どうも、お久しぶりです。中原です。最近は色々とてんやわんやでマホロバマガジンの更新ができておりませんでした。これからは、定期的にマホロバマガジンの更新を行っていきます。
今回は、「2014年版全国のシェアハウスの市場データについて!!」というテーマにしました。今までは2013年のデータが一番新しかったのですが、更新されたデータが出てきていましたのでご紹介したいと思います。
シェアハウスはまだまだ過渡期の部分があり、2013年には国土交通省がシェアハウスは、建築基準法上の「寄宿舎」に該当するとの見解を示したことがありました。しかし、それから色々変わり、規制緩和の動きなども出てきています。
このように、シェアハウスという新たな居住形態が世間に浸透するにつれ、関連する法制度が大きく見直される中で、東京を含む大都市だけでなく、全国的にシェアハウスの立地が広がりつつあります。
東京を含む大都市はシェアハウスには、家賃や入居費用を安く抑えて利便性の高いエリアに住むことができるとのメリットを感じる入居者も少なくありませんが、それ以外の地方都市は一人暮らし向けの家賃水準が低く、居住費用の低さではなく、他の入居者との交流や、さまざまなライフスタイルに応じた物件のコンセプトが入居者を惹きつける魅力となっているところもあります。
東京都のシェアハウスの立地状況について
東京都のシェアハウスの立地状況は、上の図のようになっています。人が集まる渋谷・新宿またはその場所に出やすい場所にシェアハウスが多くある傾向が見受けられます。
また、台東区や豊島区ではシェアハウス事業を行うために借りる物件の賃料も安いため比較的シェアハウスの数が多く、乱立している傾向があります。ただ、都心から離れると10件以下しかないところもあります。まだまだシェアする生活が根付いていないのかなと感じる図でもあります。
ポータルサイトの新規登録物件の立地地域別の物件規模の構成比
上の図は、ポータルサイトの新規登録物件の立地地域別の物件規模の構成比を現しています。全体的には、10人未満の規模のシェアハウスが多く目立つのに対して、千葉は極端に10人未満の規模のシェアハウスが多く、大阪では10〜20人規模のシェアハウスが多くあるのがわかります。
シェアハウスは基本的に一戸建てを借り上げて、サブリースを行うのが一般的なので10人未満のシェアハウスが多くなるのは当然だと思います。またそれ以上に大きい物件を探すのはなかなか難しいのが現状です。人数が多いシェアハウスをするには、以前どこかの寮として使われていたか、社宅として使われているような物件でないと、人数が多いシェアハウスはできないと思います。
新規物件の居室の傾向
上の図は、新規物件の居室タイプ傾向を表している図になります。8割弱が個室タイプを提供しており、ドミトリー(相部屋)を提供しているところはとても少ないです。ただ、東京だけはドミトリータイプが3割ほどあり、ほかの地域より群を抜いて多いのがわかります。
これに関しては、僕が思うこととして、東京の家賃はほんとにビックリするくらい高いのでドミトリーのようにとても安く住みたい層がいるということです。ちなみに東京都心のドミトリーの家賃は大体4万円ほどが相場な感じがします。地方で4万円と聞くと普通にいい部屋に住めるのですが、東京だとそれだけの差が出てしまいます。
あと、もう一つ僕が思うこととして、先ほども申し上げたのですが東京の家賃はとても高いです。それに対してシェアハウス事業はサブリースで行う人がとても多くいます。なので、シェアハウス事業者としても出来るだけ収益を高めるためドミトリータイプを作っていると思います。この二つの要因があり、東京のドミトリーが極端に多いと思います。また、地方ではドミトリーに入らなくても安い物件があるため、ニーズがあまりないと思います。地方のニーズは、生活コストよりも生活の質の向上を見て選んでいる人が多いのではないかと思います。
以上。今日の僕のレポートはここで終わりにしたいと思います。