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新大阪のシェアハウスを運営するけんしさん、ちえさん、まさきさんの3人にインタビューさせていただきました!

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今回は新大阪のシェアハウスを運営するけんしさん、ちえさん、まさきさんの3人にインタビューさせていただきました!

 

なぜ新大阪でシェアハウスを始めることになったのか、どんなシェアハウスにしたいと考えているのか、詳しくお話を聞いていきたいと思います。

 

ーまずは1人ずつ自己紹介をお願いします。名前と年齢、いま取り組んでいることを教えてください。

 

tetuya僕は22歳です。会社では見習いなので、道具を運んだり、見ていろといわれたことを見ていたり……。あとは事務作業などを担当しています。

 

tetuya私はいま40代で、主にホームページなど広報を担当しています。また不動産の方のガイドやレンタルスペース「金沢シェアリングビレッジ」の備品整備などをしています。

 

tetuya不動産石材の事業と、不動産賃貸業をしています。もともと金沢石材組合連合会の会長をしているんです。

 

tetuya「石材組合」っていう、金沢城とかお城を作るところがあるんです。

 

ーきわめて職人的な仕事ですね。次はシェアハウスを始めようと思ったきっかけをお伺いしたいのですが、ひだまりの僕たちと出会ったのって何年前でしたっけ?

 

tetuyaもうけっこう前、4〜5年前よね。

 

ーそうか、4年前ですね。確かもともとシェアハウスとゲストハウスのどちらを始めるか迷っていらっしゃったところ、僕と出会ってシェアハウスになったんですよね。

 

tetuyaそうそう。不動産の事業ではシェアリングエコノミーに取り組んでいきたい気持ちがあるので、金沢でもレンタルスペースをやっています。以前新宿でシェアハウスを運営していたときもそうですが、大阪のシェアハウスでもまた中原達にお世話になりたいと思っていて。全体の不動産という事業の中でもシェアハウスを押し出してやっていきたいなという思いがあります。その中で若い方々と出会って、新しい知恵やビジネスのヒントをつかみたいっていう気持ちも。

 

元々、長谷川さんたちとは新宿のシェアハウスを一緒にやったことがあり、今回は大阪という場所でシェアハウスをするにあたり、お声かけを再度いただけました。

 

 

ーもともとゲストハウスやシェアハウスっていう言葉は僕と出会う前から知っていたんですか?

 

tetuya tetuya知ってました!

 

tetuya「どんな感じなのかな?」「行ってみたい、見てみたい!」って。「そこで恋愛とかあるのかな?」って考えたり(笑)。楽しそうだなって思っていました。

 
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ー新宿のシェアハウスを始める4年前はまだシェアハウスに住んだことがなかったわけじゃないですか。実際に入居者として経験してみてどうでしたか?

 

tetuyaメンバーの入れ替わりもあったけれど、僕は楽しいことが多かったと思いますね。例えば他の入居者と話してみるだけでも「こういうところ連れてってあげるよ」って連れてってくださったことがあったり。助けてくれることもありました。

 

ーそれが個人的には良い経験だったみたいな?

 

tetuyaそうですね。例えばお仕事の話でも趣味の話でも、こちらから質問すれば教えてくださったので。良い経験だったと思います。

 
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ーなるほど。それが経験として、自分の中で今までとは違う見方があったってことですかね。ちえさんはどうですか?もう年齢的にいうと、だいぶ違うとは思いますけど……。

 

tetuya(笑)なんかしゃべっているときはもう嬉しくて同級生みたいな感じで話すけれど、途中で「歳違ったんや!」とハッと気付くことがありました。あとはやっぱり年齢が違うので説教をしてしまい、嫌がられたこともありましたね。(笑)
 
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ー(笑)でも一緒にカラオケ行って遊んだりもしてたんですよね。

 

tetuya楽しかったです!仕事とは思えないくらいでした。

 

