
シェアハウスのような他人との共同生活で、「プライバシーは守られるのか?」と、気になっている方も多いのではないでしょうか?
シェアハウスでもプライバシーを重視したい場合は、個室を選べば安心です。また、プライバシーを守るための対策を知っておけば、住み始めてから悩むこともありません。
今回は、シェアハウスでプライバシーを守るために個室を借りるべき理由や3つの対策、プライバシーがない場合に感じるストレス例などをご紹介します。
プライバシー重視の人は個室を借りよう
シェアハウスでは、プライバシーを確保することはもちろん可能です。ただし、物件を借りるときに、個室を選ぶ必要があります。
シェアハウスには、個室とドミトリーの2種類の部屋があります。ドミトリーは、二段ベッドをいくつか置いた部屋に、複数人で住む部屋のことです。元々、海外のゲストハウスで一般的だったスタイルが日本のゲストハウスに広まり、シェアハウスでも取り入れられるようになりました。
ドミトリーは、他の住人と同じ部屋で寝ます。そのため、1人1部屋の個室よりプライベートな時間はありません。また、常に誰かと一緒にいるために、プライバシーが完全に守られることも難しいです。そのため、プライバシーの確保には個室を借りる必要があります。
もしもプライバシーがなければ感じるストレス
もしもドミトリーで、「プライバシーがない」と感じると、以下のようなストレスを感じるでしょう。
・貴重品の管理に気を使う
・物を置くスペースがせまい
・1人の時間が持てない
ドミトリーでは、自分のスペースにカギをかけることはできません。カギ付きロッカーが支給される物件もありますが、常に貴重品の管理は自己責任です。また、物を置くスペースも広く確保することは難しく、完全に1人になることも難しいため、「1人の時間が持てない」と感じることも多いようです。
プライバシーを守るためにするべき3つのこと
プライバシーを確保したい場合は、ドミトリーよりも個室を借りましょう。ただ個室を借りるだけでなく、以下の3つに気をつけると、プライバシーがしっかりと守られます。
・見学時に個室の位置をチェック
・生活スタイルや価値観のちがいを理解しておく
・人を呼ぶときは事前連絡をする
それぞれの理由を、次のトピックから解説します。
見学時に個室の位置をチェックする
物件の見学時に、個室の位置を確認しておきましょう。人がよく通る場所だと、部屋の中が見えてしまうこともあります。
シェアハウスの部屋によって、人通りが多いところ、出入り口に近いところ、端っこと位置が異なります。出入り口に近いと、人通りが多くバタバタと音がよく聞こえます。また、ドアを開けているときに部屋の中が見えてしまい、プライバシーを完全に守ることは難しいです。
見学時に、自分の希望する部屋はどんなところに位置するのか、確認しておきましょう。なるべく奥にある端っこの部屋を選ぶと、ストレスも少ないです。
生活や価値観のちがいを理解しておく
シェアハウスの住人同士であっても、生活スタイルや価値観は異なります。すべて同じ考えの人はいないと理解しておきましょう。
共有スペースやドミトリーで私物を置いておくと、勝手に使われる、持っていかれることもシェアハウスによっては起こります。スマホなど、プライベートな情報がつまった物を持っていかれては、プライバシーの侵害につながります。
また、私物の貸し借りであっても、聞けば貸しても良いと思っている人、そもそも貸したくない人など、考え方はさまざまです。ちがいを理解しつつ、他人の物は勝手に使わない、さわらないといったことを徹底しましょう。
人を呼ぶときは事前連絡を
シェアハウスに友人や家族を呼ぶ際は、事前に他の住人に知らせましょう。知らない他人が家にいると、驚かせてしまいます。
シェアハウスでは、来客がOKな物件も多いです。しかし、承諾されているとはいえ、家は住人全員のものです。勝手に呼んで、友人と住人が知らぬ間に遭遇しては、驚かせてしまいます。それだけでなく、友人が住人以外が入ってはいけないスペースに入ってしまうというように、問題も起こりかねません。
そのため、事前に住人には「○月○日に友人がきます」と知らせ、友人には他人が入っても良いスペースを教えるというように、対策をしておきましょう。
プライバシー重視のソーシャルアパートメントもおすすめ
もしも上記の対策を知っても「ちょっと心配だな」と感じた場合は、ソーシャルアパートメントもおすすめです。シェアハウスよりも、プライバシー重視の住み方です。
ソーシャルアパートメントは、マンションのような各個室に洗面所やキッチンがついています。しかし、シェアハウスと同じリビングやキッチンのような共有スペースもあり、自分が来たいときに共有スペースを利用することができます。
反対に、1人になりたいときは個室にこもれば良いので、無理に他人と関わる必要がありません。また、個室はマンションと同じような部屋でカギもついているため、プライバシーは完全に守られます。
ただし、シェアハウスよりは家賃は高くなり、自分からコミュニケーションを取らない限り、住人との交流も少なくなってしまいます。2つを比べながら、自分に合った住み方を選びましょう。
まとめ シェアハウスでは個室を選べばプライバシーは守られる!
シェアハウスでは、プライバシーが守られないと思われがちです。しかし、個室を選べばプライバシーを確保することはできます。また、プライバシーを守って楽しく暮らすためにも、以下の3つは実践してみましょう。
・見学時に個室の位置をチェック
・生活スタイルや価値観のちがいを理解しておく
・人を呼ぶときは事前連絡をする
もしも、このブログを見ても「シェアハウスはきついかも……」と感じた方は、ソーシャルアパートメントもおすすめです。家賃は高くなりますが、シェアハウスよりはプライバシーが尊重される住み方でしょう。
自分に合った方法で、楽しく安全に共同生活を行なっていきましょう。