「留学中はシェアハウスに住みたいな…」
と考えている人は多いのではないでしょうか?
シェアハウスは海外で最も滞在費用を節約できる方法のため、選択肢として選ぶ留学生が少なくありません。また友達ができやすいなどのメリットもあり、留学生活がさらに楽しくなります。
とはいえ、海外でのシェアハウス生活は、なかなかイメージしにくいですよね。
そこで今回は、
・海外のシェアハウス事情と費用
・留学中にシェアハウスに住むメリットとデメリット
・シェアハウスでのトラブルと対策
・留学先でのシェアハウスの選び方
を紹介します。
まずは留学中のシェアハウス事情について、ざっくりと理解しましょう!
留学中はシェアハウス生活を選ぶ人が多い
アメリカやカナダ、オーストラリアなど留学中の生活場所として、シェアハウスを選ぶ人が増えています。
というのも、多くの留学生はまずホームステイを体験します。これは海外での生活に慣れるため。しかしホームステイは費用が高く、1ヶ月に20万円ほどかかることも少なくありません。
海外での滞在方法は、シェアハウスが最も安いです。そのため途中でホームステイからシェアハウスに切り替えて、留学費用を節約する人が多いです。
海外のシェアハウスの特徴は、主に以下の3つです。
・男女混合が一般的
・費用は週払い(まとめ払いにも対応)
・住人は現地の人から留学生まで多国籍
日本のシェアハウスはまだまだ日本人が中心ですが、海外では偏りがありません。所属も学生から社会人まで幅広いです。
シェアメイトのことを「フラットメイト」ともいい、キッチンやリビング、トイレなどを共有します。
留学先でのシェアハウス生活に必要な費用
海外でのシェアハウス生活にかかる費用相場は、1ヶ月で平均1,100〜1,300米ドル(約13万〜15万4,000円)です。
内訳は主に以下の通りです。
・家賃:1ヶ月で平均700〜1,000米ドル(週に平均200〜300米ドル)
・水道光熱費:1ヶ月で平均100米ドル
日本円にすると、家賃が約8〜12万円。光熱費が約1万円です。
ただし物価の安い国であれば、1ヶ月につき100米ドル(1〜2万円)で入居できることも少なくありません。国によって相場は異なります。
ここまで海外のシェアハウス事情について、ざっくりと解説しました。
続いては、留学中にシェアハウスで生活するメリットとデメリットをお伝えします。
留学中にシェアハウスで生活するメリット
留学中、シェアハウスに住むメリットは以下の通りです。
・留学費用を節約できる
・友達を作りやすい
・門限がなくて自由に生活できる
・自分の住みたいエリアに住むことができる
・海外の文化や習慣を学ぶことができる
多国籍なシェアハウスでは、国際交流が可能に。またホームステイよりも自由度が高く、ストレスを感じにくいです。
留学中にシェアハウスで生活するデメリット
一方で、以下のデメリットもあります。
・物件探しに英語力が欠かせない
・郊外に住むと移動に時間がかかる
・トラブルへの対応力が求められる
不動産会社などを使って自力でシェアハウスを探す場合、TOEIC600点ほどの英語力が欠かせません。
600点というのは日常英会話が問題なくでき、ビジネス英会話も少し理解できるレベル。物件探しには交渉力も必要なため、「基礎+a」の英語力があると安心です。
不安な場合は、日本の留学エージェントに頼ることをおすすめします。エージェントがシェアハウスを手配してくれるため、英語初心者でも安心です。
ここまでメリットとデメリットを解説しました。
しかしこれらを理解していても、トラブルがないとは言い切れません。
そこで次は、よくあるシェアハウストラブルと対策をお伝えします。
留学中に多いシェアハウストラブル
留学先のシェアハウスで多いトラブルには、例えば以下のようなものがあります。
・私物がなくなる
・シェアメイトが家賃を滞納する
・シェアメイトが夜に友達を連れてきたり、パーティーを開いたりしてうるさい
・シェアメイトの共有スペースの使い方が汚い
・1人の時間が少ない
日本人はきれい好きな人が多いため、どうしても衛生面でストレスを感じやすいです。また騒音トラブルも多く、引っ越しを決断する要因の1つです。