ーではシェアハウスを始める前と実際に始めたときの、イメージの違いってありましたか?例えば「始める前はこういう不安があったけれど、そんなこともなかったな」「これはちょっと違ったかも」とか、良い面も悪い面も両方あるとは思うんですけれど。

 

tetuyatetuyatetuyaうーん。

 

 

tetuya僕はもっとトラブルとかギスギスした空気とかあるのかなって思ってました。実際入居する前はみんな他人なので、、、

でも実際に住んでみると、良い意味でも悪い意味でも大きな変化はなかったと思います。例えば「みんな意外と自分の部屋で過ごすんだな」とか、シェアハウスの中でそれぞれが過ごす場所もルーティーンになってて、この時間にはいつもこの人がいるとか。僕はもう少し変化があるのかなと思っていました。

 

ー変化があるっていうのは?毎日パーティーみたいな感じ?

 

tetuya例えば毎日じゃなくても良いんですけど、たまにみんなで遊びに行こうとかあるのかなって。実際はご飯を食べに行くだけだったので、他にも自然と何かみんなで遊んだりすることがあるのかなって思っていました。自然にそういうのが起きるのかなって。でも実際は誰かのおかげです。

 

ーなるほど。やっぱりそこは距離感とか自然に誘える雰囲気とか、難しいですよね。ちえさんはどうですか?シェアハウスを始める前と始めた後、何か思ったことや感じたことはありますか?

 

tetuyaそうですね、“付き合ってない女性と男性が同じ部屋で、すっぴんで生活する”のは大丈夫なのかなって心配はありました。でも実際にやってみると、全然気になりませんでした。

 

ーじゃあもう気にしすぎだったって感じですか?

 

tetuyaそう。だんだん家族のようになっていったというか(笑)。

 

ー最初は部屋を出るたびに「化粧してないからどうしよう」って言ってましたもんね(笑)。

 

tetuyaそう(笑)。

 
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ーでも確かに、みんな固定観念みたいなものがありますよね。自分たちも男女混合でシェアハウスをやっていると必ず「大丈夫なの?」「なんかあるんじゃないの?」って聞かれます。

 

tetuyaうん、それが心配でした。女の子が危ない目にあったらどうしようとかは思いました。私がいるので大丈夫だろうとは思いましたけどね。

 

ーけんしさんはどうですか?シェアハウスを始める前と始めた後で何か感じたことはありましたか?

 

tetuya初めての経験だったので「非常にすばらしい」と感じる部分と、「もっとこうできたかもしれない」っていう部分がありました。例えばトラブルが起きたときに、私たちチームが異常に「どうしようどうしよう」という感じだったんです。でも今となれば、そういうものもシェアハウスの一面だと割り切っていれば良かったのかなって思います。「ビジネスとして割り切る」「トライアル」という感じかな。そういうものも必要というか、捉え方ですよね。

 

tetuya今となっては勉強になりました。

 

ーまあけっきょくはみんな違いますから、その中でどうしても合わない、ちょっと違う人もいますもんね。

 

tetuyaそれは仕方ないところだと思います。事業所側としては居心地良い空間を提供したいので、1人のために他の人が不快な思いをするのは避けたいです。その度合いがどの程度まで、人に迷惑かけないかという見きわめが必要です。

 
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ーみなさんは以前新宿でシェアハウスを運営されていましたが、そのときの思い出ってありますか?2年くらい運営する中で、毎月飲み会とかやってらっしゃいましたよね。

 

tetuyaうん、あとはカラオケとかも行ってました。毎月ではないけれど、新しいメンバーが入ってくるとお祝いをしたり。

 
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ー2〜3ヶ月に1回やってる感じですよね。ちえさんとまさきさんは特に、みんなと一緒に住んでるからけっこう思い出があるんじゃないですか?

