「コンセプトシェアハウスって面白いのかな……」
と考えている人はいませんか?
コンセプトシェアハウスとは、何かテーマを持ったシェアハウスのこと。趣味や目標などをテーマに、同じ興味を持つ人が集まって一緒に生活します。
近年、シェアハウス人気に伴って、「コンセプト付きの物件」が増えています。
コンセプトシェアハウスは趣味や目標など同じ人が集まるため、入居後に仲良くなりやすいです。長い付き合いの友達になることもあるでしょう。
とはいえ、普通のシェアハウスと何がちがうのか、どんなコンセプトがあるのか、分からないことも多いですよね。
そこで今回は、コンセプトシェアハウスについて、以下のことを解説していきます。
・コンセプトシェアハウスとは?
・面白いコンセプトシェアハウス
・コンセプトの種類
・コンセプトシェアハウスのメリット・デメリット
・住んでいる人の特徴
・探し方のコツ
これを読めば、「コンセプトシェアハウスって面白い……!」と、興味が湧くこと間違いありません。
コンセプトシェアハウスとは、テーマのある家
コンセプトシェアハウスとは「何かテーマを持って作られたシェアハウス」を指します。特定のコンセプトに共感して集まった人が、一緒に生活します。
通常のシェアハウスは、基本的には性別や職業問わず、誰でも住むことができます。簡単な審査や見学時の人柄チェックなどはあるものの、特に制限はありません。
対して、コンセプトシェアハウスはテーマに沿った人物のみ入居することが可能。コンセプトに沿った趣味や条件に当てはまらないと、入居はできません。
コンセプトはさまざまなものがありますが、主に以下の3つにわけられます。
・趣味型:趣味など好きなもの
・勉強型:語学や資格、受験
・助け合い型:シングルマザーなど共同生活を必要とする人
趣味や好きなものでつながりたいのか、目標に向かってがんばりたいのか。もしくは生活を助け合う仲間がほしいのか、このあたりはしっかり考えておきましょう。
次は、実際にある面白いコンセプトシェアハウスを紹介します。
面白いコンセプトシェアハウス1.TOKYO SHARE BOND Komaba【東京】
1つ目に紹介するのは、コンセプトシェアハウス「TOKYO SHARE BOND Komaba」です。
コンセプトは「ワーキングスペースがあること」。基本的に個室のため、仕事に集中できますが、場所を変えて気分転換できます。
テレワークが増えたこともあり、家で仕事をしている人にぴったりです。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:5万2,000〜6万4,000円+1万4,000円
・部屋数:15室
・住人の数:最大15人
・最寄り駅:京王井の頭線「駒場東大前駅」
・おすすめする人の特徴:テレワーク中の人、仕事環境を充実させたい人
面白いコンセプトシェアハウス2.シェアリーフ西船橋グレイスノート【千葉】
2つ目に紹介するのは、コンセプトシェアハウス「シェアリーフ西船橋グレイスノート」です。
コンセプトは「音楽」。ドラムセットなどを用意したスタジオが3つあり、家にいながら練習をすることが可能です。
バンド活動をしている、音楽に関わる仕事をしている人は話のあう人と出会いやすいです。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:5万6,000〜7万4,000円+1万8,000円
・部屋数:85室
・住人の数:最大85人
・最寄り駅:東京メトロ東西線「西船橋駅」
面白いコンセプトシェアハウス3.川崎日進アパートメント‟85”【神奈川】
3つ目に紹介するのは、コンセプトシェアハウス「川崎日進アパートメント‟85”」です。
コンセプトは「発酵」。めずらしいですが、みんなの価値観や個性が、共存して交わることで、暮らしの価値が生まれることを目指します。
一緒に暮らす人と発酵するように、新しい自分と出会い、豊かに生活することが可能です。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:4万8,000〜5万円+1万5,000円
・部屋数:20室
・住人の数:最大20人
・最寄り駅:JR東海道本線「川崎駅」、JR南武線・京急本線「八丁畷駅」
・おすすめする人の特徴:生活や環境をガラッと変えたい人
面白いコンセプトシェアハウス4.シェアハウスひだまりヴァリエ市川【千葉】
4つ目に紹介するのは、「シェアハウスひだまりヴァリエ市川」です。
コンセプトは「女性専用」。白を基調としたシェアハウスできれいなうえに、すべて鍵付き個室で安心です。
また周辺にコンビニやスーパー、飲食店なども徒歩5分圏内にあり、初めての一人暮らしでも生活しやすいでしょう。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:3万2,000〜3万7,000円+1万円
・部屋数:7室
・住人の数:最大7人
・最寄り駅:京成本線「国府台駅」JR総武線「市川駅」
・おすすめする人の特徴:女性専用を探している人、清潔感のあるシェアハウスが良い人
面白いコンセプトシェアハウス5.シェアハウスひだまり伊那【長野】
5つ目に紹介するのは、コンセプトシェアハウス「シェアハウスひだまり伊那」です。
ひだまり伊那の面白いところは「住人兼管理人として生活できるところ」。一部の部屋が民泊として利用できるため、その滞在後と1階の共用部分の清掃を担当していただきます。
日々さまざまな人と交流しながら、楽しく生活できそうです。
→ 詳細はこちら!
