「シェアハウスに入居するとき、面接ってあるのかな……」
と考えている人は多いのではないでしょうか?
厳密にいうと、シェアハウスの入居審査に面接はありません。ただし、見学のときのやり取りが、面接をかねていることは多いです。
見学時にしっかりとアピールするべきポイントを理解しておくと、面接や入居審査に通過しやすくなります。
とはいえ、面接で具体的にどのようなポイントを見られているのか、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、
・シェアハウスの面接で確認されるポイント
・無職でもシェアハウスの面接に受かるのか
・面接に受かるためのポイント
・面接に落ちたときの対処法
・シェアハウスの面接で聞いておきたいこと
を解説します。
今回の記事を参考にしながら、シェアハウスへの入居の流れをつかんでいきましょう!
シェアハウスの面接基準1.職業や年収
1つ目は「職業や年収」です。
シェアハウスは入居において、働き方などあまり問いません。フリーターや個人事業主など、収入が不安定な人でも入居しやすいです。
とはいえ、家賃を支払う能力は不可欠。運営会社は家賃がないと、シェアハウスを続けることができないためです。
高い年収やキッチリとした職業が求められるわけではありませんが、「家賃を継続して支払えるかどうか」は確認されます。
家賃の目安は「月収の3分の1」。それよりも高い家賃のシェアハウスは入居を断られることもあるため、注意しましょう。
またコンセプトシェアハウスでは、特に職業をしっかりとチェックされることがあります。「エンジニア限定シェアハウス」「起業家シェアハウス」など、職業そのものがコンセプトになっているからです。
月収に対する家賃、そしてコンセプトと自身の職業は、しっかりと確認しておきましょう。
シェアハウスの面接基準2.入居理由
2つ目は「入居理由」です。
シェアハウスは基本的に、前向きな理由なら入居を断られることはありません。
注意したいのは、ネガティブな理由。
例えば、
・賃貸マンションの家賃を滞納して強制退去になった
・隣人とトラブルを起こして引っ越すことになった
・ゴミ捨て場など共有スペースのルールを守らず退去させられた
などです。
シェアハウスは他人との共同生活であり、その距離は賃貸マンションよりもさらに近くなります。そのため、ルールや協調性、周りへの配慮などは、シェアハウスの方が必要とされるものです。
このような理由では、入居を許可してもらえることはほとんどありません。
基本的に、「シェアハウスで友だちを増やしたい」「設備が充実していて良いと思った」など、前向きな理由で入居を考えましょう。
シェアハウスの面接基準3.人間性や人柄
3つ目は「人間性や人柄」です。
人間性や人柄は、シェアハウスならではの確認ポイント。シェアハウスは初対面の人との共同生活であるため、協調性のある人の方がスムーズに運営できるからです。
人間性や人柄は、例えば以下のようなポイントでチェックされます。
・清潔感のある服装をしているか
・面接の集合時間に遅れていないか
・提出書類や締め切り日は守られているか
・愛想よくコミュニケーションができるか
・住人にあいさつできるか
面接や入居手続きでは、常識やルールを守るようにしましょう。当たり前のことをしていれば、入居を断られることはほとんどありません。
その他、入居審査について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
無職でもシェアハウスの面接に受かる?
ここまで、シェアハウスの面接におけるチェックポイントを紹介しました。
その中で「職業や年収を確認されるなら、無職は断られるのかな」と感じた人もいるのではないでしょうか。
正直にお伝えすると、無職はシェアハウスでも入居審査に通りにくくなります。定期的な収入がないため、「家賃の支払いが難しいのでは?」と考えられてしまうでしょう。
ただし、一部のシェアハウスは無職でも入居できることがあります。無職でも転職活動中など、何らかの理由があると考えるためです。
また無職でも以下の対策によって、入居審査に通過することは可能です。
・転職活動中であることを話す
・1年の家賃を支払えるくらいの貯金を用意しておく
・人柄や入居理由で良い印象を与える
特に「お金」。やはり家賃の支払いが難しいと運営会社に感じさせてしまうと、入居することは難しいです。
貯金があること、定職に就く予定であることを伝えて、運営会社に安心感を与えましょう。
シェアハウスの面接に受かるためのポイント
続いては、シェアハウスの面接に受かりやすくなるポイントを紹介します。
面接のときは、以下のことに注意しましょう。
・入居の申し込みで虚偽の報告は絶対にやめる
・明るく元気良いコミュニケーションを心がける
・収入や貯金残高などを書類で証明する
当たり前ですが、入居審査の書類で虚偽の報告はやめてください。嘘であることが分かると、必要な収入額などを満たしていても、入居が難しくなります。
収入面で厳しさを感じる場合、コミュニケーションに気を配るのがおすすめ。
シェアハウスは他人との共同生活のため、心地よいコミュニケーションは絶対に必要とされます。収入面が厳しくても、コミュニケーション能力で挽回することは可能です。
上記のポイントを押さえて、シェアハウスの面接に挑みましょう。
実際に入居することが決まったら、入居手続きを進めます。
手続きについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
シェアハウスの面接に落ちたときの対処法
万が一シェアハウスの面接に落ちてしまったら、そのシェアハウスへの入居は一旦あきらめましょう。落ちたシェアハウスに同じ状態で入居を申し込んでも、断られる可能性が高いからです。
またシェアハウスに限らず賃貸の審査で、落ちた理由を教えてもらえることはあまりありません。改善策もわかりにくいため、他のシェアハウスを探す方が早いです。
面接に落ちたときは理由をしつこく聞いたりせず、お礼を伝えて他のシェアハウスを探しましょう。
シェアハウスの面接で聞いておくこと
ここまでシェアハウスの面接でチェックされるポイントをお伝えしました。
入居者ばかりがチェックされているように感じるかもしれません。実は面接は、入居者のみなさんがシェアハウスを見きわめる場でもあります。
シェアハウスの面接でしっかりと物件や運営会社のことを知っておくと、入居後のイメージ違いなどを防ぐことができるためです。
チェックしたいポイントは、以下の3つ。
・来客が訪れることは多いか
・掃除やゴミ捨てのルールはあるのか
・家賃はどのようにして支払うのか
その他にも、不安なことがあれば聞いておきましょう。入居手続きの前で聞いておく方が、お互い不安なく新生活をスタートできます。
今回の記事を参考にしながら、シェアハウスの面接を通過できるようにがんばりましょう!
まとめ シェアハウスの面接はポイントを押さえれば通過しやすい
今回の記事では、シェアハウスの面接について解説しました。
シェアハウスの面接では、主に以下3つのポイントを確認されることが多いです。
・職業や年収
・入居理由
・人間性や人柄
また合格するために、3つのポイントをお伝えしました。
・入居申し込みで虚偽の報告をするのは絶対にやめる
・明るく元気良いコミュニケーションを心がける
・収入や貯金残高などを書類で証明する
シェアハウスは無職やフリーターなど、収入が不安定な状態でも入居できることがあります。ただしその場合は、貯金などで金銭的な余裕を証明することは欠かせません。
今回の記事を参考にしながら、気になる物件があれば積極的に見学していきましょう。
実際にシェアハウスを見学するときの流れは、以下で紹介しています。気になる人は、参考にしてみてください。