ越し予定日の14日前から古い住所の住民票を移動する
・引っ越しから14日以内に、新しい住所へ住民票を移動させる
もしも住民票を移動しなかったり、世帯主の登録をしてなかったりすると以下のことが発生します。
・住宅手当を受けることができない
・運転免許の更新や選挙の案内が届かない
・届け出が遅れた場合は、罰金の可能性も
住民票の移動と世帯主の登録は、なるべく早めに実施してしまいましょう。
手続きを早く済ませて、シェアハウス生活を楽しんでくださいね!