「同棲解消でお金がかかる。保険って使えるのかな……」
と悩む人は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、同棲解消に活用できる保険は2020年時点ではありません。以前は一部の会社で提供されていましたが、現在はサービスが停止されています。
同棲解消は保険を使いたくなるほどお金がかかりますが、あらかじめ対処法を知っていれば、支払いを最小限におさえることは可能です。
そこで今回は、
・同棲解消に保険は使えるのか?
・同棲解消で必要なお金
・同棲解消で出費をおさえるコツ
・引っ越しにあたる支払いをおさえる予防策
を順に解説します。
また同棲をスタートするときに加入しておきたい保険も紹介しますので、これから同棲を始める人も参考にしてみてくださいね。
そもそも同棲解消に活用できる保険ってあるの?
まず同棲解消にあたって利用できる保険は、基本的にありません。同棲解消にかかる費用は、自分たちで負担することになります。
以前はカップルの破局に使える「同棲解消ホケン」というものがありました。賃貸マンションの物件を紹介しているgood roomが提供しており、条件が合えば同棲解消にあたって10万円が支給されるものです。
しかし現在はサイトURLが削除されていることから、サービスは終了していると考えられます。
上記のことから、2020年時点で同棲解消で活用できる保険はないと考えておきましょう。
同棲解消は「保険を使えたら……」と思うほどお金がかかる
先ほど同棲解消に活用できる保険はないとお伝えしました。保険はトラブル時などに使うものなので、保険を探している人は「同棲解消ってお金がかかる……」と考えている人が多いのではないでしょうか。
実際に同棲解消は、以下のような多くの支払いが発生します。
・賃貸マンションの退去費用(クリーニング代)
・家具家電の処分、もしくは新たな購入費用
・引っ越し代
金額は個人差がありますが、およそ20万〜40万円ほど。高いと50万円を超えることも少なくありません。
すべて自己負担となると、いくらかの貯金がないと厳しいです。
しかし同棲解消は保険を活用できないので、そのぶん費用をおさえるコツがいくつかあります。次で紹介しますね。
同棲解消で保険を活用できないときの対処法3つ
同棲解消にあたって保険を活用できないときは、以下の対処法がおすすめです。
・クリーニング代は敷金から支払えないか不動産会社に聞いてみる
・家具家電は同額になるように分ける
・結婚資金を貯めていればそこから支払う
まず請求されることが多いのが「退去費用(クリーニング代)」。実は退去費用は敷金から差し引かれることになっているので、基本的に新たに費用を支払う必要はありません。
そもそも敷金は「退去時にかかる費用のために前払いしておくもの」。返ってこないと考えている人が多いですが、退去費用が少なければそのぶん私たちに返却されるのです。
また結婚資金を貯めていた人は、そこから支払えることも考えてみましょう。
家具家電の分け方は以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
同棲で保険が使えないときの予防策!ルールを決めておこう
先ほど同棲解消におけるお金の対処法を紹介しましたが、あらかじめ支払いを最小限におさえる予防策もあります。
例えば、以下のようなルールを決めておくことです。
・家賃や生活費は均等になるように折半する
・結婚資金を毎月貯め、そのお金は入籍するまで使わない
・退去費用が発生したら折半して支払う
ポイントは「どんな支払いも均等になるように折半すること」。
すべて均等になるように分けておけば、同棲解消になったときに「今まで俺(私)が多く支払ったから返せ!」などといわれることは少なくなります。
また「結婚資金」という目的で協力しながら貯金しておくと、いざというときにお金に困ることがありません。
同棲解消には他にも「これまでの生活費の返却を求められた」「お金の貸し借りがあった」など、金銭トラブルが起きやすいです。代表的な金銭トラブルと予防策について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
同棲をスタートするにあたって加入しておきたい保険
ここまで同棲解消にあたる保険やお金について解説しましたが、保険は同棲をスタートするときの方が重要となります。
同棲で必要な保険は、主に以下の2つ。
・火災保険
・家具家電の保険(保証)
火災保険は賃貸マンションを契約するときに、自動的に入ることがほとんど。「決められている保険に入らなければいけない」と感じている人が多いですが、実は自分で決めた保険に加入しても問題ありません。
火災保険への加入義務とおすすめの保険について、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
まとめ 同棲解消に保険は活用できなくても、対処法で出費にそなえることはできる!
今回は、同棲解消に保険が使えるのかどうか解説しました。
基本的に、同棲解消に保険を活用することはできません。以前は「同棲解消ホケン」というプログラムがありましたが、現在はサービスが停止されています。
しかし以下の対処法によって、保険なしでも同棲解消にかかる費用をおさえることは可能です。
・クリーニング代は敷金から支払えないか不動産会社に聞いてみる
・家具家電は同額になるように分ける
・結婚資金を貯めていればそこから支払う
また出費をおさえる予防策やルールとして、以下の3つも紹介しました。
・家賃や生活費は均等になるように折半する
・結婚資金を毎月貯め、そのお金は入籍するまで使わない
・退去費用が発生したら折半して支払う
今回の記事を参考に、保険なしでも同棲解消に必要な出費をおさえていきましょう。
また同棲解消では、円満に解消できずにトラブルに発展することもあります。そして相手から慰謝料を請求されることも少なくありません。
慰謝料の支払いについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。