「賃貸マンションで一人暮らしをしたいけれど、家賃の目安っていくらくらいなんだろう……」
と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
賃貸で一人暮らしをするとき、家賃相場は5万〜10万円だといわれています。ただし金額は大学生や社会人などの状況や、エリアによっても変わります。
また家賃は「収入の3分の1」を目安とすることが多く、計算方法を知っているだけでも生活に余裕が生まれやすくなります。
とはいえ、具体的な家賃の決め方などは、なかなかわかりにくいですよね。
そこで今回は、
・賃貸で一人暮らしをするときの家賃と間取りの目安
・一人暮らしをするときの家賃の決め方
・一人暮らしでの生活費の目安
・賃貸マンションでの家賃の発生日
などを紹介します。
最後に、家賃や生活費を安くおさえるポイントもお伝えしていますので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
まずは家賃相場から見ていきましょう!
賃貸で一人暮らしをしたときの家賃相場は5万〜10万円
賃貸マンションで一人暮らしをすると、家賃はいくらになるのでしょうか。
あくまで目安ですが、相場は以下の通りです。
※東京都内で1Kの部屋に入居したとします。
・大学生の一人暮らしにおける家賃目安:5万〜8万円
・社会人の一人暮らしにおける家賃目安:7万〜10万円
大学生は学生向けマンションや、学校から近い郊外のマンションなどが多いため、それほど高くはなりません。
対して社会人は働いていることもあり、生活に余裕が生まれます。大学生のときよりは、数万円高い賃貸マンションに入居することが多いようです。
まとめると、東京での一人暮らしでの家賃は「平均7万〜8万円」といえます。
地方はさらに数万円安く、関西は平均5万〜7万円、名古屋や九州などは4万〜5万円で住めることも。エリアによって異なりますので、自分の地域に当てはめて考えてみてください。
家賃相場の賃貸マンションってどんな間取り?
ここまで家賃相場を紹介しましたが、7万〜8万円でどれくらいの間取りの物件を選べるのか、なかなかイメージしにくいですよね。
家賃が7万〜8万円の物件では、以下の間取りを選べることが多いです。
・広さ:1K〜1LDK
・設備:オートロック有、バストイレ別、地域によっては宅配ボックスあり
・駅からの距離:徒歩5〜15分
部屋は基本的にひとつですが、設備は充実していることが少なくありません。利便性をそこまで重視しなければ、十分な広さの部屋に入居可能です。
ここまで賃貸マンションの家賃について解説しました。
このように家賃はエリアや職業によってさまざまですが、具体的な金額の決め方はあるのでしょうか。次で詳しく解説しますね。
賃貸で一人暮らしをするときの家賃の決め方
賃貸マンションで一人暮らしをするとき、家賃の目安は「収入の3分の1」といわれています。
家賃を収入の3分の1におさえることで、生活に困ることがほとんどありません。また貯金できることも多いです。
例えば毎月25万円の給料がある人は、7万〜8万円の物件に住むことが可能です。
ただし収入の金額やお金の使い方は、人によってそれぞれ。そのためこの計算方法が、全員に当てはまるとは限りません。
自分が何にどれくらいのお金を使っているのか、把握するクセをつけておきましょう。
また「給料が低くて不安……」という人は、収入の4分の1を家賃の目安とするのがおすすめです。
とはいえ、収支の内訳は初めての一人暮らしだと、なかなか予想しにくいものです。
そこで次は、東京都で一人暮らしをしたときの生活費の目安を紹介しますね。
賃貸で一人暮らしをすると、家賃や光熱費など生活費は合計いくら?
給料が手取り25万円の人が、東京都にある賃貸マンションで一人暮らしをするとしましょう。生活費の目安は、約16万2,000〜20万7,000円です。
具体的な内訳は以下の通りです。
【物件にかかる費用】
・家賃+共益費:7万円+1万円
・水道光熱費:1万円
【その他の生活費】
・食費:2万〜3万円
・交際費:2万円
・通信費:7,000円
・日用品代:5,000〜1万円
・娯楽費:1万〜2万円
・衣服や化粧品:1万〜3万円
個人によって異なるうえに、男性は衣服や化粧品代が0〜1万円と考えるとわかりやすいかもしれませんね。
上記の生活費だと、毎月4万〜8万円の貯金ができる計算になります。
高すぎない家賃を設定しておくことで、毎月の生活に余裕が生まれることも少なくありません。自分にあった家賃をしっかりと考えることで、毎月の生活費にも数万円の差が生まれます。
この内訳を参考に、自分の収支をふりかえってみてください。
賃貸マンションの契約における家賃の発生日はいつ?
賃貸マンションの家賃は、入居審査が完了し、契約書が受理されたときに発生します。そしてカギの受け渡しをしたら、その部屋に住み始めることが可能です。
そのため家賃は、「入居していないけれど支払う必要のある日」がいくらか発生します。このタイムラグが長いと費用がムダになってしまいますので、入居日はしっかりと調整しましょう。
契約から入居までの流れについて、詳しくは以下の記事で解説しています。気になる方は、あわせてチェックしてみてくださいね。
賃貸マンションでの一人暮らしで家賃をおさえるポイント
賃貸マンションでの一人暮らし、できれば家賃はなるべく安いところを選びたいですよね。
家賃が低価格な物件の特徴は、主に以下の3つです。
・築年数が古い
・駅から離れている
・最寄り駅が利用者の少ない路線である
また以下2つの方法で、家賃をおさえることも可能です。
・会社の家賃補助システムを活用する
・不動産会社に家賃の値下げ交渉をする
物件探しの参考にしてみてください。
また家賃以外の出費をおさえることも大切です。次でお伝えしますね。
賃貸マンションでの一人暮らしで家賃以外をおさえるポイント
家賃以外の生活費をおさえるポイントは、以下の通りです。
・自炊をして食費を節約する
・スマホを格安SIMに変更する
・毎月や毎週ごとに使えるお金を決めておく
・毎月同じ金額を貯金する
毎月の生活費をおさえるだけでも、余裕が生まれて趣味や遊びにお金を使うことができます。家賃だけでなく、生活費を節約することも検討してみてください。
まとめ 賃貸マンションでの一人暮らしは家賃7万〜8万円の物件がおすすめ
今回は、賃貸マンションで一人暮らしをするときの家賃相場を解説しました。
おさらいすると、東京都での一人暮らしにおける家賃の目安は以下の通りです。
・大学生の一人暮らしでの家賃目安:5万〜8万円
・社会人の一人暮らしでの家賃目安:7万〜10万円
また家賃をおさえるポイントとして、以下の5つをお伝えしました。
・駅から離れている
・最寄り駅が利用者の少ない路線である
・築年数が古い
・会社の家賃補助システムを活用する
・不動産会社に家賃の値下げ交渉をする
生活費も節約を心がけることで、生活に余裕が生まれやすくなります。これから一人暮らしをする人は、今回の記事を参考に物件を探してみてください。
また賃貸マンションで一人暮らしをするとき、引っ越しまでに「初期費用」も発生します。
初期費用の意味や具体的な金額について、詳しくは以下の記事をチェックしてみてください。