どうも、こんにちは。中原です。今日は岡山県倉敷市にあるシェアハウス「有鄰庵」を紹介したいと思います。有鄰庵は、シェアハウスやゲストハウス、そしてカフェまで運営されています。
この有鄰庵のある場所は、倉敷市の美観地区という観光地の中にあります。この美観地区、めっちゃいいですよ。
この美観地区は、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されている場所でもあります。写真をみてもらったらわかると思うんですが、町並みがマジで綺麗です。美観地区は、江戸時代から明治時代にかけての町並みが残っています。
そして、美観地区には大原美術館というものがあります。この美術館は、倉敷を基盤に幅広く活躍した事業家大原孫三郎という方が建てた日本で最初の西洋美術館であるということなんです!!!!!!!!!!!!これは凄い!!!!!!!!!
また、さらに凄いのが、この大原美術館ではピカソなどの今では有名な画家の絵などが、有名になる前から展示されているということなのです。しかも、それを80年も続けているということ。これはマジで凄いと思います。
この美術館を作った大原さん、並びにこの倉敷に住んでいる人たちには先見の目があるのかもしれません。
要は、日本で芸術の最先端を行っている街ということです。
この倉敷は、歴史的に重要な作品あるため、戦争中の爆弾が落とされなかったという逸話もあるそうです。倉敷はアートによって守られた街であるということ。そんだけ、芸術と関わりの深い倉敷の美観地区でシェアハウスを運営する中村 功芳さんにお話を聞いてきました。
まずは、有鄰庵が運営しているシェアハウスの二軒の内観はこちらです。まずは、一軒目の『洗濯船』というシェアハウスから。
そして、次の2軒目は「LIFE&TIME」というシェアハウスです。
なぜシェアハウスをしようと思ったのですか?
倉敷には、京都などの観光地と違って芸術などのクリエイティブな人にとっていい発想が出てくる街だと思います。ほかにも倉敷の人達は、有名になる前のアーティストを見つけてくる能力がずば抜けて高かったり、アーティストやクリエイターを育てるのに生きがいを感じている人が多く、若い力を伸ばす伝統と歴史があります。
そのため、クリエティブな人が集まってくる場所作りをしたいと思いシェアハウスに至りました。
シェアハウスをするに当たって苦労したことはなんですか?
苦労したことは、住む人の満足度を上げることです。例えば、沖縄に行きたい人が倉敷に来てもピンと来ないと思います。そのため、ホントに倉敷の良さに共感してもらえる人に来てもらえるようにフィルターをかけないといけません。たくさんの人の来てもらいたいわけでなくて、倉敷の魅力に触れることによって豊かになる人に来て欲しいと思っています。訪れた人との不一致を出来るだけ無くすのにとても苦労しましたし、今でも注意しているところでもあります。
ただその結果、最近では「喜んでもらえる人はこんな人なんだな。」というのがなんとなく分かって来たことです。
ここのシェアハウスの良さは何ですか?
ここのシェアハウスの良さは、街の人なんかが有鄰庵の名前を言うと色々教えてくれたり、おもてなしをしてくれます。街ごと家族というというか、街ごと庭みたいな感じです。例えば、温泉に行ったら温泉の人に「あんた有鄰庵やろ?」と話かけられたり、おでん屋のおじいちゃんにも色々話かけられたりと、街の人達が大切に、まるで自分の子供のように接してくれます。
また、大原美術館がすぐそこにあります。そして、有鄰庵のメンバーがたまに招待されることがあります。これって将来楽しみにしてくれてるっていう証拠だと思うんです。だから、僕たちもただ住むだけの場所にしたくないと思っています。例えば、「僕は文学家になりたい」とか、「私は絵で食べて行きたい」とかそういう人たちが一人ずつ入っていって、そこで自分を磨き、豊かになり、それを将来世界に分け与えるようなところになって欲しいと思っています。
このシェアハウスをどんなところにして行きたいと思っていますか?
有鄰庵に住んでから芸術の分野で活躍している人達が出て来ています。そして、そんな風に好きなことをとことん追求してくれる人が住んでくれて、その人達の夢が叶うような場所になっていって欲しいと思っています。
以上が、倉敷の美観地区にあるシェアハウス有鄰庵でした。この二軒とも美観地区が庭レベルで、景観や雰囲気を楽しめます。僕のオススメは夜です。ここってホントに観光地なの?ってくらい人がいなくなり、とても静かで癒されます。
アーティストやクリエイターの人にとっては最適な場所だと思います。是非、足を運んでみてみてください。