「家賃の安いシェアハウスは魅力的だけれど、大丈夫なのかな……」
と悩む人は多いのではないでしょうか。
シェアハウスの家賃は平均3〜5万円ですが、ごく稀に「家賃1万円!」などの激安シェアハウスを見かけます。実はこのような激安シェアハウスは魅力的に感じる反面、以下のような落とし穴もあります。
・脱法ハウスといわれる適当な構造や設計
・せますぎる部屋
・不便や立地や不十分な設備
これらは詐欺の可能性もあり、入居はおすすめできません。家賃が少し高くても、ある程度の広さや設備がそなわっているシェアハウスに住む方が、安全で快適な生活を送ることが可能です。
そこで今回は、
・激安シェアハウスの特徴3つ
・激安シェアハウスに住むリスクや危険性
・詐欺の可能性も考えておくべき理由
・安全なシェアハウスの特徴や探し方
・ひだまりにある低価格のシェアハウス
を順に解説します。
今回の記事を読むことで、違法性のないシェアハウスの見分け方を知ることが可能です。
まずは激安シェアハウスの特徴から見ていきましょう!
激安シェアハウスの落とし穴に注意!その特徴とは?
物件を探していると、東京都内なのに家賃が1万〜2万円など驚くほど安いシェアハウスを見かけることはないでしょうか。このような激安シェアハウスには、以下のような特徴があります。
・適当な構造の脱法ハウス
・せますぎる部屋
・問題のある立地や設備
脱法ハウスはそもそも法律に違反しているため、入居はおすすめできません。またせまい個室や不十分な設備で、快適な生活が送れないこともあります。
次でこれらの具体的な特徴や、入居をおすすめできない理由を解説しますね。
激安シェアハウスの特徴1:脱法ハウスといわれるほど適当な作り
「脱法ハウス(違法ハウス)」とは、法律に沿って運営されていないシェアハウスです。主に賃貸マンションに多く、一人暮らし用の部屋をムリに仕切ってより多くの人が住めるようにしていることが多いです。
例えば、
・一人暮らし用のマンションを買い取ってリフォームし、せまい個室を何個も作る
・2〜3人で住むマンションに仕切りを作って、部屋数を増やす
・人が住んでいるのにレンタルオフィスとして申告し、消防法などに違反している
など。
違法な物件で本来は人が住めないため、入居自体も法律に違反してしまう可能性が少なくありません。
また契約したときに申請した以上の人が勝手に住むことは、契約違反です。そもそもマンションの勝手な改造は、法律で認められていません。
通常の家賃をより多くの人数で分けるぶん安くはなりますが、運営方法に問題があるためトラブルに巻き込まれる可能性も。
一人暮らし用やファミリー向けマンションを無理に仕切っているシェアハウスへの入居は、基本的に控えた方が安心です。
激安シェアハウスの特徴2:ベッド1台分のせまい個室
激安シェアハウスといえば、ドミトリーのような複数人での相部屋のイメージがあるのではないでしょうか。近年は激安でも個室を利用できるシェアハウスが増えていますが、激安シェアハウスはベッド1台分のカプセルホテルのようなところが多いです。
というのも激安シェアハウスは、入居人数が多いことも特徴です。より多くの人数が入居できますが、人数が多いと広い個室を作ることはできません。
結果的に、ベッド1台分や2〜3畳しかない部屋しか用意できないのです。
カプセルホテルのような個室はたまに宿泊する程度なら楽しめますが、毎日となると部屋のせまさに耐えられません。
また東京都内の激安シェアハウスは2〜3畳の部屋で家賃が3万〜4万円と、それほど安くないことも。値段と部屋の広さが比例しておらず、これなら格安の賃貸マンションに住む方がまだマシといえます。
激安シェアハウスの特徴3:不便な立地や不十分な設備
シェアハウスでもマンションでも、駅に近い立地やきれいな設備があると家賃は高くなります。激安シェアハウスはわざと不便な立地や不十分な設備にすることで、家賃を低価格におさえて集客することも少なくありません。
立地が悪いと、土地の値段も低価格になります。しかし移動に時間がかかる、コンビニがないなど、生活に不便を感じることが多いです。
さらにはあえて家具家電などの設備を不十分にすることで、家賃を下げるシェアハウスも。安く住めても「洗濯機がない」「キッチンで自炊ができない」など、シェアハウス本来の魅力を感じられません。
人によっては気にならない場合もありますが、家事や買い物の負担が増えて余計な時間を浪費することになります。
激安シェアハウスに入居するリスク
ここまで激安シェアハウスの特徴をお伝えしましたが、何度も言うようにこのような物件への入居はおすすめできません。その理由のひとつに、激安シェアハウスへの入居は以下のリスクがあるからです。
・自分の部屋に窓がないため、火災が発生したときに逃げ遅れる可能性がある
・部屋に簡易的なカギしか付いておらず、盗難などの被害に遭う
・違法物件に住んでいたことで警察などから事情聴取を受ける
激安シェアハウスのほとんどの個室には、窓がありません。また板壁などは燃えやすく、そもそも火災のリスクが高いことも。火災が発生したときに窓がないので逃げられず、ケガをする可能性もあります。
またシェアハウスが違法と認識されて運営者が逮捕された場合、入居者に「話を聞かせてほしい」といわれることもあります。
自分は何も悪いことをしていないのに、トラブルに巻き込まれることになるのです。
上記のようなリスクが高いことから、家賃が安くても激安シェアハウスへの入居はおすすめできません。
激安シェアハウスは詐欺の可能性もあり!
