「賃貸マンションでの一人暮らしって、引っ越しの挨拶は必要なのかな……」
と考えている人は多いのではないでしょうか。
今後の近所付き合いをスムーズにするには、引っ越したときに挨拶しておくことをおすすめします。挨拶のタイミングや注意点などを知っておくことで、ご近所とのトラブル対策につながります。
その場合、左右や真上、真下の部屋の人に日用品などの手土産を持って挨拶するだけで十分です。あくまでトラブルを避けることが目的なので、挨拶して仲良くする義務はありません。
とはいえ、挨拶はいつ、どこまでするべきなのかは、なかなか分かりにくいですよね。
そこで今回は、
・引っ越しの挨拶は必要なのか
・挨拶はどこまでするのか
・挨拶はいつするのか
・挨拶におすすめの手土産
・挨拶しなくても良いケース
・女性の一人暮らしで挨拶するときの注意点
・旧居での挨拶
を解説します。
今回の記事を参考に、引っ越しの挨拶の準備を進めていきましょう。
引っ越したときに近所の人に挨拶しないのはダメ?
まず基本的に、挨拶の義務はありません。挨拶をしなくても罰せられることはないです。
しかし「引っ越しには挨拶が必要」というイメージがありますよね。
もともと昔は、近所の人同士で助け合うのが一般的でした。また近所付き合いも重要だったので、「万が一にそなえて仲良くしましょう」と挨拶して、顔見知りになっておくのが一般的だったのです。
現在はどちらでも構いませんが、挨拶しておくことをおすすめします。特に以下の場合、すぐに引っ越しをすることは難しいので、挨拶しておく方が安心です。
・一軒家
・ファミリー向けマンション
・お子さんのいる家庭
実際にLIFULL HOME‘S PRESSの調査によると、挨拶した人は以下のようになりました。
・挨拶した:64%
・挨拶しない: 35%
【出典】LIFULL HOME‘S PRESS「引越し時の挨拶、する?しない?3割の人が引越しの挨拶をしない理由」
https://www.homes.co.jp/cont/press/report/report_00171/
まだまだ挨拶する人の方が多いようですね。
一人暮らしの場合、トラブルを避けたい、騒音などで迷惑をかけるかもしれないなどの理由から、挨拶することをおすすめします。挨拶でお互い顔を合わせていることが、結果的に防犯やトラブル対策になることもあるからです。
メリットも多いので、基本的には挨拶することを検討してみてください。
続いては、一人暮らしの人が挨拶する範囲やタイミングなどを解説しますね。
賃貸マンションでの一人暮らし、引っ越しの挨拶はどこまで?
賃貸マンションでの一人暮らしの場合、以下の範囲で挨拶しておきましょう。
・左右の部屋
・真上の部屋
・真下の部屋
挨拶の目的は「騒音などで迷惑をかけるかもしれないので、申し訳なく思っている旨を伝えておくこと」。生活音で迷惑をかけるかもしれない近隣の部屋には、挨拶しておくのがおすすめです。
部屋数の少ないアパートやマンションの場合、すべての部屋に挨拶して良いケースも。部屋数やマンションの造りなどにあわせて、範囲を変えてみてください。
賃貸マンションで引っ越しの挨拶をするのはいつが良い?
引っ越しの挨拶は、以下のタイミングがおすすめです。
・引っ越してから2〜3日、遅くても1週間以内
・週末の日中、平日の夕方
何度訪問しても住人が出ない場合、手紙などで簡単に挨拶を済ませましょう。
というのも相手が女性の一人暮らしである場合、知らない人からの訪問には簡単に応じないことが多いです。不審者対策として居留守を使うこともあるので、ムリに何度も訪問することは避けるのがおすすめです。
賃貸マンションの引っ越し挨拶では手土産も持参しておく
賃貸マンションで引っ越しの挨拶をするときは、手土産を持参することも考えておいてください。
手土産は、以下のようなものがおすすめです。
・500〜1,000円
・タオルやティッシュペーパーなど日用品
反対に、お菓子など食品は避けましょう。人によってはアレルギーがあり、食べられない可能性があるからです。
高級なものと食品を避けて、多くの人が使うものを探してみてください。
賃貸マンションの一人暮らしでは挨拶しなくても良いケースもある
ここまで引っ越しの挨拶の重要性をお伝えしましたが、以下の場合はムリに挨拶する必要がありません。
・女性の一人暮らし
・学生、初めての一人暮らし
・20代で単身者の多い賃貸マンション
女性で一人暮らしであることを知られた場合、トラブルに巻き込まれる可能性もあるからです。また一人暮らしだと知られないことが、防犯になることも少なくありません。
そして近年は、引っ越しにともなって挨拶する習慣がなくなりつつあります。そのため20代にはそもそも挨拶する人が少なく、挨拶することで反対に戸惑われることも。
すべての人に挨拶が必要ではないことも、頭に入れておいてください。
一人暮らしで引っ越しの挨拶をするのは怖い!どういう対策をしておくと安心?
ここまで引っ越しの挨拶について解説しましたが、一人暮らしの女性や親元を離れたばかりの学生の中で、「知らない人の家に挨拶するのは怖い……でも挨拶しておこう」と考える人もいるかと思います。
どうしても挨拶しなければいけない場合は、男性の友人と一緒に挨拶するなど、1人で訪問することは避けましょう。またむやみに個人情報を話さない、長話をしないこともおすすめです。
時間があれば、旧居でも引っ越しの挨拶をしておこう
余裕があれば、いま住んでいる賃貸マンションの隣人や近隣住民にも挨拶をしておきましょう。その場合は新居での挨拶と同じで、簡単な手土産を持参するのがおすすめです。
ただし友人でもない限り、新居の住所などは話さないようにしましょう。お世話になったからといって、そこまで話す必要はありません。これまでのお礼を軽く伝えるだけで十分です。
まとめ 賃貸マンションの引っ越しの挨拶をして、スムーズに新生活を始めよう
今回は賃貸マンションでの一人暮らしにおける、引っ越しの挨拶について解説しました。
おさらいすると、引っ越しの挨拶は基本的にしておくのがおすすめです。タイミングなどは、以下の通りです。
・引っ越しから2〜3日、遅くても1週間以内
・週末の日中、平日の夕方
・手土産を持参
・500〜1,000円以内の日用品をプレゼント
女性の一人暮らしは男性の友人に付き添ってもらうなど、工夫しながら挨拶してみてください。また時間があれば、いま住んでいる旧居でも挨拶しておきましょう。
また賃貸マンションだけでなく、シェアハウスへの入居でも挨拶は必要です。むしろ、他人との共同生活であるシェアハウスの方が、挨拶は重要だと考えられています。
シェアハウスでの挨拶について、詳しくは以下をご一読ください。