【物件の詳細】
・家賃+共益費:2万5,000〜2万7,000円+1万5,000円
・部屋数:3室
・住人の数:最大3人
・最寄り駅:JR飯田線「伊那市駅」、中央高速バス 「伊那インター前」
・おすすめする人の特徴:新しいことを始めたい人、いろいろな人の人生に出会いたい
コンセプトシェアハウスの種類
今回は5つのコンセプトシェアハウスを紹介しましたが、他の物件では例えば以下のようなコンセプトもあります。
【国際交流】多国籍、英会話
【趣味】音楽、アウトドア、料理、スポーツ、ヨガ、漫画・アニメ
【生活支援】子育て、シングルマザー専用、多世代
【スキルアップ系】起業家育成、TOEIC、語学
もっとも多いのは「趣味」「スキルアップ」。数が多いぶん、希望のシェアハウスも見つかりやすいです。
また、この中でも「女性専用」シェアハウスが、最も身近なコンセプトシェアハウスでしょう。女性だけのため、インテリアが統一されている、物件内もきれいに保たれていることが多いのです。
上記以外にも、ユニークなコンセプトを持つシェアハウスが続々と誕生しています。
コンセプトシェアハウスのメリット・デメリット
コンセプトシェアハウスに住むメリットは、主に以下の3つです。
・趣味などでつながるため、仲良くなりやすい
・支え合いながら生活ができる
・集中して物事に取り組める
同じ趣味や目標を持っていると、住人同士の価値観も近いです。そのため、深く長い付き合いができることも少なくありません。
また、シングルマザー専用や多世代シェアハウスでは、生活を助け合えることも。子育てや、老後の生活に悩む人にとっては安心です。
対して、コンセプトシェアハウスにはデメリットもあります。
・コンセプトに対する熱量が足りなかった
・設備の使い方に細かいルールがきつかった
・一度入居して満足してしまった
「○○が好き!」とコンセプトに共感して入居。しかし、「他の人ほど好きじゃないかも……」と、熱量が足りないことに気づき、退去することもあるようです。
さらに1度住んだことで満足し、また別のコンセプトシェアハウスに移ることも。
また設備が充実しているぶん、細かいルールがあり、窮屈に感じてしまうこともあります。
面白いコンセプトシェアハウスの入居者は性別も年代もバラバラ
ここまでを読んで、実際にコンセプトシェアハウスには、どんな人が住んでいるのか気になりませんか?
コンセプトシェアハウスで最も多いのは、20〜30代の若者。一見普通に見えますが、一般的なシェアハウスよりも30代以上の入居がとても多いのです。
今までのシェアハウスでは、世代が偏ることがほとんどでした。どうしても年齢を重ねたり、結婚・出産といったイベントがあると、シェアハウスからは足が遠のきます。
対してコンセプトシェアハウスは、30〜60代といった世代もコンセプトに共感することで住みやすく、入居への後押しになっているようです。
入居後、シェアメイトと仲良くなるコツは、以下の通りです。
・自分から積極的にあいさつする
・ルールを確認したうえで生活する
・イベントなど積極的に参加してみる
ポイントは「自分からコミュニケーションを取ること」。初対面の印象が重要なため、入居日には自分から声をかけていきましょう。
またコンセプトシェアハウスはイベントが開催されることも多いため、最初は積極的に参加するのがおすすめです。
シェアメイトと仲良くなるコツについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
面白いコンセプトシェアハウスと出会うコツ
面白いコンセプトシェアハウスと出会うには、以下で検索するのがおすすめです。
・インターネットで直接検索
・シェアハウスの物件サイト
「シェアハウス コンセプト 〇〇」と、〇〇の部分に自分の趣味や取り組みたいことを入力して検索すると、当てはまる物件が見つかります。
もしくは、シェアハウスの物件情報サイトで探してみましょう。検索サイトによってはテーマごとにカテゴリーを作成しており、気になるものから検索できます。
気になるシェアハウスを見つけた後の流れは、以下の通りです。
(1)気になる物件の情報・口コミを調べる
(2)見学をする
(3)入居手続きを進める
(4)引っ越しの準備をする
(5)入居・住人にあいさつをする
ただしコンセプトシェアハウスの所在は、まだまだ東京など関東圏が中心。自分の住みたい地域では見つからないこともあります。
その場合は、コンセプトシェアハウスの探し方を工夫しましょう。詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
直接コンセプトシェアハウスを探し始めたい人は、以下の記事をご覧ください。
まとめ コンセプトシェアハウスに住めば、毎日が面白くなる
今回は、コンセプトシェアハウスについて解説しました。
おさらいすると、コンセプトシェアハウスとは、何か特定のテーマがある物件のこと。入居には、以下のメリットがあります。
・趣味などでつながるため、仲良くなりやすい
・支え合いながら生活ができる
・集中して物事に取り組める
そしておすすめの物件として、以下の5つを紹介しました。
・TOKYO SHARE BOND Komaba
・シェアリーフ西船橋グレイスノート
・川崎日進アパートメント‟85”
・シェアハウスひだまりヴァリエ市川
・シェアハウスひだまり伊那
今回紹介した中から、気になる物件はぜひ見学してみてくださいね。
またコンセプトを持った家という意味では、ソーシャルアパートメントも最近人気です。
ソーシャルアパートメントについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。