ここまで激安シェアハウスのさまざまなリスクをお伝えしましたが、それ以前に詐欺の可能性もあることを知っておきましょう。
シェアハウスの中でも安い家賃を提示すると多くの問い合わせが入り、入居の可能性も高まりますよね。しかし初期費用を前払いさせたところで連絡が取れなくなる、家賃の前払いに応じたら連絡が取れなくなったなど、運営会社そのものが詐欺の可能性もあるのです。
具体的には、以下のような管理会社や物件に注意してください。
・物件の見学を断る
・管理会社のホームページがない
・初期費用の支払いを急ぐようにいわれる
激安シェアハウスは部屋や設備に問題があるため、見学をさせてくれないことも多いです。また管理会社の窓口であるホームページがないと、そもそも存在しない会社の可能性もあります。
どんな会社が運営しているのか、できるだけ多くの情報を集めたうえで入居するのがおすすめです。
家賃が高くても設備の充実したシェアハウスへ入居するのが安心
ここまで激安シェアハウスは家賃が安いことが魅力的なものの、トラブルに巻き込まれる可能性があることをお伝えしました。トラブルや事件に巻き込まれることを防ぐには、少し高くてもきちんとお金を出して違法性のない物件に住みましょう。
違法性のないシェアハウスとは、例えば、
・運営会社のホームページがあり、物件の写真が掲載されている
・シェアハウスの見学ができるうえに、質問や疑問に快く答えてくれる
・メールや電話の対応スピードが早い
などです。
しっかりしているシェアハウスほど、対応も早くて真撃なことが多いです。
少しでも疑問を感じたら運営会社について調べてみることで、トラブルは防げるはずです。
安全なシェアハウスの探し方
安全なシェアハウスを探しているときは、以下の方法で検索してみましょう。
・シェアハウスのポータルサイト
・運営会社のホームページや物件情報
シェアハウスのポータルサイトとは、全国のシェアハウス情報をまとめて掲載しているサイトのこと。専門の会社が取材したうえで情報を掲載していることが多いため、安心です。
また運営会社のホームページから直接連絡してみるのもおすすめ。担当スタッフと直接やり取りすることになるので、対応などをチェックできます。
シェアハウスを検索できるサイトについて、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
ここまで安全なシェアハウスについてお伝えしました。
ひだまりでも快適に過ごせる環境を提供しており、中には相場より低価格のシェアハウスも少なくありません。
そこで次は、ひだまりにある家賃が低価格のおすすめシェアハウスを紹介します。
ひだまりにある家賃が安めのおすすめシェアハウス3つ
ひだまりからは、以下3つのシェアハウスをおすすめします。
(1)荻窪【東京】
1つ目に紹介するのは、東京の杉並区にあるシェアハウス「荻窪」です。
荻窪の家賃は3万2,000〜5万2,000円。部屋の設備や広さによって変わるので、自分の予算や条件に合わせて選ぶことが可能です。
人数も最大5人となじみやすい小規模なので、シェアメイトとしっかり関わりたい人は検討してみてください。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:3万2,000〜5万2,000円+1万2,000円
・部屋数:5室
・住人の数:最大5人
・最寄り駅:JR中央・総武線「荻窪駅」
・おすすめする人の特徴:条件に合わせて部屋を選びたい人
(2)越谷レイクタウン【埼玉】
2つ目に紹介するのは、埼玉県草加市にあるシェアハウス「越谷レイクタウン」です。
越谷レイクタウンの家賃は、2万8,000〜3万8,000円。またシェアホストのいる物件のため、月2万5,000円の追加で朝食と夕食を用意してもらうことも可能です。
3万円台で個室に住めるシェアハウスはなかなかありません。困ったときはシェアホストに相談などもできるため、初めてのシェアハウス生活でも安心です。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:2万8,000〜3万8,000円+1万5,000円
・部屋数:5室
・住人の数:最大5人
・最寄り駅:JR武蔵野線「越谷レイクタウン駅」、東武スカリツリーライン「新田駅」
・おすすめする人の特徴:初めてシェアハウスに住む人、低価格の個室を探している人
(3)弘明寺【横浜】
3つ目に紹介するのは、神奈川県の横浜市にあるシェアハウス「弘明寺」です。
弘明寺の家賃は4万円台。シェアハウスの平均家賃(5万5,000円)より安いにも関わらず、平均6帖の部屋を利用できます。
街が下町で物価も安いため、生活費もおさえられるでしょう。
【物件の詳細】
・家賃+共益費:4万3,000円+1万2,000円
・部屋数:8室
・住人の数:最大8人
・最寄り駅:京急本線「弘明寺駅」
・おすすめする人の特徴:家賃や食費など生活費を節約したい人
まとめ 激安シェアハウスへの入居は、一旦立ち止まってリスクを考えてみよう
今回は、激安シェアハウスについて解説しました。
おさらいすると、あまりにも家賃が安すぎるシェアハウスには以下3つの特徴があります。
・脱法ハウスといわれる適当な構造や設計
・ベッド1台分のせますぎる部屋
・立地や設備が不十分
安いことも大きな魅力ですが、トラブルに巻き込まれては意味がありません。少し高いお金を出してでも、きちんと運営されているシェアハウスで安全な生活を送りましょう。
ひだまりの中では、以下の3つのシェアハウスがおすすめです。
・荻窪【東京】
・越谷レイクタウン【埼玉】
・弘明寺【横浜】
またその他にも、家賃の安いシェアハウスを以下で紹介していますので、参考にしてみてください。