どうも、こんにちは。中原です。温度調節が難しい季節になりました。朝と夜は寒いけど、昼間は暑いです。風邪をひかないように気をつけないないといけないなと思います。
今日は、「増える訪日外国人。なぜ訪日外国人は増えているのか?」という話しで進めていきたいと思います。
訪日外国人の数は驚異的に伸びている
2015月の訪日外客数は、前年と比べると45.3%増の152千人で、初めて単月で150万人を突破したそうです。また、これまで年間を通じ単月過去最高であった2015年2月の138万7千人を13万9千人上回り、2カ月連続で単月過去最高を更新しました。
訪日外国人の数は、東日本大震災で低迷したこともあったのですが、2010年から861万→622万→836万→1,036万→1,341万人と上がっていっています。また、日本を訪れる数も増えたため、訪日外国人旅行消費額も増えています。2014年は2兆278億円で前年比43.1%増。2010年から11,490億→8,135億→10,849億→14,167億→20,278億と、どんどん増えていってるのがわかります。
しかし、いきなり日本を訪れる外国人が増えたのでしょうか?
なぜ訪日外国人は増えているのか?
日本を訪れる外国人の数が増えている理由はいくつかあります。
まず、一つ目は、ビザの規制緩和です。具体的には短期滞在に関して、2013年にタイとマレーシア国民、2014年にインドネシアのIC旅券保持者に対してビザを免除。フィリピン、ベトナムについても緩和を行いました。また、今まで中国については団体旅行しか認めていませんでしたが、2009年より個人観光ビザの発給がスタートし、年収や資産制限なども引き下げています。 こういったことがあり、外国人が日本に来やすくなったということです。
2つ目の理由は円安です。2011年に1$=75円台という戦後最高値を記録したのですが、野田元首相が衆議院を解散した2012年11月から円安に転じました。そして、いまでは1$=120円前後しています。
75円から120円まで変わることによってドルから見れば、日本の全て商品・サービスがすべて4割引きになったのと変わりがありません。
3つ目に、中国や東南アジア諸国といった新興国における所得水準の上昇が挙げられます。これらの国々では、一人当たりGDPが増加基調にあります。これに伴い、海外 旅行を志向する中高所得層が増加しており、自国と地理的・文化的に近い日本を訪れるアジアからの客数は高い伸びを見せています。などなどの理由がありますが、ほかにもLCCなどの格安航空会社ができて来やすくなったことなんかもあります。
インバウンド市場が注目される
日本政府は2020年のオリンピックに向けて訪日外国人旅行者数2,000万人、2030年には3,000万人を目標としています。市場規模で見ると5~6兆円に及ぶと推定されます。また、訪日外国人による旅行消費額は2兆円を超えています。まだまだ、日本を訪れる外国人の数は増えるだろうと想像がつきますね!!