「家具家電付きの賃貸マンションってどうなのかな……」
と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
一人暮らしに必要な家具や家電は、もともと用意されている「家具家電付きマンション」や「レンタルサービス」を活用してそろえることが可能です。
これらのサービスを利用すると、自分で家具や家電を購入する必要がないので、まとまった初期費用が発生しません。また引っ越し前に慌てて買い物をする手間も省けるので、時間に余裕が生まれます。
ただし「好きな家具や家電を選べない」などデメリットも多いので、しっかりとサービス内容や自分にあった会社を確認することが必要です。
そこで今回は、
・家具家電付きの賃貸マンションや家具家電のレンタルサービスとは?
・家具家電は何がついてる?
・家具家電付きマンションやレンタルサービスのメリットとデメリット
・利用するときの注意点
・会社やサービスの探し方
を解説します。
今回の記事を参考に、お得に家具家電を用意しましょう。
家具家電付きの賃貸マンションとは?
家具家電付きの賃貸マンションとは、生活に必要な家具や家電をすべてそろえた状態で貸し出されている物件です。一人暮らしのワンルームマンションに用意されており、主に以下のような人に使われています。
・大学生
・単身赴任
・転勤や研修による短期間の入居
上記の人は、数ヶ月から数年の入居になることが多いですよね。
また実家などもともと住んでいた家があり、そこに家具や家電はひと通りそろっています。そのため家具や家電が用意されておりマンションを利用すると、同じ家具や家電をいくつも購入する必要がなくなります。
ただし家具家電付きマンションの家賃は、一般的なワンルームマンションと同じわけではありません。家具や家電がそろえられているぶん、家賃が20〜30%ほど高くるのです。
例えば、東京で1Kのワンルームマンションに入居するとしたら、家賃平均は以下の通りです。
・一般的なワンルームマンション:7万〜8万円
・家具家電付きワンルームマンション:8万〜9万4,000円
その差はおよそ1万〜2万4,000円ほどです。
毎月の家賃は高くなりますが、「自分で家具家電を購入する必要がないので楽だ」と好評です。
次は、家具家電付きのワンルームマンションにはどのような家具が付いているのか、紹介しますね。
家具家電付きの賃貸マンションには何がついてる?
家具家電付きの賃貸マンション(ワンルーム)では、例えば以下のような家具が用意されています。
・ベッド
・ソファ
・テーブル
・照明器具
・冷蔵庫
・電子レンジ
・洗濯機
・エアコン
・テレビ、テレビ台
日常生活に必要なものが、ほとんどそろっていますよね。家賃に1万〜2万4,000円ほどプラスするだけで必要な家具家電を利用できるので、お得だといえます。
また利用する不動産会社によっては、必要な家具や家電を選べることもあります。
賃貸マンションでは家具家電のレンタルサービスを使うこともできる
家具家電は、先ほど紹介した家具家電付き賃貸マンションに入居する以外にも「レンタルサービス」を使うことで用意できます。
家具家電のレンタルサービスとは、希望する家具や家電を一定期間だけレンタルできるサービスのこと。先ほど紹介したような家具や家電が、低価格で利用できます。
レンタルサービスは家具や家電を借りるだけでなく、故障したときのサポートとして「修理費用を負担」「無償交換」「家具や家電の設置」などをサービスとして提供していることもあります。
とはいえ、家具家電付きの賃貸マンションやレンタルサービスの利用は、個人によってメリットとデメリットがあります。
そこで次は、家具家電付きの賃貸マンションのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
家具家電付きの賃貸マンションやレンタルサービスを使うメリット3つ
家具家電付きの賃貸マンションに住む、もしくはレンタルサービスを利用するメリットは、以下の3つです。
・入居当日から日常生活をスタートできる
・家具家電を購入しないぶん、初期費用が安くなる
・退去のとき、不要な家具や家電の処分にお金がかからない
家具家電は入居の契約とともに申し込むので、入居の日には部屋にすべてそろっている状態になります。引っ越し前に慌てて買い物したり、慣れない土地で買い物したりする必要がありません。買い物の時間や手間を省くことができるのは、とても助かりますよね。