 

tetuya僕はみんなで集まっているその場になんとなくいるのが好きでした。あとは蕎麦屋に一緒に行ったり……。

 

tetuya夜遊んだり、リビングでトランプしたりしたかな。あと入居者の1人がテレビ関係の仕事をしていて、入居中にADからディレクターに昇格したことがあったんです。それがすごい嬉しかったですね。あとはお別れ会が感動的で。娘のように泣きながら……。

 

ー(笑)仲よかったですもんね。

 

tetuyaうん、楽しかったです。シェアハウスからみんな旅立って、出世していってほしかったです。

 
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ーやっぱりシェアハウスで住んでいる人が良い方向にいってくれるのが嬉しい?

 

tetuyaいちばん嬉しいです。でも管理側と入居者が仲良くなりすぎても難しいです。新宿でトラブルがあったのも、ちゃんと線引きできていなかったのがダメだったと思います。

 

ーうん、でも情が湧いちゃいますよね。

 

tetuya仕事じゃなくなってたのかもしれないです、たぶん。

 

ーそれはそれでちえさんたちのやり方の良さだったとは思うんですけどね。逆に大変だったことはありますか?

 

tetuya大変だったこと……盗み食いされた(笑)。

 

tetuyatetuyatetuya(笑)

 
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tetuya冷蔵庫に入れていたものを食べようとしたら、他の人に「食べて良いと思いました!」って食べられていて。それが何回もありました(笑)。

 

ー注意はしてないんですか?

 

tetuyaした(笑)

 

ー(笑)実際なくなるもんなんですかね?犯人は分かってるんですか?

 

tetuyaええ、同じ人でした(笑)。あ!あと「冷蔵の戦い」もありました。

 

ーどういうことですか?

 

tetuya冷蔵庫をきれいに分けたかったんです。それで部屋に冷蔵庫がある人に「あなたは部屋にも冷蔵庫あるからいいでしょ」って言ったらちょっと怒られちゃいました。

 

ー「差別ですか?」みたいな?

 

tetuyaそうそうそう。で、ケンカになっちゃいました(笑)。ほとんど親子ゲンカみたいな感じですね。冷蔵庫問題はなかなか大変でした。

 
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ーじゃあ今回、新大阪で再度シェアハウスを始めるわけですが、ここのシェアハウスはこれからどんな場所にしていきたいですか?

 

tetuyaやっぱり住環境を整備することが効率的な気がしますね。出会いや人間関係も関係するとは思うんですけど、今までの友達とはしない話ができたり教えてくれたり。どうしても仲良くなろうと思いを込めても、つらくなることもあると思うので。

 

ー自分も交えて交流できれば良いけれど、問題が発生したときにその距離感が邪魔しちゃう。だから実際は、その住環境を整えることだけに力を入れようってことですか?

 

tetuya人間関係はどうしようもないところがありますから。まずは住みやすい場所にして、それで各々の好きにしてもらって。

 

tetuyaだからまあ、シンプルにした方が良いんでしょうね。きっと。

 

ーじゃあこれからシェアハウスにどんな人が来て欲しいですか?

 

tetuyaうちの会社に関わってくれるような人材かな?おもしろそうな会社やなって関わってくれる人がいたらいいなあって思います。

 

ーじゃあ最後に、一言ずつどうぞ。

 

tetuyaシェアハウスは共同生活だから、いざこざやトラブルが起こることもあると思います。でもそういうことはあり得るものと感じます。あとは仲良くなるのも、誰かが「こうしたい」とか、自分を出さなかったりするとなにも生まれないなって思います。

 

tetuyaシェアハウスは素晴らしい場所でもあり、気を使う場でもあります。なので良い雰囲気を作っていかなければいけないっていうことは、事業者の役割だと感じています。

 

tetuya私はさっき話したADからディレクターになった子のように、何か夢を持って頑張っている人が来てくれて、旅立ってくれれば良いと思います。

 

ーけんしさん、ちえさん、まさきさん、本日はありがとうございました!

 

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