「同棲解消が決まったけれど、どのくらい費用がかかるのだろう……」
と悩む方は多いのではないでしょうか。
同棲解消が決まると、いまの家を出て新しい場所に住む計画を立て、さらに費用を用意しなければなりません。
同棲解消するときは、新居の契約金だけでなく、家具家電の処分費用が必要です。テレビや冷蔵庫・洗濯機は約3,000円~1万円、寝具は約5,000円~8,000円かかります。
また、実家へ帰ることなく新しい家を探す場合は、新居の家賃や敷金礼金が必要。
敷金・礼金は1ヶ月~2ヶ月分、家賃は1ヶ月分の前払いが一般的です。
そのほかにも、同棲解消するときに必要な費用があれば知っておきたいのではないでしょうか。
そこで今回は、
・同棲解消にかかるお金の内訳:2人とも引っ越す場合
・同棲解消にかかるお金の内訳:1人だけ引っ越す場合
・賃貸の場合は違約金が発生することもある?
・元カレに同棲解消後お金を請求したいとき
・同棲解消後、お金のトラブルにならないために
・同棲解消を決めるときの話し合いのコツ
を紹介します。
同棲解消の話し合いが進む中で、費用に不安を感じている人は参考にしてみてください。
同棲解消にかかるお金の内訳:2人とも引っ越す場合
同棲解消をするとき、元々住んでいた場所から2人とも引っ越す場合があります。
2人も引っ越す場合にかかるお金の内訳は、以下の通りです。
・新居の契約金
・引っ越し業者への依頼金
・不要な家具家電の処分費用
・敷金礼金
実家に戻らないのであれば、新居の契約が必要です。賃貸の場合、1ヶ月~2ヶ月分の敷金・礼金を支払うのが一般的。
さらに必要なのが、前家賃です。
通常、1ヶ月先の家賃を入居時に一緒に支払います。まとまったお金が必要になるため、貯金がないとすぐに同棲解消をするのは難しいです。
また、新居へ運ばない家具家電を処分する費用も必要です。家具や小さな家電は、粗大ごみとして3,000円以内で処分できます。
しかし、テレビや冷蔵庫・洗濯機は粗大ごみとして出すことができません。リサイクル家電として処分しましょう。
家具家電の処分にかかる費用の相場をまとめてみました。
・テレビや冷蔵庫、洗濯機など:約3,000円~10,000円
・ベッドなどの寝具:約5,000円~8,000円
2人で折半すればそれほど高くありませんが、できるだけ費用をおさえたいところ。
低価格で家具家電を処分するなら、自治体に引き取ってもらうのがおすすめです。
業者より安いことが多いため、家具家電を処分するときは自治体も含めて比較してみてください。
同棲解消にかかるお金の内訳:1人だけ引っ越す場合
1人だけ引っ越す場合にかかるお金の内訳は、以下の通りです。
・新居の契約金
・引っ越し業者への依頼金
・家具家電の買い足し費用
・敷金礼金
1人だけ引っ越す場合も、2人とも引っ越す場合とほとんど差はありません。
1人だけ引っ越す場合は、家具家電を同棲していた家に残す可能性があります。
その場合は、家具家電の買い足しが必要。
引っ越す側の負担が大きくならないように、どの程度なら家具家電を引き取れるか相談しましょう。
荷物の運搬を引っ越し業者に依頼する場合は、さらに費用がかかります。引っ越す距離や時期によって異なりますが、約8万5,000円の出費が必要です。
距離や荷物の量で変動することも考え、10万円以上は用意しておきましょう。
引っ越しは、家具家電の買い足しや引っ越し業者への依頼など、多くのお金が必要です。
1人の負担が大きくならないように、話し合いを重ねることが大切です。
賃貸の場合は違約金が発生することもある?
