「最近まわりにシェアハウスで生活している人が増えている…」
と感じている人は、多いのではないでしょうか?
近年テレビ番組などが理由で、シェアハウスの数が増加しています。さらにはコンセプト型シェアハウスの出現により、「家賃が高くてもシェアハウスに住みたい!」という人も増えています。
とはいえ、どうしてシェアハウスに住む人が増加しているのか、不思議に感じますよね。
そこで今回は、
・シェアハウスの物件や入居者が増加する理由
・どんな人が住んでいるのか
・どんな理由で退去するのか
などを解説します。「シェアハウスに興味あるけれど、どうなんだろう…」と感じている人の参考になれば幸いです!
この記事のデータは、すべて以下の資料を参考にしています。
国土交通省「民間賃貸住宅における共同居住形態に係る実態調査 報告書」
http://www.mlit.go.jp/common/001046749.pdf
シェアハウスの物件と入居者が増加する理由
国土交通省のデータによると、シェアハウスの物件数は2011年で972件を記録しています。現在は1,000件以上が存在しており、東京以外の地方エリアにも少しずつ増えています。
そして入居者も、それぞれ3〜4人ずつ入居しているとすると、3,000〜4,000人がシェアハウスに住んでいることに。数字で見ると、多く感じますよね。
理由としては、
・テラスハウスなどテレビ番組の影響
・バンド「SEKAI NO OWARI」のメンバーがシェアハウスで共同生活をしている
の2つが大きいです。
これらがきっかけで、シェアハウスの認知度がアップ。興味を持って、入居する人が増えたと考えられます。
いま増加している「コンセプト型シェアハウス」
特に近年、「コンセプト型シェアハウス」が増加しています。
コンセプトシェアハウスとは、テーマを持ったシェアハウスです。
例えば、
・音楽シェアハウス
・起業家シェアハウス
・ジムやヨガスタジオ併設のスポーツシェアハウス
などです。
コンセプトシェアハウスの増加は、シェアハウスに住む理由と関係しています。次で詳しく説明しますね。
シェアハウスに住む理由は、新しいコミュニティに参加したいから
今までシェアハウスに住む理由は、以下が中心でした。
・家賃が安い
・初期費用が安い
・手続きがマンションほど複雑ではない
しかし最近は、以下の理由が増えています。
・新しいコミュニティに入りたい
・いろいろな人と出会いたい
・趣味の合う友達が欲しい
コンセプトシェアハウスは設備が充実しているため、家賃がワンルームマンションとほとんど変わりません。それでも同じ趣味の友達と出会えるため、シェアハウスを選ぶ人が増えているのです。
増加するシェアハウスには、どんな人が住んでいる?
ではシェアハウスには、どんな人が入居しているのでしょうか?
国土交通省のデータでは、
・20〜30代の若者
・特に25〜30歳
・入居者の40.7%が会社員
が中心だと明らかになっています。若者ばかりではなく、金銭面や生活に余裕のある30代が多いようですね。
シェアハウスを退去する理由は転勤が多い
せっかく入居したシェアハウスでも、みんながずっと住み続けるわけではありません。
退去と聞くとマイナスなイメージが浮かびますが、理由は「転勤や転職にともなう引っ越し」が多いです。
入居期間は平均1〜2年。そもそもシェアハウスは短期での入居をあまり受け付けていないため、ほとんどの人が1年以上は住みます。
こうして見ると、トラブルによる退去などは意外と少ないようですね。
シェアハウスへ入居しない理由として、「ほかの入居者とうまくいくかわからない」という声がありますが、心配は必要なさそうです。
これから増加するシェアハウスの入居者はファミリー層
そしてこれからシェアハウスが増加するにつれて、ファミリー層の入居も増えるのではないかと予想されています。
物件や管理会社によっては、入居者の年齢制限もあります。その一方で、年齢制限のないシェアハウスでは、すでに家族で住んでいるという人も。
理由としては、
・シェアハウスで出会って結婚した
・引っ越しが面倒でそのまま2人で住み続けている
などです。
また以下のシェアハウスも増えています。
・シングルマザーが集まるシェアハウス
・子連れや学生、高齢者など年齢制限がないシェアハウス
今後は子連れの入居が増加して、みんなで子育てしていくようになる可能性も。毎日にぎやかで、より楽しいシェアハウス生活が過ごせそうですね。
この記事を読んでシェアハウスに興味が出てきたら、気軽に見学などしてみてください。
まとめ シェアハウスが増加する理由は、新しいコミュニティを求める人が多いから
今回は、シェアハウスの物件や入居者が増加する理由をお伝えしました。
シェアハウスはテレビ番組などの影響もあって、人気が高まっています。またそのほかには、「新しいコミュニティや友達が欲しいから」という理由も。ワンルームマンションと同じくらいの家賃でも、シェアハウスを選ぶ人が増えています。
シェアハウスの入居者は、以下が中心です。
・20〜30代
・特に25〜30歳
・会社員
金銭面や生活に余裕があったり、仕事に慣れてきたりして、シェアハウスを考え始める人が多いようです。
また今後は子連れでの入居も増えるのではないか、と予想されています。ますますにぎやかに、楽しく過ごせそうですね。
この記事を読んでシェアハウスが気になった人は、一度見学してみてはいかがでしょうか。実際の生活を見ることで、よりイメージしやすくなるはずです。