どうも、こんにちは。中原です。最近、自分たちのところにも「シェアハウスをやりたいんですが、、」っていう方が多数来ます。熊本県でもようやく、シェアハウスが増えて行くのだろうと、肌で感じています。
ということで、今日は「シェアハウスが社会的な課題を解決!シェアハウスの社会的な意義とは?」という感じのタイトルにしました。去年終了したテラスハウスの影響で、シェアハウスと聞くと若い人がキャピキャピしていて、楽しんでいるという印象を持っている人も大多数いるみたいですが、シェアハウスが広まると社会的に意味があるんですよねー。
シェアハウスの社会的な役割
以前こんな記事を書きました。→脱法ハウスとシェアハウス規制と寄宿舎について
この記事では脱法ハウスのことや、シェアハウス規制についてのこと書いています。
脱法ハウスとは:貸事務所や貸倉庫として届けられているが、実際は2~3畳に仕切られた小スペースが住居用として貸し出されているシェアハウス。保証人や敷金・礼金が不要、賃料が格安、都心に近いなどのメリットがあるが、窓や防火器具がなく、避難路も確保されていない施設が多く、建築基準法・消防法・建築関連条例などで住居用施設としての違法性が強い。
ただ、都心部にある脱法ハウスはネカフェでしか過ごせないホームレスの救済的な役割を果たしているという現実があります。
失業等によりアパートを借りることもできない生活困窮者にとって、たとえ劣悪な環境であっても家賃が安く、初期費用のかからないシェアハウスを“住居”とすることは、住所不定のホームレスから脱出する唯一の手段でもあるのも事実です。なので、取り締まりを強化するだけでなく、そうした人々を路上に 追い込まないための受け皿は社会として必要なことでもあると思います。
また、それと合わせて、こんな記事もありました。(→社会における「時限爆弾」:低所得ゆえに親元を出られない若者が増加している)今は、お金を持っている若者は少ないということなんですね。また、日本では非正規雇用の数もどんどん増えていて、2015年では50%を切るとか、切らないとか、、、まーそんな感じで、日本では格差が広がっていっているのは事実だと思います。
空き家の問題
このマホロバマガジンでも何回か、空き家の記事は寄稿しました。
→価値のない新築住宅を作りすぎ!!空き家がますます増える原因に!!
などなどです。簡単にざっくり言うと、人口が減っているのに対して、新しい家を建てすぎた!っているのが原因です。そのせいで今は空き家の問題が社会問題化しています。2035年には2,000万戸近くが空き家になると推測されています。しかし、シェアハウスが、この空き家の再活用の有効な手段にもなっているという事実もあります。
社会課題解決型シェアハウス事例
このように、貧困層の受け皿としてシェアハウスがあったり、空き家の再活用としてシェアハウスが使えるなど、シェアハウスは案外役に立つということです。また、それとは別にシングルマザー向けのシェアハウスや、多世代共同生活ができるシェアハウスなどもあり、様々な社会問題をシェアハウスを通じて、解決している事例も出てきています。
まずは、こちらです。
このペアレンティグホームは、日本で初めてのシングルマザー専用のシェアハウスです。やはり、一人親での子育てはいろいろと悩むところも多いようで、こういった形で同じ境遇の人達を集めることによって、お互いの悩みを共有し、助け合うことができます。
次が、障害がある人もない人も安心して暮らせる「ぱれっとの家」というシェアハウスです。→http://ikotto.npo-palette.or.jp/
このシェアハウスは特定非営利活動法人ぱれっとが運営するシェアハウスで、障害者が自立して生活する一歩を踏み出すため必要なサポートとは、同じ家に共に暮らす「人」がいることだという考えからこのようなシェアハウスに至っているみたいです。
このように、シェアハウスによって世の中の社会問題が解決できる可能性ってかなりあります。また、単身高齢者向けのシェアハウスなんかもあります。まだまだ、シェアハウス事業にはいろいろな可能性があるような感じがします。以上。中原でした。