また家具家電をレンタルすることで、引っ越しの初期費用がそれほど高くなりません。初期費用はおよそ50万〜60万円ほど必要ですが、その20〜30%は家具家電です。レンタルなどを使うとその購入費用が必要ないので、結果的に初期費用を10万〜20万円ほど節約できます。
家具家電付きの賃貸マンションやレンタルサービスを使うデメリット3つ
家具家電付きマンションやレンタルサービスを利用するデメリットは、以下の3つです。
・家具や家電のメーカーや商品など、自分好みのものを選ぶことはできない
・貸し出される家具や家電は中古品なので、故障の可能性がある
・長期で生活する場合、レンタルの方が割高になることもある
基本的に、レンタルする家具や家電は中古品であることが多いです。また商品を選ぶことはできないので、機能性の高いもの、好きな色を選ぶことはなかなかできません。
さらには2年以上、長期で入居する場合は、家具家電のレンタル費用が購入費用を上回ることも。場合によっては、家具家電を購入する方がお得なこともあります。
そのため家具家電付きのマンションをおすすめするのは、1年半未満の入居を考えている人。それくらいの期間であれば、レンタルを利用する方が総合的な費用は低価格です。
ただしこれらのデメリットは、注意点を知っていれば問題ありません。
そこで次は、家具家電付きの賃貸マンションやレンタルサービスを利用するときの注意点をお伝えしますね。
家具家電付きの賃貸マンションやレンタルサービスを使うときの注意点
家具家電付きの賃貸マンションやレンタルサービスを使うときは、以下のことに注意しましょう。
・家具や家電が故障したときのサポート体制が整っている
・なるべく新品の家具家電を使えるサービスを選ぶ
・借りた家具や家電と、私物のものをしっかりと分けておく
まずチェックしておきたいのは、「故障や破損したときのサポート体制が整っているかどうか」。貸し出される家具や家電は中古品なので、そのぶん故障のリスクも高くなります。なるべく「無償交換・修理」のサポートがある方が、私たちの費用負担は少なくなります。
サポート体制がない場合は、新品の家具や家電を選べる不動産会社、レンタルサービスを選びましょう。
すでに契約してしまった場合は、賃貸契約書を確認してみてください。家具や家電が「設備」と定義にされていたら、大家さんがその修理費用を負担してくれることが多いです。
また借りたものと私物を分けておくことも必要です。返却するときに私物をレンタルしたものだといわれてしまうと、取られてしまう可能性があるからです。契約書などに家具家電のリストも作成して、ひと目で分かるようにしておきましょう。
家具家電付きの賃貸マンションやレンタルサービスの探し方
家具家電付きの賃貸マンションを探す方法は、主に不動産会社に問い合わせることになります。
おすすめのサービスを見てみましょう。
【家具家電付きマンション】
代表的なのは「レオパレス」です。レオパレス以外であれば、
・OYO
・SUUMO
・大東建託
などがあります。
【レンタルサービス】
対してレンタルサービスは、自分の希望にあったサービスを検索して申し込みます。
おすすめは、
・かして!どっとこむ
・あるる
・アムスなんでもリース
など。
おすすめのレンタルサービスについて、詳しくは以下の記事で紹介しています。気になる人は、あわせてチェックしてみてくださいね。
まとめ 家具家電付きの賃貸マンションを使って初期費用を節約しよう
今回は、家具家電付きの賃貸マンションやレンタルサービスについて解説しました。
おさらいすると、家具家電付きの賃貸マンションやレンタルサービスを利用するメリットは、以下の通りです。
・入居当日から日常生活をスタートできる
・家具家電を購入しないぶん、初期費用が安くなる
・退去のとき、不要な家具や家電の処分にお金がかからない
対してデメリットは、以下の通り。
・家具や家電のメーカーや商品など、自分好みのものを選ぶことはできない
・貸し出される家具や家電は中古品なので、故障の可能性がある
・長期で生活する場合、購入より割高になることもある
家具家電をレンタルするのは、主に1年半未満の入居におすすめです。2年を超えなければ、購入するより低価格で家具家電を利用できるでしょう。
また家具家電を購入したくない人は、シェアハウスもおすすめです。シェアハウスは冷蔵庫や洗濯機など、大きな家具や家電を共有のものとして用意してくれているので、自分で購入する必要がありません。
基本的には家賃も安いので、家具家電付きマンションよりさらに節約することが可能です。
シェアハウスについて、詳しくは以下の記事をご一読ください。