新型コロナウイルスが世界中に拡大する中、熊本は地震から5年が経過しました。2020年は豪雨被害も発生し、自然豊かな熊本だからこそ、自然の脅威も体感することが多い昨今です。2012年熊本創業のシェアハウスひだまり。(偶然ではありますが、テラスハウスも2012年放送開始で、テラスハウスのグラフィックデザイン、ポスターデザインは熊本出身の吉良進太郎氏)
徐々に物件数を拡大しながら、現在では熊本エリアに8棟のハウスを運営しています。
今回はシェアハウスに関する実際の統計データを基に、シェアハウスの実情に触れて、疑問や先入観とのギャップの解消ができればと思います。
「(熊本の)シェアハウスにはどんな人が住んでいるの?」
シェアハウスの話になって、一番に出てくる疑問。”他人との共同生活”という日本では特殊な居住環境だからこそ、どんな人が住んでいるのか、気になりますよね。
さっそく2020年一年間の実際のデータから紐解いていきましょう。
男38:女62
男女比データがこちら。20代女性が中心という記事も多いシェアハウス。熊本には一部女性専用ハウスもあり、人口統計でも女性が多い世界ですが、熊本のシェアハウスも同様の傾向であると言えるでしょう。
ちなみに令和元年の熊本県の人口は、男性825,456 女性921,284です。(47:53)
平均 25.0歳
最低 22歳
最高 35歳
性別の次に気になるのが年齢。20代〜30代が中心のひだまりシェアハウスですが、実際のデータがこちらです。年齢上限を設けておりますが、この年は平均25歳、22〜35歳。これまでの最年少記録は16歳の高校生です。そこまで年齢が離れていない安心感も共同生活においては重要ファクターと言っていいでしょう。
(ちなみに僕個人はあまり実年齢を気にしない派です。)
社会人83:学生17
社会人か学生かの属性です。熊本でシェアハウスと言うと、学生が多いのでは?と言われることが多いのですが、現実の数値がこちらです。実は学生さんは2割いないくらいです。約8割が社会人。熊本は学生エリアの家賃相場が低いことも要因としてはあるのかもしれません。シェアハウスに住む学生さんは、学外での繋がりを作りたい、何かしらの活動をしているアクティブな人が多い印象です。
シェアハウス居住経験 あり7:なし93
2012年から9年が経ち、熊本でのシェアハウスの認知度も上がってきているかもしれません。ひだまり住人のほとんどが、初シェアハウスという印象でしたが、データを見てみるとシェアハウス居住経験ありの人の割合も増えてきています。海外では一派的なシェアハウスという居住スタイルが、日本の大都市だけでなく、熊本でも普及していくことが予想されます。
(ちなみに僕は学生時代、ひとり暮らしやルームシェア、同棲などの色々な暮らしをしてきました。)
総括
さて、シェアハウス住人の基本データを考察してみましたが、いかがでしたでしょうか。実際の内覧時によく質問にあがる住人基礎情報ではありますが、意外に感じる人も多いのではないでしょうか。テラスハウスの件もあり、イメージが一人歩きしてしまっている面もありますが、シェアハウスのことが少しでも気になっている方、先入観だけの方に実際のデータをお伝えできたでしょうか。シェアハウスという文化が日本(地方)でも理解が進んでいき、必要とする人に届いることができれば幸いです。
最後になりますが、ひだまりについて改めてご案内させていただきます。
ひだまりは、家族でもなく友達でもなくそれでいて家族のような友達のような不思議な関係を持ったコミュニティです。
人生の交差点です。
サッカーが好きな人は、サッカーサークルに入ります。料理が好きな人は、飲食店に入ります。
大人になるにつれて自分と同じような方向性を持った人と交わることになる。
特に社会に出るとほとんどのひとが同じ会社の人と多くの時間を過ごします。
ひだまりに住んでみると、美容師がいたり、プログラマーがいたり、音楽家がいたり、起業家がいたり、バーテンダーがいたり。。
それで、みんなで会場に観にいこうってなったりして。自分が意図してない世界にいきなり飛び込めたりする、やってみたい、やれそうな気がする、やってみたらそこで人生が変わるかもしれない。
シェアハウスはそういうきっかけになると思います。
ひだまりに入居したらきっとみんなの様々な価値観・人生観に触れ、自分の人生について考えたり、やりたいことや夢が少しずつ生まれてくると思います。かっこつけずにあなたの夢を聞かせてください。
きっとみんなは応援してくれます。卒業するまでになにかのきっかけをつかんでくれたら幸いです。
最後に…
シェアハウスって毎日がパーティなんてことはありません。
1日疲れて帰ってきて、誰とも喋りたくないって時もある。お風呂に入ってリビングでたわいもない話を「今週末何するの?」「今度挑戦してみたいんだよねー」なんて寝る前に30分でも1時間でもそういう話し相手がいることってすごく楽しいことだと思うんです。
小さな日々の寝る前のちょっとした時間、話し相手がいる時間、ほんの少しずつの時間かもしれないけど、それがシェアハウスの一番の醍醐味でもあるし、魅力だと思います。
「ただいまー」「おかえりー」
「ちょっとみんな聞いてよー、今日さー」の絶えないような。
わずかでも、日々、みなさんの暮らしのお役に立てるサイトになれば。
「Hidamari(ひだまり)」をどうぞよろしくお願い致します。
フォレストガンプ一期一会。
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