「シェアハウスについて相談したいときって、誰にすればいいんだろう……」
と悩む方は多いのではないでしょうか。
シェアハウスでは入居前の不安、手続きや入居中のトラブル、退去の金銭問題など、悩む場面がいくつかあります。しかし専門的な内容も多く、どこに相談すればいいのか、なかなかわかりにくいことが少なくありません。
相談したいことがありそうなときは、事前に相談窓口を知っていると安心です。
そこで今回は、
・シェアハウスでよくある悩みやトラブル
・悩みやトラブルを相談できる窓口【内容別】
・自治体がシェアハウス専門の相談窓口を作った事例
を紹介します。
「専門機関に相談って大変そう」と感じるかもしれませんが、概要をつかむだけなら難しくはありません。
まずは、シェアハウスでよくある悩みやトラブルを見ていきましょう!
シェアハウスに関するトラブルや悩みとは?どこに相談する?
シェアハウスに入居するときに「トラブルとかあるのかな……」と想像する人も多いかと思います。
シェアハウスに関するトラブルや悩みは、例えば以下です。
【入居前の悩み】
・すでに入居しているシェアメイトと仲良くできるだろうか
・家具や家電はどれくらいそろっているのか
・物件は写真と同じ雰囲気だろうか
【入居手続き】
・契約内容が異なる
・物件のマイナスポイントを隠されていた
・そもそも運営会社が違法業者だった
【入居中のトラブル】
・シェアメイトがルールを守らない
・生活リズムや価値観があわない
・嫌がらせやいじめが発生することもある
【退去の手続き】
・余分なクリーニング代を取られる
・保証金(デポジット)が返ってこない
入居前から退去までの悩みを、どのように解決すればいいのか、なかなかわかりにくいものです。
そこで次は、それぞれの悩みについて相談できる窓口を紹介しますね。
シェアハウスに関する相談窓口:入居前の悩み編
はじめに、入居前の悩みを相談できる窓口を紹介します。
入居前の悩みは、以下のようなものがあるとお伝えしました。
【入居前の悩み】
・すでに入居しているシェアメイトと仲良くできるだろうか
・家具や家電はどれくらいそろっているのか
・物件は写真と同じ雰囲気だろうか
入居前の悩みや疑問は、基本的に「シェアハウスの運営会社」に相談しましょう。シェアメイトの雰囲気や家具のそろい具合、物件の様子について質問するとほとんど答えてくれます。
またひだまりのコラムではシェアハウスやルームシェア、一人暮らしなどに関する知識をお伝えしています。コラムを見て解決できる悩みも少なくありません。
入居前に不安を感じている人は、ひだまりのコラムも参考にしてみてくださいね。
シェアハウスに関する相談窓口:入居手続き編
続いては、入居を決めたあとの手続きです。
主な手続きの悩みは、以下の通りでした。
【入居手続き】
・契約内容が異なる
・物件のマイナスポイントを隠されていた
・そもそも運営会社が違法業者だった
手続きについて不安がある場合は、はじめにシェアハウスの運営会社やオーナーさんに相談します。
それでも不安が残る、解決策が見つからない場合は「弁護士」や「警察など公的機関」に相談するのがおすすめです。
契約内容など専門的なものが多いため、専門知識のある人に相談するのが最も安心です。
入居費用を支払ってからでは遅いこともあるため、早めの相談を心がけてみてください。
シェアハウスに関する相談窓口:入居中のトラブル編
次は入居中のトラブルです。
入居中でよくある悩みは、以下の通りです。
【入居中のトラブル】
・シェアメイトがルールを守らない
・生活リズムや価値観があわない
・嫌がらせやいじめが発生する
主にシェアメイトとのトラブルが少なくありません。このような悩みも、まずはシェアハウスの運営会社に相談するのがおすすめです。
運営会社のスタッフはシェアメイトとの関係もあるうえに、さまざまなトラブルの対応に慣れています。何度もトラブルが起こるわけではありませんが、経験からスムーズに解決してくれることがほとんど。
運営会社に相談した結果、シェアメイトとの関係がよくなることも多いです。
シェアハウスに関する相談窓口:退去の手続き編
続いては、退去の手続きです。
退去でよくあるトラブルは、主に以下でした。
【退去の手続き】
・余分なクリーニング代を取られる
・保証金(デポジット)が返ってこない
金銭面についての悩みが多いようです。
保証金とは、入居するときに支払う費用のこと。退去するときに部屋に修理箇所がないなら、基本的に全額返金してもらうことができます。
しかしデポジットが一切返ってこない、汚れがあるからとクリーニング代を数万円請求されることも。本当は必要ないお金を支払うことになってしまいます。
金銭が絡むトラブルは、弁護士さんに相談しましょう。運営会社との金銭的なトラブルになる可能性があるため、専門家のサポートを受ける方が安心です。
ここまでシェアハウスのトラブルに関する相談窓口を紹介しました。
このように悩みやトラブルは運営会社や弁護士さんに相談することが多いですが、近年はシェアハウス専門の相談窓口も増えています。
そこで次は、シェアハウスの相談窓口を作った東京の例を紹介しますね。
シェアハウス運営者、入居者向けの相談窓口も開設【東京】
東京都の足立区では2018年より、シェアハウスの運営会社やオーナー、そして入居者を対象とした相談窓口を開設しました。
目的は「足立区内にある空き物件が、違法民泊や貧困ビジネスの温床となることを防ぐこと」です。
この相談窓口によって、以下のことを予防できます。
・オーナーが空き物件を活用するためにはじめたシェアハウスが、知識の少なさゆえに違法物件になってしまうこと
・シェアハウスの入居者が違法民泊などトラブルに巻き込まること
ちなみにシェアハウス専門の相談窓口を作ったのは、東京都で足立区が初めてです。この例を受けて、これから他の地方自治体で増える可能性も少なくありません。
自分が住んでいるシェアハウスの自治体にも相談窓口はあるのか、確認しておくと安心です。
まとめ シェアハウスの相談窓口を調べて、トラブルに備える
今回はシェアハウスでトラブルが起きたとき、悩みを抱えたときに相談できる窓口を紹介しました。
おさらいすると、紹介したのは以下の4つです。
・入居前の悩み:シェアハウスの運営会社
・入居手続き:弁護士さんや公的機関
・入居中のトラブル:シェアハウスの運営会社
・退去の手続き:弁護士さん
東京の足立区のように、自治体で専門の相談窓口を用意していることもあります。自分が住んでいる地域にも相談窓口があるかどうか、一度チェックしてみることをおすすめします。
また今回は専門の相談窓口を紹介しましたが、シェアハウスのトラブルは自力で解決できるものも少なくありません。
シェアハウスでのトラブル対策について、気になる方は以下の記事もチェックしてみてください。