これらは対策を知っておくことで防止できます。次で解説しますね。
シェアハウスでトラブルなく留学生活を送るための対策
トラブルを防ぐカギは、「物件選び」です。
まず留学先でシェアハウスを探す方法は、以下の通りです。
・学校や留学エージェントの紹介
・語学学校や大学での募集
・インターネットの掲示板
・現地の不動産会社
・友達への呼びかけ
・日本人コミュニティ
そして気になる物件を見つけたら、必ず見学することをおすすめします。
見学のときは、以下のことをチェックしてみてください。
・物件は必ず見学(インスペクション)する
・カギのある個室に住む
・親日のオーナーさんやシェアメイトの物件を選ぶ
・郊外よりも中心地の物件を選ぶ
・シェアハウスのセキュリティーや空き巣対策を確認する
中心地の物件は家賃が少し高いですが、夜遅く帰るときでも人通りが多くて安全なことが多いです。
特にワーキングホリデーをする人はアルバイトをすることが多いため、周辺の治安や環境に気を配ることが欠かせません。また家賃が高いため、落ち着いた社会人が多い傾向のため、騒音問題は少ないです。
これらのポイントをクリアしたら、あとは契約です。最後に入居の流れを解説しますね。
留学先でのシェアハウスの選び方
気になる物件を見つけたら、以下の流れで見学や契約を進めます。
①オーナーや不動産会社に連絡する
②見学の日時を決める
③実際に見学して気になることを質問する
④書面で契約を交わす
⑤入居日を決める
見学の日時を決めるときに、住所や物件までの道順などを聞いておくと安心です。
また以下のこともチェックしておくと、生活しやすいです。
・最寄りのコンビニやスーパーの場所
・駅やバス停からの距離
・部屋の日当たり
・Wi-Fiの有無と速度
・家賃や水道光熱費の支払い方法
・最短の居住期間
・シェアハウスでのルール
そして契約条件などはなるべく書面に残しておくことをおすすめします。
口頭の約束では証拠が残らない上に、英語のためすべてを理解できていないことも少なくありません。「言った」「言っていない」でトラブルにならないためにも、記録に残るもので契約を交わしてくださいね。
留学中のシェアハウス生活に役立つ英単語と例文
次に、留学中のシェアハウス探しで役立つ英単語と例文を紹介します。
【英単語】
・Bond「保証金」
・M/F「男女混合(男女どちらでも良い)」
・Furnished / Unfurnished「家具あり / 家具なし」
【例文】
・Do you have any room available? 「部屋は空いていますか?」
・How many people live in this house?「この家には何人住んでいますか?」
・Is this Unfurnished?「この物件は家具なしですか?」
オーナーとのやり取りに役立ちます。
シェアハウス探しにおすすめのサイト【留学先別】
最後に、留学先別に物件探しに役立つサイトを紹介します。
・アメリカ(サンフランシスコ)
「Craigslist」https://sfbay.craigslist.org
・オーストラリア
「Gumtree」https://www.gumtree.com.au/
・カナダ
「e-maple」http://www.e-maple.net
これらを参考に、シェアハウス生活を楽しんでくださいね。
まとめ 留学中のシェアハウス生活を楽しくするためにも必ず見学を
今回は留学中のシェアハウス探しについて解説しました。
おさらいすると、海外でシェアハウスに住むメリットは主に以下の5つです。
・留学費用を節約できる
・友達を作りやすい
・門限がなくて自由に生活できる
・自分の住みたいエリアに住むことができる
・海外の文化や習慣を学ぶことができる
そしてトラブルを防ぐためにも、以下のことに気をつけながら物件を探してみてください。
・物件は必ず見学(インスペクション)する
・カギのある個室に住む
・親日のオーナーさんやシェアメイトの物件を選ぶ
・郊外よりも中心地の物件を選ぶ
・シェアハウスのセキュリティーや空き巣対策を確認する
最後に紹介した例文やサイトを活用しながら、快適に過ごせるシェアハウスを見つけてくださいね。