賃貸の場合、契約期間があります。契約期間中に同棲解消して退去する場合でも、違約金が発生しないことがほとんどです。
ただし、違約金の有無は物件によって異なります。
退去を申告する前に、契約書で確認しておきましょう。違約金がない場合でも、申告期間までに退去のことを伝えないといけません。
賃貸には解約を申告する予告期限があることがほとんど。予告時期がずれてしまうと、1ヶ月分の家賃を支払う必要があります。
物件によりますが、解約の予告期限は1ヶ月~2ヶ月前に設定されています。
同棲解消が決まったら、解約の予告期限をチェックしておきましょう。
元カレに同棲解消後お金を請求したいとき
同棲するときに仕事を辞めた、同棲解消を一方的に告げられたなどを理由に、元カレにお金を請求したい場合はどうすればいいのでしょうか。
恋人関係におけるお金の請求は、よほどの理由がない限り難しいです。
請求できる可能性がある理由は、以下の通りです。
・暴力などがあった場合
・内縁関係や婚約関係であった場合
これらの事実があった場合は、弁護士に相談するなどして元カレにお金を請求しましょう。
また、お金の貸し借りが発生した際は、恋人同士であっても借用書やデータで残すのがおすすめ。
お金関係は大きな問題に発展することもあるため、口頭だけのやりとりは避けましょう。
同棲解消後、お金のトラブルにならないために
同棲解消後にトラブルにならないため、お金関係の問題はなくしておきましょう。
気を付けたいのは、お金の貸し借りや2人で貯金をしていた場合です。
恋人同士のお金の貸し借りは紙に記録せず、口頭で貸し借りする方が多いのではないでしょうか。
別れる間際になって言い合いに発展しないためにも、基本的にお金の貸し借りはしないのがおすすめです。
お金の貸し借りがあった場合は、同棲解消が決まったときに事前に清算しておくか、過去の貸し借りについて話し合っておくことが大切です。
また、将来のことを考えて2人で貯金している場合もあります。そのようなときは、分配方法を話し合っておきましょう。
恋人同士であれば、出した分をそのまま分けるのが一般的。
例えば、彼氏が15万円出して、彼女が10万円出したとすると、別れるときも15万円と10万円で分けることになります。
一緒に貯金をするなら、どちらがどれだけ出したのかキッチリ記録しておくことで、トラブルを回避できます。
同棲解消を決めるときの話し合いのコツ
同棲解消を決める話し合いはなるべくスムーズに進めたいですよね。
そこで、話し合いのコツをまとめてみました。
・感情的にならない
・気持ちや体力に余裕のあるときに話し合う
・相手の意見もしっかり聞く
話し合いを進めていくと、気になっていたことを伝えたくなるときもあるかと思います。
しかし、過去のことをどれだけ伝えても話し合いは進まないため、グッとこらえることが大切です。
また、自分の主張を通すだけではなく、2人が納得いく結果にすることが話し合いのゴール。
相手の意見もしっかりと聞いて、2人が気持ちよく同棲解消できるように心がけましょう。
同棲解消の話し合いは時間がかかることもあるため、体力を使います。
話し合いをスムーズに進めるために、感情的にならないことに加えて、体調管理もしっかりしておきましょう。
まとめ 同棲解消はお金がかかる!貯金はしておこう
同棲解消は、まとまったお金が必要です。
家を出ていかなければならないため、引っ越し費用がかかってしまうのは避けられません。
同棲解消にかかるお金の内訳は以下の通り。
・新居の契約金
・引っ越し業者への依頼金
・不要な家具家電の処分費用
・家具家電の買い足し費用
・敷金礼金
別れる前提で同棲をする方はいないと思いますが、万が一のために貯金をしておくと安心。同棲解消が決まったら、すぐに動くことができます。
また、2人が納得いく形で同棲解消できるように、冷静に話し合うことも大切です。
自分の主張を通すだけでなく、相手の意見も取り入れながら話し合いを進めましょう。
感情的にならないことで、お互い気持ちよく新生活をはじめられます。
同棲解消が決まりそうであれば、今回の記事を参考に必要な費用を計算してみてください。
また同棲解消においては、金銭トラブルも起こりやすいです。
よくある金銭トラブルについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。